ダホメ
解説
2024年・第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。金熊賞受賞。第37回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映。
2024年製作/68分/フランス・セネガル・ベナン合作
原題または英題:Dahomey
スタッフ・キャスト
- 監督
- マティ・ディオップ
- 製作
- エブ・ロバン
- ジュディス・ルー・レビ
- マティ・ディオップ
- 脚本
- マティ・ディオップ
- 編集
- ガブリエル・ゴンザレス
2024年・第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。金熊賞受賞。第37回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映。
2024年製作/68分/フランス・セネガル・ベナン合作
原題または英題:Dahomey
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フランスの植民地になり7,000点もの芸術品が奪われた
そのうちの26点が返還されるドキュメンタリー
26番目の半人半獣のベハンジン王の木彫りの像の目線で語られる
木箱に詰められ蓋をされ祖国へ
すっかり現代的に変わってしまった祖国だが熱帯の風と空気を肌に感じる
そして返還についての討論会が繰り広げられる
ディズニーを見て育った、自国の文化についてあまり学ぶ機会がなく、奪われたものについてよく知らなかった。
私は奴隷の子孫だと教えられたけれど女性兵士アマゾンの子孫だ。
26点が返還されたことを喜ぶべき?
外交という名の裏取引でやっと7000点のうちの、たった26点が返還というのは侮辱だ。このままでは百年後二百年後にも返還されないだろう。
我々の財産の9割が奪われてしまったというが、それは有象のものだけではないか?無象のものは継承され今も我々のもとにあるのでは?
芸術品のほとんどがブードゥ教に纏わるもの美術館で保管することが正しいのだろうか?そもそも美術館は西洋の文化ではないのか。
白熱した議論が交わされるが永く歴史を見て来た26番は穏やかにそっと見守る
そしてこれからも人々と前を向き歩み続ける
これはディオップの眼差しそのもの
素晴らしいドキュメンタリーでした
どうかこの作品が一般公開され、たくさんの人が鑑賞出来ますように
11/4 読売ホールで16:00からの回がまだ席に余裕があるので是非
東京国際映画祭にて