「音楽好きなら是非/最初の冒頭のシーンはちょっと反則か…(本文参照)」BanG Dream! It's MyGO!!!!! 前編 春の陽だまり、迷い猫 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽好きなら是非/最初の冒頭のシーンはちょっと反則か…(本文参照)
今年348本目(合計1,440本目/今月(2024年9月度)34本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
※ 基本的にアニメ作品は憲法論が絡まない限り見てもレビュー対象外ですが、音楽ネタは好きなので(15までエレクトーンやってた)、これらは感想書き込んでいます。
原作はアニメのようですが、そちらは知らず、それから派生した映画版は何本か見に行っているので、音楽ネタだということは意識して見に行きました。
この作品はその背景に「生きづらさ」や「相手への配慮による表現のしにくさ」といった事柄があり、またそしてその事柄は「マナー」の範囲で必要なものではありますが、それも度が過ぎると自分の意志を表示できません。そういった「どこまで自分の意志を表示したらよいのだろう?」といったことがまだ発展途上にある12~15歳くらいの(最初に小学生パートがある)子であれば男の子でも女の子でもさして変わらないことであり、この映画はたまたま女の子をテーマにとったにすぎません。
その感情の出しにくさといったものを、音楽という一般的に表現しやすくまた理解もされやすいものに昇華していくことは理解できるし、また音楽という文化が身近にあるべき理由の一つでもあろうと思っています(それは書道や美術など、自身の感情を何らか表現できる手段として知られているものはすべてかかる趣旨が妥当する)。
映画は一部に茶化しシーン等はあるといえばありますが、映画のテーマの大半はこうした「感情のつたえにくさ」と「上手、下手で必ずわかる音楽での表現」という2つが対比されているところであり、もう私も当時者(中高)はもう何十年も前ですが、こういった映画も良かったなといったところです。
なお、一部において和音理論などごく初歩の音楽知識(ピアノでもエレクトーンでも)が必要なところがありますので要注意です。
採点に関しては、ちょっと「気になった」点まで書いておきます。
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(減点なし/参考/三角錐の体積は小学校で学習するか)
結論からいうと、習う課程と習わない課程が混在しているのが現状です。
「三角形の面積がいくつで、体積がいくつのとき、その三角錐の体積は?」というのは、映画内では「面積×高さ÷3」とさくっと言っていますが、この「3で割るのはなぜか」を厳密に説明しようとすると、小学生中学生ではギリギリの説明で(だから教科書では発展的な扱いで深くは扱えない)、厳密にやろうとすると高校の微積分が登場します。
ただ、厄介なのはこの手の図形問題は「補助線をうまく引けば解けるもの」と思っている方も多いのですが、この「3で割る理由」を「きちんと」説明するためには補助線を引いているだけでは厳しいです(ギリギリごまかした説明ができても、円錐で同じことを聞かれると理論が破綻する。これらまとめて「「錐の類」の体積は3で割る」ことを知るには高校の微積分の知識が必要)。
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