劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」のレビュー・感想・評価
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ほぼ予想通り
ゲームは引退、競馬歴は25年なので史実をどうエンタメ化するのかに注目して視聴しました。
後のG1連対馬を3頭排出した伝説の新馬戦はほぼパス。
名門メジロの最後のG1馬になった、ブライトの弟ベイリーはウマ娘には出ないんだろうな。
まあ話が混み合うから仕方ない。予想通り。
ラジ短(G3)はホープフルステークス(G1)化。これもゲームの仕様上予想通り。
マンカフェが弥生賞で苦しそうだったのは-20キロの影響で、これも予想通り。
ウマレナガラノ?と言う名前を聞いて、あぁ元ネタは音速の末脚フサイチコンコルドの弟ボーンキングか、光速のアグネスタキオンとは同期だったなぁとか、やっぱりこの世代はボーンキングと同馬主のクロフネ(ペリースチーム)も主役の一頭だったよなぁとか思いを馳せ、菊花賞路線でジャンポケ、ダンツ、クロフネを下したエアエミネムが完全モブ。ここも事前情報から予想通り。
世代最強のタキオンの影を追う展開も予想通り。
最後がJCでオペラオーを下して大団円。これも予想通り。
劇中2レース走ってるステゴ(キンイロリョテイさん)が名前すら呼ばれなかったのだけが予想外。
むしろウマ娘実装の布石か?と前向きに考えてみた。ちなみに彼の大団円はこの次の50戦目のレース。
という訳で、予想通りのお話でした。
個人的にアニメのウマ娘は2期のツインターボの魅せ方が最上で、それを超える演出を求めてるのですが、なかなか難しいのでしょうね。
売上が良ければ次回もあるんでしょう。
最後に予想しますが、RTTTからの流れだと次回はシンボリクリスエスが主役でしょう。
ギムレット、タップ、ミラクル、トプロ、ジャンポケがライバルで。
対抗でギムレットを挟むかも?ノーリーズンがいるし。
その次はロブロイです。
無さそうですが、その次がキンカメ飛ばしてディープなんだよなぁ。
競走馬を擬人化したゲームとそのメディアミックスとしてのアニメーション映画
ゲームより先に放映されたアニメの1,2期は評判が良かった。2期は、私もよく知っている競走馬が多くて、やはり、多少の違和感というか、現実として知っている競走馬が脳裏にちらついてしまうのは仕方なかった。同世代の人よりはアニメ等のオタクコンテンツに触れてきている分、擬人化アニメ作品なども抵抗も少ない方ではあるのだが。
アニメ3期は評判が芳しくなく、それを受けての劇場版。本作の2001年のダービーを争った世代には、あまり思い入れもないし、前評判としてもそれほど盛り上がってもおらず、見るかどうか正直悩んだが、休日に特に予定もなかったので、物は試しに、と観てみた。
映像の印象はテレビアニメと違って、その場所の空気感というか、温度や湿度が感じられるような雰囲気がまずよかった。湿気の多い夏の雰囲気とか、私の好みの映像だった。
レースシーンなどの表現は、臨場感がこれまでのウマ娘アニメ作品より増していて、劇場で見ないともったいない出来と言っていいだろう。
ストーリーは主役のジャングルポケットを中心にして、前半はライバルとなるアグネスタキオンとのレースでの挫折、後半はそれからの立ち直りに、新たな強敵としてのテイエムオペラオーとのレースが主体になる。いわゆる、スポ根もののノリと、ストーリーだ。
個人的には、マンハッタンカフェが勝利した菊花賞のレースも、もう少し尺をとって見せてもらいたかった。前半のアグネスタキオンとの勝負が、一種異様な雰囲気を醸し出していて、後半のオペラオーとのレースはそれを超えるほどではなかったように思うので、後半はやや尻すぼみな印象をもった。
最後に、ライブを行って終わったところは、ああ、そういえば、こういうコンテンツだったな、と我に返ったようなところもあった。ウマ娘というコンテンツに触れてこなかった人には、このシーンが異様というか、唐突に感じる人が多いようだ。インド映画の様、というのは言いえて妙か。
上映館の多さなどから、興行的には期待されていたようだが、それに見合うほどの成績ではないものの、馬を美少女に擬人化したゲームコンテンツのアニメ映画作品、という、興味のない人からは敬遠されるだろうタイトルとしては、そこそこヒットしたように思う。ネット上ではやたらとネガティブキャンペーンを張っている人も多いようだが、課金のあるアプリゲームに、元は馬券という金のかかった競馬の競走馬の擬人化という、金が絡んだネガティブ要素も持っている故に、非難を受けがちなのかもしれない。
最初の期待値が低かったので、想像以上に楽しめた映画だった。人に勧められるかと言えば、少々微妙でもあるが、”ウマ娘”という存在を受け入れられるか否かで評価は変わるだろう。
佳作
なかなか面白かった。
ウマ娘はアプリは初期の頃にがっつりとやり、チャンミもそれなりに勝ってた方。
アニメは1期と2期を完走、3期は中座。RTTTは未視聴。
うまよんとうまゆるは完走、うまよんはブルーレイ所持で追加12話視聴済。
現実の競馬は未経験、ウマ娘から遡って競馬wikiで読んでへーほーという程度。
そういう人の感想です。
全体として、いわゆるアスリートものの映画として佳作に感じた。
映像表現は傑作級で、映像関係者やマンガ・アニメ関係者であるほどに圧倒されると思う。
つい涙ぐんでしまうシーンが豊富にあるが、他に泣かせてくれる映画に比べてどうも煮え切らない想いがあるのも事実。
そこを言語化する。
●テンポがいまひとつ
開幕のテンポの良さは見事だったが、序中盤から全体的にスローペース。
どれも1シーンごとの「間」の長さを感じて、微妙にストレスを感じた。
どのシーンも5/6ぐらいにできたと思うし、そうであった方が自分には好み。
ストーリーは超がつくほど単純なので(ご都合も相当あるので、それを誤魔化すためにも)、あと20分削って90分がベストだったように思う。
開幕の、憧れたポッケが次のシーンではフジ一派に入門完了しているあれぐらいで全編ちょうどよかったと思う。
効果的な起承転結はまったく25%ずつではないが、序盤以降の各シーンが長いために承の長さと転の長さのアンバランスさを感じた。
●ウマ娘縛りの弊害
ウマ娘という企画の大綱が決まったときに、もう避けられない運命と言えばそうだが…
①史実をなぞる強引さ
タキオンが故障して引退したのは故障だから仕方がないとして、ジャングルポケットが最も格の高いダービーを制覇した後「なぜか勝てなくなった」理由付けの点。
現実史実では、ダービー制覇後に札幌記念3着、菊花賞4着と不調に終わるが、それは現実なら「競馬なのだから(お馬さんと騎手なのだから)」で済む話。
しかしそれを人間モデルでやると「なぜ勝てなくなったのか」の理由付けが必要になるが…その理由付けが腑に落ちないのが難しい点。ポッケの猪突猛進な性格的に、そういう悩み方をするだろうか? また、スポーツ界では「強豪が出場しないから優勝できた」はよくある状況でもあるし、特殊なプリティダービー界でと言えば「最強かどうかを自問自答するなら、(他の在学レジェンドを無かったことにしても)テイエムオペラオーに勝たないと始まらない」という解がある。それをポッケが気付かず、トレーナーやタキオンやフジやダンツのどの立場からもその筋での助言がないというのは無理筋に感じ、一人悩むシーンが長かったこともありイマイチに思った。脚本、苦しんでるなぁ~と。
②ウマ娘時空の難しさ
各時代の最強馬のソウルを宿しているウマ娘たちが一堂に会しているトレセン学園時空。
最強格が多すぎて、ポッケの目標となる「最強とは」が非常に難しい。
いわゆるカイチョー問題だが、最強オブ最強と言われるならなぜ現役で走っていないのか? ゲーム版ではデビュー前にもかかわらず皇帝と呼ばれ生徒会長なのはなぜなのか? などなど、相当頭を吹っ飛ばさないと付き合えないのは仕方がない。本作中に画面に賑やかしで映るサイレンススズカ、トウカイテイオー、一応スペシャルウィークなどもまさに最強格だろう。(そういえばルドルフとブライアンいなかった?) しかし現実と違って皆引退していないから、ポッケの「最強へのこだわり」に気持ちを沿わせるために、かなりのメタ斟酌が必要となる。最強という言葉を使わず、「タキオンの走りに勝ちたい」ぐらいがいい落としどころだった気がする。
③ウイニングライブ
エンディングまでウイニングライブの描写を一切入れなかったのはよく頑張ったと思った。はっきり言って最初期に企画書を2.5次元見込みで通すための文言であり、話がアスリートであればあるほど不協和音を生むノイズだ。私がアプリ版を離れたのは、サイレンススズカやナリタブライアンやエアグルーヴのキャラにハマればハマるほど、彼女らがアイドル的な活動も強いられて受け入れていることに解釈違いを感じて擦り切れたからだ。彼女らのキャラシートならば「踊りの練習をするぐらいなら走る」「踊らないといけないならば野良で走る」だと感じるから。
もし「ウマ娘はダンスに歌唱と生まれながら天性のセンスを持っていて、ノー練習でもパッとこなせて気持ちよくなれるor競走で勝った後には歌って踊らずにはいられない精神性になる」などの下地設定があったらよかったのだが。「みんな~! 今日は集まってくれてありがとう! 私たちのライブ楽しんでいってくれよ~!」は、最強を目指すアスリートであるほどになんか違う。
なので、最後にウイニングライブが始まってしまったときは、メタ企画出自の呪いを感じてかなり残念になった。RRRのエンディングみたいに、お話とは繋がっていない「キャストや制作陣の感情表現(亜空間ライブ)」のようにライブ消化してくれたらよかったな。カフェが作中あのキャラで、あそこで笑顔を振りまいているのは解釈が実に難しい。正直、もう設定として省いていいのではと思う。
「これは競馬ではなくて、総合エンターテイメントであるトゥインクルシリーズで輝こうとするウマ娘たちの話」という頑張ってる立て付けはわかるのだが、やはり単純に「強さこそ正しさ」のアスリート軸との食い合わせがわるい。ポリコレ派ではまったくないが、やはりアスリート軸であるのは否定できないので、フジキセキの勝負服も映画版専用を作るなどして画面のテンションを調整してほしかったな。原作準拠だとあの格好で正しいのだが…正しいのだが…!
●ちょっと顔芸しすぎ
幼女戦記を彷彿とさせる、美少女の顔崩し演出。
勝利を渇望して、時に狂気さえ宿して走るというのはそういうこと…というのはわかるし、初めてウマ娘のアプリに触れたときも「歌って踊らせる美少女キャラに、こんなマジな顔させてスパートかけさせるんだ…」と感動したものだ。ただ、今回の映画は全編を通して顔のアップが多すぎて頼りすぎで、くどい。作風と悪癖のバランスではやや悪癖に寄ってしまったと感じた。狂気じみた顔(ある意味ジャンプスケア)というのも、乱発するほどに観客は慣れてしまい、メリハリを欠いた手癖演出に堕ちていく。それ自体をこれだよこれと観る幼女戦記ならともかく、ウマ娘たちはターニャやその世界観ほど狂気酷薄ではないので、その点は純粋にコントロールの弱さを感じた。
〇総評
と、以上の点で少しマイナスを感じて星3.5です。ウマ娘シリーズのファンマインドとしては史実なぞりである以上、怪我話やライバルの引退話は仕方ないが、ウマ娘シリーズを視聴するほどにわりと毎回の印象になってしまうのは苦しい構造。
なので、自分はウマ娘絡みで一番楽しんでいるのはうまよん・うまゆるだったりする。
特にうまよんの脚本はすべてが文句無しで、何周したかわからない。
うまゆるも前半はうまよん比でイマイチだが後半になるにつれていい。
本作でタキオンが最後に出した解、あのタキオンの目に初めて光が宿る演出はよかった。
この答えが「新時代の扉」というのは、現実と重ねてそうだよなと納得した。
ワンフォーオールでもオールフォーワンでもない。
歴史的な功績でも次世代へのバトンタッチでもない。
「我欲」。一度きりの人生、我欲に狂わずしてどうするか。
誰かの礎となるなんて何の意味があるか、己が頂上の景色を見ずしてどうするのか。
今の若い世代と接していると、秘めたるが確かに存在するイデオロギーとしてそれらをひしと感じる。新時代だなぁと。
私はその傾向をとても好ましく思う。
作中、最後にはタキオンもフジも復帰する。史実にはなかった、嬉しい展開と奇跡だ。
来場者特典として、アプリ版で目が死んでない初期★2タキオンが使えるコードとか配ってくれたらそれは最高なのだが。やってほしいな。
映画としては⭐︎3、ウマ娘アニメとしては⭐︎4
アニメ全話視聴済み、ゲームプレイ500時間で通常上映にて鑑賞。
映像美、音響はしっかりと映画版にパワーアップしていました。
画も迫力も様々なアツい演出で魅せてくれていたので、ウマ娘ファンの方は楽しめたのではないかと思います。
ありがちな叫ぶシーンが多かったのは少し気になりました。
この映画のみ鑑賞する方は、ストーリーの面で置いてけぼりになるかと思います。
ただ2時間でストーリーを詰め込みすぎると逆にレースシーンが希薄になってしまい、迫力ある画が少なくなってしまうのを避けるのは仕方がないのかと。
映画としては、レースばかりで同じ味しかしない作品になってしまっている感は否めないです。
が、ウマ娘アニメとしては上手く2時間にまとまっていて、素晴らしい画のレースが複数観られたので満足でした。
キャラクターは良かったけど
キャラクターは良かった、本当にそこは文句無し。
ストーリーも実際に起こった事をなぞっているから仕方ないにしても特段面白いとは言えない内容。
レース中の演出が過剰過ぎて作画は凄いけど結局走ってるだけなんだよなと逆にシュールさが浮き出てる気がした。レース外の作画や演出には大満足。
アツいッ!
ストーリーの説明はしません。ゲーム、アニメはやってないし観てない。
トリガーやガイナックス作品が好きな自分からしてみればめちゃくちゃ刺さった作品だった。作画良いし、ストーリーはシンプルだけどキャラの関係性ですごくアツくなれた。
なんでタキオンはモニターばっか見てるのにあんな体力気にせず走れるのか疑問ではあったけど
ポッケは成長過程が丁寧に描かれてて好印象。
きっかけ→練習する→勝ち進む→挫折→立ち直る→優勝 の流れで、行動原理が見てて明確に示されていたってのも良かった。
デカタイヤ引っ張るの映画でもやるんだな…
とにかく、アニメ映画、スポ根映画としてはまじでおすすめすぎる。アニメ映画の最前線見てる気分だった。
理屈とか、原作要素の出し方とかはなんも言えないが、一本の映画としては相当ガチで仕上がってる。
見よう。
負けた自分を乗り越える
超えることが出来なくなった壁をぶち破る話
フジキセキに憧れたジャングルポケットがアグネスタキオンに負けた自分に打ち勝ちテイエムオペラオーに勝利END
アグネスタキオンは自分で勝利を掴みたいのに叶うことがないのが悲しい
アグネスにスポーツ観戦、応援の馬鹿らしさを伝えられた
アプリを初期だけやっていた人間がトチ狂って映画を見に行きました。
OP、EDの動画お歌は大好きこれだけで★3
しかしお話自体は顔芸してる印象しか残って居ません唯一記憶に残っているのは歌と
中盤アグネスタキオンが話した
「こんな所で油を売っていて良いのか、私と違って君たちには走る?やることがあるだろう」
これを言われ確かにこんなアニメ映画見てる暇があったら自分の事をやった方が良い、本当にその通りだなと思ってしまいました。
私を含めうだつの上がらない見た目もパッとしない弱者男性がこぞってこの世界における勝ち組、トップ層、年収だって上の女の子が走る様を見て何を感じる事があるのかと。
野球サッカーほぼすべてのスポーツに感動も無く他人事、代理戦争、同一化して勝ち負けに関心を寄せるバカバカしさをタキオンに教えられた気がします。
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