「夢中さ、きみに。」ドリーム・シナリオ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
夢中さ、きみに。
ひたすらにポールが可哀想だった。
影やドッペルゲンガーが悪さをする話は見たことあるが、夢だと取り押さえも出来ないからお手上げです。
確かにちょっと調子に乗ったかもしれないし、嫌がらせに反抗もした。
でも、すべて一般的な感覚の範疇だと思う。
そもそも望んで他人の夢に出てるわけでもなく、止めることも出来ない。
かといって受け手側の嫌悪感も生理的なものだから、これも防ぎようがない。
(もう少し理性的に対応しろとは思うが)
最終的には自分に襲われる悪夢まで見るなんて。
悪夢に切り替わった起点はモリーとの“再現”に思えるが、関連性は不明。
それ以前に、面識のない段階からモリーにだけ“行動”した理由もまったく分からない。
ポールはあんな美人相手にちゃんと途中で引き返すし、奥さんも嫉妬心バリバリでいい夫婦なのに…
最後は素敵なシーンなんだろうけど、肩幅が気になってずっと笑ってた。
なんだか唐突に終息したのは肩透かしだったし、個人的にはノリオの部分は丸々いらない。
勝手に夢に広告流されるとか嫌すぎる。
そこ以外はリアルではあるんだけど、リアル過ぎて映画としての面白みにはやや欠けた。
アイデアは面白かったし、自分だったらと思うと恐ろしい話ではある。
念願の出版は叶ったものの、今後もまだまだ“イメージ”には振り回されそうね。
共感とコメントありがとうございます。
「嫌った」という表現は私もニュアンスが少し違うなーとか思いながらあまり考えずにレビューしました。
下さったコメントのように「排斥」がぴったりです。
ご指摘ありがとうございました。
コメントありがとうございました。
uzさんのご指摘を受けて「インスパイアソング」について軽く調べてみました。その上で冷静に考えて、ひとつも納得いきません(笑)
何かのアイドルグループでよくある「公式お兄ちゃん」より受け入れがたいです。(あれは何となく意味や必要性が理解できる)
インスパイアなどという綺麗な言い方したところで僕には単なるこじつけの反則技としか思えず、1ミリも賛同出来ない。それやったら何でもアリじゃねえか!としか言いようがなく、これ考えた人は絶対に映画好きじゃないだろと強く思います(笑)
ついでに毒吐かせてもらうと、公開中の映画のCMで観客が「感動しました~」みたいに言ってるのを流すのもめっちゃ嫌いです(笑)