「ぷい!ぷい!MAX!」PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
ぷい!ぷい!MAX!
恥ずかしながらモルカーは今まで触れた事がなく、今作を観る前に爆速で予習してからの鑑賞。
特典はステッカーとソフビマスコットでシークレットの炙りサーモンで笑っちゃいましたジュルリ…
観てる途中も観終わった後も最高に元気が出ました。
自由に駆け回るモルカーたちが可愛くてたまらなかったですし、AIとの共存というテーマを難しすぎず、かといって簡略化しすぎずのちょうどいい塩梅で69分やり切ってくれて面白かったです。
野菜の消費をはじめ本能赴くままに行動するモルカーの代わりを務めるべく生まれたAIモルカーが出回った世界で、モルカーのドッジを探すドライバーと共に冒険に出るといった感じの作品でした。
モルカーたちの表情や動きがとても豊かで、とてとて動いてるところも抜群に可愛いですし、驚いた時にお口ポカーンと開けるところも可愛いですし、AIモルカーたちも意外と感情豊富に走り回ってくれるので面白いですしで癒されっぱなしでした。
寿司モルカーたちが炙られて炙り寿司モルカーに進化するところはもうニヤニヤしっぱなしでした。
シリーズを通じて登場してきたモルカーが色んなところから大集合してきたのも長編ならではのやり方だったのも込みで良かったです。
ドッジのドライバーが「ドッジにしか出せないうんち」を連呼していて面白かったですし、CV:大塚明夫さんなのも拍車をかけてええボイスで何言ってるんですかと笑いっぱなしでした。
ストーリーはAIとの対峙だったり、管理社会において扱われるモルカーたちの描写は柔らかく毒を含んでいてのはまんきゅう監督のゆるかわな作品へのスパイスとしての意外性を生み出していて、今作でも悪役という悪役はいないからこそどう立ち向かって行くのかという視点でも大いに楽しめましたし、終盤の盛り上がるシーンは声を出して盛り上がりたいくらいアニメーションも豪華でしたし、モルカーたちも奮闘していて最高でした。
その後の物語でもモルカーらしい締め方だったのも好印象で終始ニコニコしっぱなしでした。
直前にシリーズを予習したというのもあってフェルトではなくCGで描かれたモルカーは特に違和感なく見る事ができましたし、CGでもフワフワ感はしっかり再現されていて、それでいてアニメーションのクオリティも高く、人間たちの描写はストップモーションで描かれているバランスが絶妙で見応えありました。
エンドロールでのキャスト紹介でつむぎさんが最初に紹介されたり、写真も一緒に流れてきたりとモルモットたちへの愛をドカンと感じられて、エンドロール中もずっとプイプイ言ってるのでホワホワした気分でした。
エンドロール後の情報解禁でガッツポーズしてしまいました。
後発組ではありますが、ここからモルカーにどっぷり浸かっていきたいと思います。プイプイ。
鑑賞日 11/29
鑑賞時間 11:10〜12:30
座席 K-3