ナイトスイムのレビュー・感想・評価
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可もなく不可もなく
ジェームズ・ワン✕ジェイソン・ブラムの新作と聞いて小躍りするホラーファンも多いだろうが、本作の鑑賞後にはすっかりそんな気も収まって非常に"浅い"恐怖でひと夏のひんやり体験は終わったのではないか。適度に怖く、適度にまとめられた本作は無難な完成度で、それ以上でもそれ以下でもない、言ってしまえば他作品に埋もれてしまいそうである。主人公がメジャーリーガーで、病のリハビリの為にプール付き物件に住むという形で物語はスタートするのだが、怪現象や死霊の類もプールにしか現れず、プールのシーンになると「何か来る」と身構えてしまうため、怖さが半減してしまったのだろうか。
水中から撮影されたショットは新鮮で良かったが、不穏な空気の中でプールパーティーを開催するなど(不安を煽らない為の手段とも考えられるが)イマイチ日本人には理解の出来ないシーンがある。
そんなこんなで本作には「曰く付き物件に住む人の恐怖感」という雰囲気づくりに必要な要素があまり無いという欠点があり、冒頭からエンドロールまで恐怖のバロメーターは常に「平穏」であった。
ただし、子を守る親の強さというものは丁寧に描いており、それ故の悲しい事実と向き合うシーンにはゾッとさせられた。
日本でも水はあの世とこの世を繋ぐものだとか言われ続けているが、海外でも同じ様に受け入れられているのだろうか。
え、おもろいやん
本作、わりとそこまで評価高いわけでもないし期待せずに見ました、そしたら面白いね、ジェームズワンが関わってるということでなるほどインシディアスや死霊館のプール版と考えれば合点がいく
近年のジェムーズワンは悪魔系に進んでいく傾向があるから今作のような得体の知れない化け物はよかった、怖さはそんなでもないけどね
プールの閉鎖感というか、水の中の怖さというか水の怖さがよくあらわれていてよかった、なおかつ家族愛のちょっとしたドラマもよかった
娘がかわいいのもプラス笑
唯一笑ったのは娘、彼氏とプールでいちゃついて、親帰ってきて裏から逃げるシーンの彼氏の開かない!ってセリフ笑いました
その後すぐ画面切り替わるしそのセリフいる?笑
安定のブラムハウス作品
あまり期待はしていなかったものの
たくさんビビらされましたし、
ブラムハウス作品ホラー映画として
ある意味安心して楽しめました。
恐怖の対象が水ではあるものの、
おそらく水の影響により幻影や幻聴を見聞きする
ので、そのあたりのビジュアルや音響は
そこそこ楽しめました。
幻影の造形は、しょぼいな〜とは思いましたが
それでも製作者の意図通り、ビビりまくりました
から堪能できましたね(笑)
終わり方もなんだかハートウォーミング的に
終わっており、それはそれで鑑賞後感は
よかったですね。
ホラー的な演出、例えばテレビ画面がチラつく等、
なんかあんまりピンとこないんですよねー。
それ、必要!?という客観的な自分もいて、
よく考えると冷めてしまう部分も所々ありました。
でも夏だし、こういう作品でドキドキするのも
たまにはいいかなと思います!
デートムービーにも向いていると思いました。
死霊がゴムい。
液状化ヴェノム
まあ、想像通りだわな笑
めちゃくちゃ普通。予告で全て。ワンパターンで結構序盤から飽きちゃうし、オチもまあそうなるよな、って感じ。プール×ホラーでみんなが思いつくような内容。この前の「インフィニティ・プール」がいかに凝られた脚本だったのか思い知らされる。
というか、そもそも怖くないからホラーじゃないし、かといって家族愛を描いた物語のようにも思えないし、総じて微妙な映画だった。
結局なんだったのか分からん。カメラワークが抜群にいいから、プールに溺れそうになった時はかなり息が詰まったし、水に囲まれた恐怖みたいなのは上手く映せていたと思う。けど、タネが面白くない。ツッコミどころ多すぎる。底知れぬプール。あれ、これってインフィニティ・プールだっけ??野球選手、コミ障、恋愛、引越し疲れ。家族の人物描写を割と細かくしている割には、何にも生かされていなかったからどうもつまらなかった。
午後ロー向き
もったいない。
水からのアングルが怖くてサイコー
期待値激下げで行きましたが、クロールの息継ぎのとことか怖くて良かったですよ。
湧き水とか黒い水とかちゃんと辻褄も合わせにきてるし、「犠牲」とかの特徴的で印象には残るけどさりげない台詞がフラグになってて好印象。
それより親より頼りになる少年がとにかく可愛い。
あとプールがどうこうよりも、パパが過去の栄光にしがみつく系おっさんにならないか心配で仕方なかったです。
ワシそういう話なんかリアルで辛くて嫌いやねん…
肝心のプールですけど、状況に応じて遊び相手になってくれてるやん。
体も好調になるしさあ。
犠牲者出る前に早期退去するなりして、用法用量を守ればサイコーなプール…てことぉ?
……違うか…
ていうかママを除く全ての大人を凌ぐ有能さと優しさを併せ持つ子供たちにおばさんは号泣ですよ。
足引っ張ってた奴らと同居していながらも新しい犠牲者を救うレベッカちゃんにガッツポーズしちゃうよね。
それにお姉ちゃんの危機的状況における判断能力もすげえよね。私がお姉ちゃんだったらパパの中から何か出そうと腹殴る前に頭殴って殺しに行くね。私殺そうとした挙げ句ママの首絞めとるんやで。後頭部かち割っても許されるよね常識的に考えて(ガチギレ)
パパはせめてもの償いにレベッカちゃんと新しい犠牲者を救う仕事に就きなさいね(ガチギレ)
アメリカン・ジャパニーズ・ ホラー
プールにまつわるホラー映画ということで勇んで鑑賞。面白かったですよ。
「あ~落ちるって、ほらぁ、なんで落る?」
って思うシーンで既に映像に気持ちを捕まれてますね。
アメリカンホラーのお約束シーン的な怪人によって体が真っ二つになるとか爆破するとか潰されるとかグロさはありませんよ。
見終わって「NightSwim・ナイトスイム 夜に泳ぐ」と言う題名があまりピンときませんでした。
そのまま「テマガミ」でも良いかもな。
(テマガミについては観てのお楽しみ)
貴方は知らないかもしれませんが貴方の健康で幸福な生活は誰かの犠牲の上に成り立っているのです。そして明日は貴方の番かもしれません。信じるか信じないかは貴方次第です。
その地に憑かれし神のご意思か悪霊の仕業か。
陰陽師なら対抗する事が出来たかもしれない。
Spotter
ジェームズ・ワンとジェイソン・ブラムが製作に入ってるってだけでとりあえず観に行っちゃう人間なので、吸い込まれるように劇場へIN。
プールに潜む怪異(地縛霊的なやつ)に襲われる王道ホラーで、目新しさこそありませんでしたが、無難に楽しめる作品には仕上がっていたと思います。
一方的に襲われる側になるのではなく、自らも怪異に取り憑かれて脅威となる二面性を見せてくれるハイブリッド型なホラーだったのも好印象でした。
この手の作品はどうしても危機に自ら飛び込んで自滅していくスタイルが多くなりがちですが、そこは結構しっかりしていて、プールに近づかなければならない状況になっていたのは違和感を取り除くものとして良かったです。
父親はプールが病気の治療に役立つから、母親は小さい頃から泳いでいたから、娘は水泳部だからとある程度納得できるものになっていました。
息子はわりかし自分から飛び込んでいくタイプでやめとけと思っていましたが、後半はプールの異変にいち早く気づいて行動する姿を観てやるやんってなりました。
割と早い段階でプールに対する違和感が描かれて、水面に浮いてるものを取ろうとしたら吸い込まれたり、誰もいないのに声が聞こえてきたり、排水溝に手を入れたら怪我したりと目に見えてこのプールはヤバいとは思いつつも、父親のために我慢せざるをえないという状況になっていたのは面白かったです。
プールの怪異がめちゃくちゃJホラー味のある感じで、姿を表すまではどんなやつなんだろうと恐怖を駆り立てられていましたが、いざ出てくると割とイメージできる怪異で肩を落としました。
やはりホラーは姿が現れるまでが良し、現れてからは製作陣の腕の見せ所というのが再確認できました。
オトンに取り憑いていってからはシンプルなホラーになっていき、黒いグニャグニャが襲ってくるわ、目から血の涙が溢れ出ちゃうわ、生贄云々が絡んできちゃうわで、内容は濃くなっていくのに面白さは追いついていかない感じは惜しかったです。
めちゃくちゃプール深いしよく息持つなーと違う視点で楽しんでしまうくらいには置いてけぼりにされていました。
オチ自体は含みを持たせつつも、2択に迫られた家族の決断を描くもので良かったと思います。
少し平和すぎるかもなとは思いましたが、これ以上被害を増やしてもどうにもならんだろうし、これはこれでいいかというところに落ち着きました。
今作で現実的な怖さを放っていたのは不動産だったと思います。
事故物件であることは内見の時にも住む前にも報告せず、少し事が起こってきてからポロッと報告されちゃ一家もやってられんよなと思いました。
事故物件と言っておけばこんな事件は起こらなかったのに…というホラーには不必要なたらればが思い浮かんでしまいました。
オーソドックスなホラーで、自宅で見る分には大いに盛り上がれる作品だと思いました。
庭付きプールのある家に住みたいなぁ。
鑑賞日 6/11
鑑賞時間 11:20〜13:10
座席 E-7
ホラーでもスプラッタでもない
ホラーでもスプラッタでもない、
映画「ナイトスイム」は科学に基づいたサイエンスミステリー&ラブ作品である。
物語の中核を担うのは非現実的な存在ではなく、
現実の地球上に存在するかもしれない要素である。
周期表に記載された元素記号や、pH値、酸性アルカリ性といった科学的事実に基づき、
化学式でも簡単に説明可能な存在かもしれない、
そのリアリティが逆に恐怖を引き立てる。
世界中の伝説やお伽話、
日本でも特定の神社に祀られているアレ、
深く結びついているのでは?
と想像させる。
一方、
家族の一人一人が直面する葛藤を丁寧に描きながら、
質の高いミステリーエンターテインメントを展開していく点も見逃せない。
アメリ・フォーファーレの演技も秀逸で、
彼女が今後主役級の女優として成長していくであろう的確な芝居も見所でもある。
【蛇足】
ナオミ・ワッツ主演の『ダークウォーター』と本作は、
そのテーマや雰囲気において類似点が多い。
『ダークウォーター』の元となった日本映画『仄暗い水の底から』の冒頭シーンで、
私も内トラ(スタッフがエキストラに混ざること)として出演しています。
なお、
一般のエキストラのみなさんとの見分け方は、
不必要に顔を隠したり、
横を向きすぎて歩いている人がスタッフであることが多い。
しらんけど
うーん、パンチ不足かな
秘密のプールで秘密のデートだったけど、ジェットコースターはそこまで加速しなかった
2024.6.11 字幕 イオンシネマ京都桂川
2024年のアメリカ映画(98分、G)
プール付きの豪邸にて起こる不可解な出来事に巻き込まれる家族を描いたホラー映画
監督&脚本はブライス・マクガイア
物語の舞台は、アメリカのどこかの郊外の住宅街(ロケ地はカリフォルニア州アルタデナ)
メジャリーガーとして活躍してきたレイ(ワイアット・ラッセル)は、ケガによって現役引退が仄めかされるようになっていた
妻イヴ(ケリー・コンドン)に支えられ、娘イジー(アメリ・ホーファーレ)、息子エリオット(ギャビン・ウォーレン)らと睦まじく過ごしていたレイだったが、本格的に療養を始めるために、郊外に邸宅を借りようと思っていた
不動産屋のケイト(ナンシー・レネハン)からいくつかの物件を見せてもらったものの決め手に欠け、その帰り道に「ある売り物件」を見つけてしまう
購入は視野に入れていなかったが、プール付きの豪邸で値段も手頃だったことから、レイたちはそこに住むことに決めた
物語の冒頭は、この家で起きた事故の様子を描き、そこではレベッカ(Ayazhan)が水難事故に巻き込まれるのだが、その事故物件の概要は次の入居者には伏せられ続けてきた
レイたちもそんなことを知らずに購入し、不動産屋も契約当初もそのことは知らなかった
異変に気付いたのは、イジーが水泳部のローニン(エライジャ・J・ロバーツ)と深夜デートをしていた時で、子どもたちの方が何かを感じ取っていく
レイはプールが自然由来であることを知り、そこでケガの回復が進んでいくことからプールへと固執していく
だが、妻はそのことが逆に不気味に思え、警戒心を強めていくのである
夜に泳いだら何かが見える系のホラーだが、いきなり出てくる腐乱死体のようなノリがワンパターンなのでそこまで怖くはない
それよりも、排水溝に手を突っ込むなどのシーンの方が我が事だと置き換えやすいので、そちらのほうが怖かったように思えた
これまでに数々の家族が犠牲になったのに取り壊しにならないのはアレだが、連鎖を断ち切ろうとして、プールを埋める決断をしたことはよかったのではないだろうか
いずれにせよ、そこまで怖い映画ではなく、ホラー映画としては控えめな表現が多い
家族が巻き込まれる系のパニックホラーであるものの、家族内の不和が起こらない優しい世界なので、心理的な怖さもそこまでではない
最終的には人間が怖いという話にもならないのだが、いわくつきとわかって平然とパーティーに参加し、そこでぶちまける不動産屋が一番怖いように思えた
レベッカのあだ名はやっぱりベッキー
あれ?ってとこもあるにはあったけど、 化け物の画はいらない気もする...
あれ?ってとこもあるにはあったけど、
化け物の画はいらない気もするけど、
B級前提で楽しめた
wishing well って言葉が、
辞書的な意味だけじゃなくてみんなの共通認識があるのとか、
その辺のこと調べたくなった
映画の途中からずっと私の頭の中で、
テレンス・トレント・ダービーが歌い続けてます
悪霊の神々
バックルーム的な怖さもありつつ生贄を必要とする土地の神様的な所とか結構良く出来てると感じた
最後アメリカ人らしい家族を守るお父さんのカタルシスを感じた所も良かった。
ちゃんと怖い グロではない怖さがいいね
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