「生きていると思える場所」余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。 こりんさんの映画レビュー(感想・評価)
生きていると思える場所
余命ものはつらく苦しい圧があるものが多い中、凪の水面のかがやきのような健気な清々しさがあった。主演のみならず、役者二人で向き合い語らうシーンがたくさんあり、そのセリフや双方の目線の交わし方が波紋のように心に入ってきた。ベテランはさることながら若手俳優たちが力みのない自然な表現で魅せてくれていた。永瀬廉は、言葉なくとも秋人の心の声が聴こえるような表情を上手く見せていた。またナレーションが秀逸。
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