「同時代の出来事」マリウポリの20日間 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
同時代の出来事
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星を付けるのが、おこがましく感じるが記録しておきたく。
2022年2月24日から20日間の、マリウポリ(英語?ウクライナ語?の発音はマリウポと聞こえた)のドキュメンタリー。日本ではBS世界のドキュメンタリーで既に放送済みだけど、オスカー取ったからなのか劇場公開した様子。
小さい子が怪我して死んで、親は嘆き、道端に遺体が放置されていたり、病院が爆撃されたニュース映像がロシアにフェイクニュースと言われ、粗末な共同墓地に遺体が袋詰めあるいは袋もなく、投げ込まれる(投げ込んだ人は投げたかったわけじゃないってわかってる、悼む間も無くやらねばならなかったんだろう)。家を砲撃されて取り乱して泣く人、空爆、停電、ネットなし、状況わからない、ロシアの戦車、割れたフロントガラスの車で逃げる…
観るのは辛かったけど、観る必要があった。
もっと近くで起きたら、自分の身に起きたら、自分の国がこの映画でロシアがやったことをどこかにやったら…など考えた。
できることは少ないのだけど、以下の私の座右の銘を噛みしめて、学び続けたいと思う。
「今こそ学び、この戦争のような、殺し合い憎しみあう人間の愚かな性を乗り越えた新たな文明をつくるべきです。」
「愚かな行為が人間の性だとしたら、
それを学び、克服することは
人間の使命と言えるのではないでしょうか。」
漫画(アニメ)マスターキートンより 作・浦沢直樹
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