米露開戦 20XX年:破滅のシナリオのレビュー・感想・評価
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映画ステルスよりはもう少しまともで、結構楽しめます
米露開戦 20XX年:破滅のシナリオ
トムクランシーの軍事スリラー好きならそこそこ楽しめます
2005年の映画ステルスを直近の世界状勢にアップデートしてリメイクしたような映画です
トップマーベリックの続編の雛型になり得る映画です
映画ステルスよりはもう少しまともで、結構楽しめます
しかし、トランプ大統領のウクライナ戦争停戦交渉のニュースが流れる最中で本作をみる観ると、やはり米国は本作の終盤にあるような米露核戦争突入阻止にだけに関心があることがよりはっきりとわかります
ヨーロッパとかウクライナとか、まして日本とかなんてまるで頭にないことが胸に痛みを持って刻まれると思います
これもまたリアリティです
果たしてそれでトップマーベリックの続編を製作したところで大コケするのは間違いなし
正義の味方なんてどこにもいないという身も蓋もない現実を身銭を切って観に行くお人好しはいなくなってることでしょう
序盤米原子力空母の飛行甲板のクルーが黒人女性であるシーンで多様性を本作は支持しますと謳っています
今本作を製作したならば、そんな設定すらキレイサッパリ消えてなくなっているでしよう
ノーラン監督の映画TENETが時間が逆行する危険を訴えていたことが今ならハッキリわかります
ローマ帝国が滅び、暗黒の中世が始まったように、自由世界の文明は滅びアジア的な専制主義的な中世が再び世界を覆う時代がはじまりそうな深い虚無感を感じました
さすがアサイラム
今まさに渦中にあるウクライナ戦争から米ロ開戦に至るのだから恐ろしいほどタイムリーな戦争もの、ただ、過度の期待は禁物、B級映画の総本山アサイラム製作だから総力戦を描くほどの予算は無く前哨戦という感じ。逆に言えば世相の混乱に乗じた米ロ大戦の映画化などメジャーには不謹慎過ぎてアサイラムにしか作れなかった映画でしょう。
未曽有の危機の舞台裏でCIAのおばちゃんが世界を救う大活躍、勿論、第一線のパイロットも活躍、見どころは米ロの最新鋭戦闘機の空中戦、なんと宇宙まで飛躍とはすごいジェット機でしたね。
突っ込みどころはあるものの、どうなるかわからない展開に肝を冷やされました。
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