「切なくて悲しいのになぜか心があたたかくなる」余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。 Haruさんの映画レビュー(感想・評価)
切なくて悲しいのになぜか心があたたかくなる
一瞬のきらめきを残して終わった。
期限つきの恋。
期限つきの命。
切なくて悲しいのに、見終わったあとは心があたたかくなっている不思議。
エゴがどこにもなくて、あったとしてもそれは大切な人を守るための優しいエゴでした。
主演ふたりの美しさやモチーフの絵画とガーベラもあり、ずっと柔らかな水彩画を観ているよう。
特筆すべきは、永瀬廉さんの瞳。すべての感情が、声や表情だけでなく、その瞳の中にも余すところなく表現されていました。
最後に明かされる秘密でもう一度、いや何度も観返したくなる映画。
たくさん泣いて、でもそのあとにほっと優しい気持ちになれます。
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