「「あー、ね。」」NN4444 タランティン・クエンティーノさんの映画レビュー(感想・評価)
「あー、ね。」
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かなり面白かった。
オムニバスなので各作品の短評を書きたいと思います。
「犬」☆4.0
飼われているものの象徴としての"犬"。
会社に鎖で繋がれ、親に鎖で繋がれ、配偶者に鎖で繋がれ…その屈折した抑圧がやがて日常を狂わせていく。「なんかいやーな感じ」を描写するのが上手かったです。個人的には冒頭のレストランのシーンが一番「なんかいやーな感じ」だった。
「Rat Tat Tat」☆3.5
おそらく、流産と不妊のトラウマがテーマか。
話はシンプルだったが演出が良かったので面白く観れた。
「洗浄」☆4.0
4作品の中では最もホラーらしいホラーか。ただ個人的にはブラックコメディとして観ました。
「酒に溺れる」という言葉を文字通り映像にした感。酒を飲まない人が、大酒飲みに苛ついて脳内で酷い目に遭わせたような話。
「VOID」☆5.0
ラストに相応しい素晴らしさ。見事に心を撃ち抜かれました。長編でも見てみたかった。
脚本も演出も演技も音楽もすべて好みでした。細かいセリフのひとつひとつがよく考え抜かれていたので、あの年頃の特有の雰囲気がよく出ていました。
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