「心のどこかで…」季節はこのまま MARさんの映画レビュー(感想・評価)
心のどこかで…
時はコロナ禍。ロックダウン中の片田舎で過ごす兄弟とそのパートナー達の非日常な日常を描いた作品。
序盤からナレーションが続き、美しい風景や自然が画を持たすが…。とにかく神経質な兄とそれにうんざりする弟のやりとり等々、これと言った展開がないまま同じような場面が続き冗長気味…。
まぁ確かに、コロナに関しては個々人で様々な捉え方がありましたよね。かくいうワタクシもエティエンヌよりはポールに近かったかな。
ってゆうか結局コロナ問題って有耶無耶になったまま無かったことになりかけてるような…。。
さておき、それでも2人がヒートアップしだしたあたりから、彼らの置かれた状況や心情にものめり込め出したし、逆に今になって漸くこの話をシリアスすぎない内容の映画にできるようになったんだなと少ししんみり。
エピローグの長ったらしさには若干イライラしたが、最後のカウンセリングでのポールの言葉には色々ハッとさせられたし、難しい状況に置かれた人々の、捉えようによってはコロナ禍あるあるな姿に、少し思い出させるような作品だった。
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