「史実を知らない人ほど手に汗握る大活劇」ソウルの春 LittleTitanさんの映画レビュー(感想・評価)
史実を知らない人ほど手に汗握る大活劇
1. 予備知識不要のエンタメ
韓国の近代史を知らなくても、いや寧ろ知らない人程、のめり込める大エンターテインメント。オチ(史実)を知っている韓国の観客向けの作品だけど、前日譚にあたる「KICA」以降の史実に不案内だからこそ、終盤までどちらが勝つか分からず、ドキドキし通しだった。
🇰🇷
2. 事件は司令室で起きてるじゃないっ!
実話ベースとは言えフィクションなので、誇張も多そうだが脚色の仕上がりは最高。現場の深刻さを把握できない上司の決断や、橋の封鎖の失敗が事態を悪化させる件はそれこそ「踊る大捜査線」。
🇰🇷
3. ピエール瀧? 張本勲?
韓国の俳優さんに精通してないので、時々どっち側の人だか見失いガチでした。どっち側にも角度や表情によって、P瀧さんに見える人が居るのが可笑しかった。張本勲さんそっくりの軍人さんが喝を飛ばしてるのも面白かった。
🇰🇷
日本も第二次大戦で負けるまで軍事政権だったけど、1970年後半には暗殺で「春」を迎える国じゃなくかったのは幸運。政権交代は純粋に選挙で、血を流す必要ない世界であり続けたい。
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