劇場公開日 2024年6月7日

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「法廷での勇気ある行動と畳み掛けで救われる命」罪深き少年たち サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0法廷での勇気ある行動と畳み掛けで救われる命

2024年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞45本目 優秀作 73点

とりわけ、当たりな韓国映画

当方2018年から映画を見始めめ、19年まで月一本ペース、20年が月2本、21年が月5本、22年から月10本と年々増えているが、21年より多ジャンルをなるべく食わず嫌いせずに鑑賞し、新たな発見を楽しんでいる

だが、ここ2年はそれも減っていて、というのも評価が高かったりその時楽しめても、洋画(アジア映画)は心に残らないことが多い

これを個人的に推測するに、独自性や衝撃的な展開や映像体験だったとしても、それは一時的で、残るのは台詞であり感情表現のドラマに惹かれるからで、自分には後に思い返したり、心に残る作品に吹き替えや字幕は不向きだと学習し、近年邦画以外足が遠のいている

しかし、今作は作品の毛色がエンタメと事件ものの中間くらいで、実直に実録物を描いているものの、ものすごくダークな雰囲気でないのが見やすく好印象である

現場に足を運んだり、取材をする中でひとつひとつ丁寧に事件の裏付けをとっていき、最大であり最後の見どころである法廷での冤罪を払拭する勇敢な姿から、判決が覆り長い暗闇が晴れ、軽快に飛び跳ねた勝利の集合写真はなんともいえない高揚感であった

サスペンス西島