【推しの子】 The Final Actのレビュー・感想・評価
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役者陣は頑張っているが…
如何せんストーリーが駆け足過ぎる。しかもカットされたエピソードのほとんどが自分のお気に入りの場面。実写化だから全てを映像化するのが無理なのはわかるし役者陣はとてもいい仕事をしている。となると実写化の企画自体に無理があったと思う。または全く別物として受け入れるか…。自分は割り切れなかった。原作漫画とアニメが素晴らしい出来なのでそのレベルを期待させる方にはオススメ出来ない作品。
原作の改変
自分は漫画、アニメも全て見て不満になってから色んな意味で話題になった実写ドラマ版を恐る恐る見てみたら所、コレは違うものが見れるのでは無いのかと思い見ました
結果、漫画より話が上手く纏まっています。不満も幾分か和らぎました
ただ、映画の前半のドラマで言えば1話のやり直しが長すぎるように感じました。尺が長くてドラマの最終話に繋がるまで1時間ほど掛かりました。少しダレてしまいますが原作のいらない所を大胆に削った事に作品の中にあるノイズが無くなりキャラ同士の掛け合いも変わり、いっそなぜ無かったキャラの心情もあり個人的にはコチラの方が好きだと言えます。
ただ、原作やアニメをしらずドラマから、また、映画からの人には話が少し雑に感じるかも知れます。
ですが、なら、原作読んでみろと言いたいw
アビコ先生になった気分
アマプラのドラマ版は完走済みで鑑賞。
う~~~~~ん。
ラスト、これはないわ。
しりすぼみというか、竜頭蛇尾というか。
原作の表層はなぞっているけど……
あの展開では正当防衛が成立しちゃうから、アクアの選択が意味なくなっちゃうと思うんですよね。
カミキのアイへの執着や怨念みたいなものが軽くなり、ただの異常者になっちゃってるし。
漫画原作やアニメ版で散々で言われていた、映像化あるあるネタである「設定を替える」「似ていても中身が違う」を、その映画でがっつりやっちゃうのって、皮肉というか、監督脚本の無能さが浮き彫りになってしまうというか、『東京ブレイド』稽古観賞時のアビコ先生になった気分を味わいました。
ドラマ同様、キャスティング&ラスト直前までがよかっただけに残念。
映画.comには悪いけど
アイドルの隠し子として産まれた双子の兄妹が、芸能界に身を置きつつ母親を殺した犯人に復讐を誓う話。
原作未読、アニメ未鑑賞で、アマプラドラマを観賞し、話しが飛んだり時系列弄ったりで作りが粗いなと感じつつも、まあ話しの大筋はわかりましたという状況で観賞。
ドラマ版のおさらい+足りないところの補完で概ね1時間という始まりで、いよいよその続きになったけれど、そもそもドラマ版観ていないとチンプンカンプンなつくりなのに、振り返りに時間掛け過ぎ。
その続きの部分は粗いながらもまだみられたけれど、えっ?そんな壮大な肩透かし!?
流石にそれでは終わらなかったけれど、今度は話しの流れも雑ならつくりも雑で、いくら何でもひど過ぎる。
満を持しての二宮君はやっぱり二宮君な演技だし、役どころも何したいの?だし…。
前半部分の尺をガッツリ削ってもう少し作り込むとか出来なかったんですかね。
まあとりあえずは話しを終わらせてくれたのは良かったかな。
前半の展開が後半に活かされているとは思えない
ティーンエイジャーのアイドルの極秘での妊娠・出産、何者かに殺された産婦人科医の「推しの子」への転生、そして主人公と思われたアイドルの突然の死亡と、センセーショナルで意表を突いた前半の展開には引き込まれる。
ところが、主人公がアイドルの双子の子供たちに交代する後半は、物語が混迷を深めて行って取り残される。
そもそも、アイドルが殺された経緯を映画化することが、どうして犯人に復讐することになるのかがよく分からない。
世間に犯人が誰かを推察させることで、彼を社会的に抹殺しようということなのかもしれないが、確たる証拠がないのであれば、それは誹謗中傷に過ぎないし、そんな名誉毀損になりかねないような企画が、すんなり実現するとも思えない。
ましてや、この映画の場合、冒頭で「映画とは、フィクション(嘘)だ」と宣言してしまっているので、その「映画」で犯人を糾弾しようとすること自体が、作品の主張と矛盾しているように思えてしまうのである。
また、「転生」という仕掛けが、うまく活かされているとも思えない。
産婦人科医が生まれ変わったのは、自らと「推し」の復讐のためと説明されているが、別に生まれ変わらなくても、息子だったら母親の仇を討ちたいと普通に思うのではないだろうか?
妹にしても、アイドルに憧れたまま亡くなった少女の生まれ変わりでなくても、母親がアイドルだったという身の上だけで、自然にアイドルを目指したのではないだろうか?
新たな「B小町」のメンバーの3人や、妹と映画の主役の座を争った女優に、個性や魅力が感じられないのも物足りない。
この辺りは、エピソードの描き込み不足や場面のツギハギ感を含めて、ドラマのダイジェスト版としての不完全さが露呈してしまったとしか思えない。
そして、何よりも肩透かしだったのは、アイドルを殺した真犯人のキャラクターで、まったくと言っていいほど共感も同情も納得もできず、「単なる異常者」としか思えなかったのは、残念としか言いようがない。
作品のテーマにしても、「嘘は愛」ということなのかと思っていたら、ラストで、唐突に、「生まれ変わりに頼らずに、今を生きろ」というメッセージが示されて、「えっ、結局、言いたかったのは、そんなことなの?」と、呆気にとられてしまった。
上手くまとめました!
ネタバレ
ドラマで省かれていた原作1巻にあたる箇所に約60分割き、ドラマの続き〜ラストまでを残り60分。
自然な編集で無理なくまとまっています。
その分、有馬とアクアの関係がほぼ描かれず、あかねの役割も少なめとなりました。
そこに割かれるはずの涙は吾郎-さりなのシーンに持っていかれました。
それでも納得のラスト。
自分の中で締めくくれました。
アクアがなぜカミキに追いつけたか
って、5チャンで何度もみたので、、、
ドラマでは、アクアがあかねへのプレゼントにGPSを仕込んでその動向からカミキが真犯人だとわかるという下りがあり
映画では連れ去られたルビーを追う途中でアクアが、一瞬スマホで地図の画面を見るってのがあったような?オイラの脳内補完?
あったとしてもGPSを仕込むシーンがカット?されてて分かり難いですよね
そしてなんでか朝になって斉藤元社長がたどり着くてのも謎w
それとさいとうだらけの件
飛鳥、なぎさ、さいとう夫妻w
やっぱりさいとうで揃えたかったんですかねー
齋藤飛鳥 実際は陰キャなんですよね?
でもちゃんとアイになってたような
原作既読
配信ドラマ視聴済み
アニメはほとんど未視聴
ドラマを完走しないと無理ゲーだが、色々と不思議を抱えたまま終わっている気がする
2024.12.20 イオンシネマ久御山
2024年の日本映画(129分、G)
原作は赤坂サカ&横槍メンゴの漫画『【推しの子】』
Amazon Prime Videoの配信ドラマの最終話
アイの生い立ちとアクア&ルビーの復讐を描いたヒューマンドラマ
監督はスミス
脚本は北川亜矢子
物語の舞台は、都内某所
トップアイドルとして君臨するB小町のアイ(齋藤飛鳥、幼少期:松井彩葉)は、隠し子としてアクア(櫻井海音、幼少期:岩川晴)とルビー(斉藤なぎさ、幼少期:斉藤柚奈)を育ててきた
ようやく夢の舞台に迎えると思った矢先、アイは引越し先を知ったファン(杢代和人)によって殺されてしまう
アクアは何もできなかったことを責め、犯人を探して、復讐しようと考えるようになっていた
一方ルビーは、母親と同じようなトップアイドルを目指し、新生B小町として、子役上がりの有馬かな(原菜乃華)、YouTuberのMEMちょ(あの)と活動を始めていく
その活動が軌道に乗り始めた頃、かなは映画監督との密会現場を撮られてしまう
アクアはB小町を存続させるために、自らがアイの隠し子であることをリークすることになったのである
映画は、ドラマの続編で、主にアイがアクアを産むまでの過去譚と、アクア主導の復讐が描かれていく
そして、その中で二人がアイを推しているファンの転生であることを語り合う
アクアはアイの主治医だった産婦人科医の雨宮(成田凌)であり、ルビーは彼の患者だった少女さりな(稲垣来泉)だった
二人は「推しの子」として再会することになって、それぞれの人生を歩んでいく
だが、狡猾な犯人は奥の手を用意し、それによって、あらぬ事態へと突き進んでいくのである
映画というよりは、ドラマの最終話拡大編という感じになっていて、それまでの総集編も込めた一本の時系列を作っていく流れになっていた
ドラマありきの作品なので、単体で評価することは難しいのだが、映画としての完成度はやや低いと言わざるを得ない
本編ではアイの過去とアクアの計画を描き、真犯人となる人物が登場するのだが、その脚本を作る素になった子ども宛のDVDの中身はほとんど描かれない
特にルビー宛のものは一瞬たりとも映らないので、彼女がオファーを受けるきっかけになった動機そのものが「単なる転生の暴露」になっているのは残念だったように思えた
また、アクアは犯人を特定できる程度に仄めかすことで復讐することを考えるが、ネットの憶測が犯人にダメージを与える可能性は極めて低いように思えた
いずれにせよ、色々と不明瞭な点を残したまま映画は終わっていて、完結しているようで完結していないようにも思える
ラストダイブによってアクアは復讐を遂げたように思えるが、あれだけでは真犯人が死んだのかどうかもわからない
また新生B小町の畳み方がかなり雑で、最後はルビーがソロアイドルとして活動を再開したみたいな感じになっているのも意味不明だったりする
新生B小町を守るために暴露したのに、かなはその思惑も知らずに卒業するし、MEMちょもいつの間にか卒業して結婚していたりする
そんな中でルビーだけはアイドルを続け、ソロ活動で上り詰めたということになるのだが、彼女にそこまでの力があったのかもわからないし、他のメンバーもよろしくやっている的なまとめ方になっているのは微妙だなあと感じた
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