「想定外の展開ではありました」告白 コンフェッション よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
想定外の展開ではありました
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予告を見たときは、ヤン・イクチュンの一挙手一投足を過剰に怖がる生田斗真という構図のコメディだと思ってました。
実際の作品は、物語の入り方こそ秀逸でしたが、想像してた通りには展開せず、サスペンス的な流れがそのままホラー風味に。
上映時間も短く、限定された登場人物と舞台設定でオチの付け方が一番重要と思っていたら、中盤はすべて夢か妄想で、最後はあまりに捻りのない終わり方……。
第一の殺人が仕組まれたものようには見えず、第二の殺人も発作的に起こってしまったように見えるため、「もっと悪い奴がいました」よりは、罪を告白して解放される男と、告白できずに2人分の苦悩を抱えたまま生きる男、みたいな展開の方が綺麗な気もしますが、それだと中盤の展開が浮きますね。
主演2人の緩急の効いた演技もよく、出番は少ないものの奈緒さんもキュートで良かったんですけどね。
いずれにせよ、予告と序盤の出来のよさに期待しすぎたせいか、ちょっと残念な終わり方でした。
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