「妻ほか脇役もなかなか」ドリーム・シナリオ kneewarさんの映画レビュー(感想・評価)
妻ほか脇役もなかなか
夢と無意識の関係をユング的解釈(無意識において人間はつながっているので他人同士でも似た夢を見ることがある)でとらえた面白い脚本。
平安時代とかの日本人もそれに近くて、夢にある人が出て来るのは自分がその人のことを気にかけているのではなくその逆だと思われていた(だから「なぜあの愛しい人は私の夢に出て来てくれないのか」となる)そうだけど本当だろうか。
不特定多数の人に知られていて勝手にいろいろ妄想されたりするのって怖いことなんだなあと思わせるストーリー。
「マルコビッチの穴」とかケイジ自身の「マッシブ・タレント」のように俳優の名声とキャラクターを知っているとより面白く見られるタイプのメタ映画です。さえない大学教授のケイジ、見ていて楽しい。
コメントする