「フェイク画像の時代に投げかける報道の意味と意義」マリウポリの20日間 あさちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
フェイク画像の時代に投げかける報道の意味と意義
想像💭を絶するとはこういう事を指す言葉☝️
観るまでの作品への予測では戦場カメラマンが撮った惨状の記録映像が終始するのだろうと今まで見たことのある類の戦場ドキュメンタリー作品を覚悟して映画館へ
世界中に衝撃を与えた民間人と病院への攻撃の報道をプーチン政権の閣僚達は異口同音にそうした不都合な映像が出るたび、役者を仕立てた西側のフェイク動画だと噴飯ものの抗弁するものの茶の間のTVの前の自分には真相の確かめようもなくすっかりモヤモヤ😶🌫️してしまっていた
圧倒的な勢力で侵攻するロシア軍に包囲され陥落寸前の要衝マリウポリから海外メディア関係者は命からがら1人も残らず脱出するなか、現地人協力者と共に世界でたった独りの居残り取材を決めたAP通信社所属のウクライナ人ジャーナリストのカメラが惨状を写してゆく
爆撃に晒される病院で働く医師に「この惨劇を世界に伝えてくれ」と懇願され、次々と残酷な負傷に苦しみ死んでゆく民間人や埋葬のスクープ映像を捉えてゆく
戦況はますます悪化して通信での映像や記事の電送があっという間に途絶した後、先の国際報道をフェイク画像とするロシア側のふざけた主張を覆すため、撮り溜めた映像を100キロに及ぶロシア軍支配地域を隠し持って届ける以外に道はなく、途中捕まってしまえば事実と共に闇に葬られるのは必定、逆に脅されてプロパガンダに利用される懸念も伝えられる
AIまで活用するフェイク動画が氾濫する時代に投げかける報道の意味と意義を問う本作
自分の目で確かめてもらう以外ない😑
一人でも多くの人に観てもらいたいと
今も震えながら思います
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