「圧倒的緊迫感が途切れない142分」ソウルの春 ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的緊迫感が途切れない142分
1979年12月に韓国で起きたクーデターを、圧倒的な緊迫感で再現。反乱軍と鎮圧軍の9時間にわたる攻防を、142分緊張が途切れることなく、スケールも大きく描いている。一般人はほとんど出てこず、軍人たちの、意地と地位をかけた戦いが、すごいの一語。
この後韓国は軍事政権に移行し、光州事件などが起こるわけだが、そのまえにこんな事件があったとは‥‥、驚いた。
反乱を起こすチョン・ドゥグァンを演じるファン・ジョンミンの演技力には、圧倒された。
中身が濃い、一見の価値がある映画だ。
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