「ラストは「お後がよろしいようで」って感じ」このハンバーガー、ピクルス忘れてる。 ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストは「お後がよろしいようで」って感じ
「違う惑星」のヒットで、昨年地上波放送された30分枠x4回のドラマを映画化したものだそうだ。ドラマ未見だが尺からするとほぼノーカットか。
長回しを多用したダラダラと続く不毛な会話の面白さ、楽しさは「違う惑星」と同様。
本作は「先輩」と彼に関わる二人の女性がメインに展開していく。ただこの二人との関係は三角関係ではなく、過去及び現在の彼女という位置付けで、その時系列をパルプフィクション的に入れ替えて見せているのがキモ。逆に語られている時制がやや判りにくいところもある。
最後のシーンには我らが中島“ダメ男”歩がメインで登場して物語を緩く閉じてくれる。一応伏線回収ではあるが、そんな大層なものではなく、落語で言えばマクラのダジャレを使ってラストを軽くサゲる感じで、作品のテイストにあっていて小気味良い。
お後がよろしいようでってとこね。
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