「バイキンマンが主役という事で期待したが」それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン todo05さんの映画レビュー(感想・評価)
バイキンマンが主役という事で期待したが
自分の次男は1歳と約半年。
アンパンマンが大好きで、家ではサブスクでよく映画を見せている。
そんな次男を映画館デビューさせようと、長男の息子と妻を連れ、アンパンマンの映画を見にいくこととなった。
今回の話の主役はバイキンマン。
公開前からある程度チェックしていたが、本来敵役のバイキンマンが主役の映画は少ないし、バイキンマンがアンパンマンと協力して、どんな熱い展開を見せてくれるのか、大人の自分でも心から期待していた。
映画が始まる。
ここ最近のアンパンマン映画と変わらないオープニングの導入は良かった。実際、息子達もアンパンマンのマーチが流れながらのアンパンマンや、仲間達の活躍に興奮しながら見ていた。(他の映画でもここが一番盛り上がる)
だけど、話が始まるとバイキンマンがメイン。
バイキンマンが今回の重要キャラクターのルルンと共に材料集めから必死にメカを作ろうとする姿が描かれる。
そしてそのメカで今回の敵のすいとるゾウに挑むのだが、簡単にやられてしまう。
そこで、アンパンマンに頼ろうとするバイキンマン
え!?あのバイキンマンが一度やられただけでもう諦めるの?
敵のアンパンマンに頼ろうとするの早すぎじゃない?
なんというか自分が想像していたのは、バイキンマンがアンパンマンに挑むように、すいとるゾウに何度も挑むもボコボコにやられる。
バイキンマンの脳裏にアンパンマンの姿がよぎるも頼りたくないバイキンマン。
それからもボロボロになりながらすいとるゾウに必死に立ち向かうも、ルルンがピンチに。
ルルンを庇う満身創痍のバイキンマン。そこで初めてアンパンマンを連れてきてくれと。あいつじゃなきゃ、本当のヒーローでないとダメなんだと。そういう泣ける熱い展開だと勝手に思い込んでいた。
そう、勝手な妄想と前評判に期待しすぎたのだ。
これは子供映画だ。子供映画でも感動できるしんちゃんの映画とは違う。
前に長男を連れていった機関車トーマスの映画も、言ってはなんだが眠くなるくらいとても退屈な話だった。
上映時間もそんなに長くない。
そんな中で小さな子供に話が分かりやすく上手くまとまっていれば制作側にとってはそれできっと良いのだろう。
そして、うちの息子達はアンパンマンが活躍する姿が好きなのだ。
その為、バイキンマンが活動する最初の方ですでにダレてしまい、アンパンマンとルルンが遭遇した辺りですでに飽きてしまって席を立ち上がり走り騒いでしまっていた為、途中で妻は息子達を連れて退場。
取り残された自分は、チケット代が勿体なかった為、一人で最後まで見たがモヤモヤとした気持ちで映画館を後にした。
その為、後半部分の話はほとんど入ってこなかったが、大まか想像どうりアンパンマンとバイキンマン、駆けつけたカレーパンマンや食パンマン達と一緒に力を併せてすいとるゾウを倒しおしまいという感じだった。
ともあれ、こうして次男の初めての映画デビューは散々に終わった。
今回、高評価で興行収入も歴代作品一位と好調なアンパンマン映画。
自分が期待したバイキンマンの活躍とはかけ離れていたが、アンパンマンと協力して敵と戦うというコンセプトはちゃんと描かれていた。
この先、今作品がサブスクになった時にもう一度息子達と見て見よう。
きっと映画館とは違って落ち着いた気持ちで、穏やかな気持ちで楽しめるだろう。