余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。のレビュー・感想・評価
全314件中、1~20件目を表示
いつもの余命もの
Netflixで評判のいいドラマということで期待したが、お決まりの展開の余命ものだった。少しはひねりを効かせればいいのに、王道のお涙頂戴ストーリーで途中飽きてくる。しかし、この手の映画の主演の男女はなんでワンパターンのキャラクターなのだろうか。女は天真爛漫に明るく、男の方はちょっと頼りなさげで、決まってよそ行きのやさしい声で話す。
なんでこういう似たような映画を作り続けるのか疑問だったが、もしかして演歌と同じなのかもしれない。演歌は次々に新曲が出るが全部同じに聞こえる。しかし演歌ファンはそれでも新曲に心を揺さぶられ満足する。それと同じで、余命・難病ものというジャンルで似たような映画が今後も作られるのだろう。
生きることを諦めようとしている貴方へ
実はこの作品が配信開始されたばかりの頃、所謂食わず嫌いをしていました。
近年やたらタイトルに「余命」をテーマにした作品が多く、人の命を軽んじているのではないかと嫌な気持ちになったからです。
大前提としてその部分は変わりませんが、生きることの大切さ、命の尊さが儚くも美しく描かれていて、もう何もないと思った最期の時間に彩りが溢れて、二人にとってかけがえのない思い出になった。
そして無理にラブシーンを入れ込まない描写。
そういったところに惹かれました。
どうしてこのレビュータイトルになったのか。
それは自分が生きることを何度も投げ出した人間だからです。
けれどその瞬間にも、生きたくても長く生きることが叶わない人がいて、自分のやっていることがどれだけ愚かな事か思い知らされます。
もちろん様々な事情から苦しい環境に置かれている方々もいますが、生きているってだけで幸せなんですよね。
老いるまでは生きられなかったけれど、二人が最期に幸せそうに笑っていてよかった。
申し分ない最期の恋
永瀬廉くんの演技がどんなかなぁと思いつつも、アイコンの段階から出口夏希ちゃんがあまりに可愛い。
てるてるナース時代の石原さとみみたい。
そして、余命一年と余命半年と聞いて引き算してしまい、では残される廉くんの最期半年はどうなるんだろうと鑑賞。
どこが運が悪い男だよ秋人くん。
優しい両親、避けずに構ってくれる妹、実は両思いな片想い相手、出逢う春奈は猛烈に可愛い、別のクラスの三浦さんからも好かれる。それに相応しい容姿と性格と絵の才能。
だからこそ、余命と春奈と向き合う中で、真っ黒だと思っていた人生が実は鮮やかだったと、足るを知る。
幼い頃から身体が弱く、中学以降病室にずっといる春奈にとっても、秋人と出会った事で、「生きている」時間の尊さに目を向け、現実をいきいきと生きるターニングポイントとなる。
高2の、友達と思い出を作りながら各々の将来を見据えて、人生を切り開くために努力する年齢の時期に、「みんなはこれから大人になり夢を叶えていくけれど、あなただけは人生終了します」と余命宣告される酷は想像に容易い。何をするにも、どうせ、と思って普通。
しかも、自分の余命もあるのに、大好きな春奈が先に死に、残されるとわかっている秋人の苦悩はいかばかりか。春奈を見送った後は早く死にたいと思ってしまいそうだと思ったが、春奈との時間は、かえって秋人に希望をもたらした。
生きたくも生きられない人もいるのだからちゃんと生きないと失礼とか、そういった道徳的な理由ではなく、春奈との時間が楽しくて、春奈に時間を使いたい、春奈といたい、春奈の希望を叶えたい、
でも最初は、秋人が残される人物だと思っていたが、春奈と秋人を見送った綾やクラスメイトがその後の人生に大きく影響を受ける流れ。
登場人物みんな優しく、幼い頃から病室にいる春奈も病気ゆえにか悟っていて、優しさが深い。
こんなに尊い高校生達が、なぜそれぞれ悲しい思いをし、それでも人生を歩まねばならないのか?神様は本当に意地悪だと思う。
前半は、余命がある者の視点では、未来に満ち溢れて見える綾ちゃんだが、最後には、綾ちゃんが先に旅立った者達に想いを馳せ、彼らの想いを汲み、自分の希望だけの未来ではなく、生きたかった者がいることも担ったうえで、ネイリストの夢を叶えて人生を精一杯全うしている。綾ちゃんが思慮深く成長していくところも良かった。
思いっきり伝え合える若い頃の関係性って、お互いが元気でエネルギーに満ち溢れていて人生序盤だから成り立つのかなと気付いた。
もし自分側に余命があったら、未来がある相手にこそどんどんしたい事をして欲しい、夢を叶えて欲しいと思うだろうな。相手に余命があっても、体調が許す限りしたい事全部叶えて欲しいと当然思うだろう。
それは遠慮なのか思いやりなのかわからないけれど、自分より相手を優先させたい優しさは「愛」そのもの。
人生が幕を閉じるのは平均寿命より到底短かったけれど、若いうちに「愛」が成り立つ人間関係をお互いに経験できた春奈と秋人は、幸せも人一倍味わえたのではないかな?
それでも、泣ける
思いやりに溢れた作品
私の亡き母もある時、余命1年と宣告され、人生を振り返りながら鑑賞をしました。
この作品では、家族として、また自分や、友人だったら等、何回観ても色々な感情が湧き、様々な視点で観れる作品でした。切ないだけでなく、温かさと優しさに溢れ、前向きになれました。
永瀬廉さん演じる秋人は、繊細な演技が目を引き、声も優しくて心地よかったです。又、自分より余命の短い春奈の人生に悔いが残らない様に奮闘したり、自らの人生も大切に過ごす役に様々な表情や演技で魅了してくれました。
出口夏希さん演じる春奈は、明るく照らす存在で笑顔が素敵でした。又、自然な涙が凄く綺麗で、優しく健気な役で可愛らしかったです。
キャストさんの全てが自然で優しさに溢れて温かい気持ちになれました。
映像も美しく、監督さん、プロデューサーさん、美術さん、音楽担者さんなど、皆さんの熱量とセンスが凄く良かったです。自然と涙が溢れてしまい感動しました。
人生を大切に生きようと改めて思い、素敵な作品に出逢えて幸せです。
ビックリするくらい泣けました
タイトル以上の内容で生きることの大切さを教えてくれる映画です
何回見ても感動できます!
ただただ辛い映画かと思ったら
余命半年というタイトルからただただ辛い映画かと思っていたら、全然違いました!!!!
最後のオチまでとっても綺麗で。。感動しました。。
病気の映画になってしまうので重いかと思いますが、とっても前向きになりました。
今日生きたら私の勝ち!!!!!!!!
三木監督印の良作でした
余命ネタか・・・と。
予想外に胸を打たれた
全314件中、1~20件目を表示