このハンバーガー、ピクルス忘れてる。のレビュー・感想・評価
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世界一呼び名の多いモノは
『違う惑星の変な恋人』と同じ世界線、かつ平井亜門に石川瑠華、そして中島歩とくれば新宿まで出張ります。
「マンツーマン恋愛会話劇」のコピー通り、一対一の対話のみでの構成。
この監督の作品は、やけにモノの呼称や言葉の観念についての話題が多い。
内容によっては「分かる」ともなるんだけど、大抵は「でも今じゃない」というズレが可笑しい。
平井亜門は『アルプススタンドのはしの方』で知ったが、こういう抜けたキャラが本当に上手い。
作中ほぼ不機嫌な石川瑠華は、実在感抜群ながら見た目と演技でトガり過ぎない塩梅が絶妙。
中島歩はもう言うまでもないが、終盤の消え入りそうな「えぇ〜…」は最高に情けなくて笑った。
『違う惑星〜』と違い、結果が先に示されていることが多いので展開的な興味は惹きづらいかな。
(それ故のシュールさも面白いのだけど)
先輩とベンジーの話がオチ以外絡んでおらず、一本の作品としての纏まりに欠けるのもやや残念。
ただやっぱり会話は楽しいので、満足感は十分。
集中して観るような大仰さはないが、流し見では楽しみきれないので、やはり劇場で笑いを共有したい作品です。
そういえば、劇中に出てきた映画館に見覚えあるなぁと思っていたら、まさかのジャック&ベティ!
撮影したなら上映してくださいよ。笑
絶妙にズレたリアルさの会話劇が面白い
ドラマ時に見逃して、1週間限定上映!ってことで観てきました☆満席でした。
「違う惑星の変な恋人」と同じ世界線での物語、絶妙にリアルなズレ感の1対1の会話劇で進み、実は繋がって着地する気持ちよさ、やっぱり面白いです☆恋愛ってやっぱり人間の愚かさ面白さが出ますよね。
ただ、せっかく面白いんだけど、冒頭から「おちんちんの呼び名」の話題がけっこう長く、そのあとは下着泥棒の話がまたけっこう長い。どちらの話題も実際男性から振られたら引くし、もっと他の話題で惹きつけて欲しかったです。おちんちん〜下着泥棒の二連続はさすがに…
「違う惑星の変な恋人」でもブラジャーの話をけっこう引っ張っていて、実際部屋で二人きりの時にそんな話されたら気持ち悪いんですよね…しかもけっこうねちっこく長い。そこは監督の好みなのかな。下ネタやめて、とかではなくて、ちょっと長すぎるかなという感じ。全体的に面白いしこの空気感好きすぎるだけに、ちょっと気になったかな。
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