劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」のレビュー・感想・評価
全88件中、41~60件目を表示
すごくすごいよかった!!
とは書いたものの初見で見るのと知っててみるのとでまた見方や感じ方は変わると思います
特に知っている人だとオペラオーやカフェの扱いに関しての文句が出たり、プリズム結局なんなの?とか説明不足…というより説明はしてるんですがそこに対して映像からしっかり読み取る力が必要だと思います(この辺りは後述の理由で複数回見るのがオススメです)
ただし結構ウマ娘初見の人でも評価は高いので良ければ一度見てみてほしいと思っています(美少女ものを見るつもりだと結構スポ根なので若干人を選ぶかもしれないです)
プリズムに関しては走るという想いのメタファーのようなものだと思われます
オペラオーやマンハッタンカフェは軸を考えるとどうしてもオミットせざるを得なかったと思われます
特に前者のオペラオーはあの間に負けてますがその上で最強なんです!ってやるのも時間がかかりますし、カフェに関してもジャングルポケット軸としては菊花賞がカット気味だったのもブレない為かとは思います(それはそれとしてどっちのレースもしっかり見たいのは事実です)
そういう点では特にオペラオー周りは初見への配慮のようなものもあると思っています
そして物語としてはダービーで終わりか!?と思わせるような構成をしつつ、実はそこすらも通過点で伏線でありそこから先に進むにつれて回収されていくという仕掛け、雄たけびも史実要素のミスリード、フジキセキやアグネスタキオンのウマ娘ならではのifの話、そしてレース作画やBGMと本当に加点方式だと150点の映画だと思います
また序盤にコミカルな作劇がありましたが、ポッケがうにょうにょする辺りは結構賛否両論ある演出のようで、個人的にはかなり面白かったのですが…
また音楽も非常に良いです!弥生賞のBGMのようにしっかりかかるのももちろんですが、ゲートが開く前後は静寂だったり、皐月賞の警告音のようなSEやBGMは聞きごたえがあります
BGM…というか背景の音楽にもしっかり気を使っているようにみえます
総評として泣けるというよりはスッキリする話だと思っています
また、映像から読み取らないといけない都合上、一回見るだけだと意図が分かりにくいところもあるのでいろんな人と語り合って「ここはこういう意図じゃないかああいう意図じゃないか」と語り合ってから2回目を見ると更に楽しめると思います。
ここがこういうつながりがあるんだ!こういう意味なんだ!と見れるので2回目3回目が更に面白い作品だと思います!なので1回だけだとその辺りが難しくて評価は落ちるのかなと思っています
今後4DXもやるとこのことなのでそちらもすごくすごい楽しみです!
好きなものは好きと言っていい
低評価の理由が自分の好きなキャラが活躍していない、元ウマ娘アプリ民で重課金圧により反転アンチに回った、3期が酷い、ブルアカ民だからサイゲが嫌い、だとするならそれは見当違いも甚だしい。
私はカヤが好きなブルアカ民だし、3期はネット競馬かウィキペディアの表層だけなぞって物語としての体を成してないじゃんとか、アプリはお前オルフェのキャラクリ変えるんかい、それで阪神大賞典どうする気なんだよとか中立の立場にある。
それはそれとしてそれが理由でこの映画を批判しているのであればそれはあなた自身の読解力の欠如であり、あなたがオタクの悪いところ、斜に構えるというクソみたいなネット民の性質を継承しているとしか思えない。いい加減周りの評価が良いからいい、周りの評判が悪いから悪いという評価方法はやめろ。言ってやるがアニメも1期は良かったと思うが2期もあれ史実のトウカイテイオーが良いだけでアニメとしては良くなかっただろ(個人の感想です)
話を本筋に戻したい。これはジャングルポケットの物語であって、あの01年世代の話ではない。もし世代の話だとすればタキオン→ジャングルポケット→マンハッタンカフェで継承する話になるだろう。あの世代の代表は意見が分かれるが重賞の勝利数などからしてマンハッタンカフェに軍配が上がるだろうから。最後の有馬で覇王に引導を渡す、それで完結だ。
だがそれはそれである。繰り返すがこれはジャングルポケットの物語である。たしかにマンハッタンカフェの話が薄かったのはわかるが仕方がないとしか言いようがない。小倉唯は好きだがそれとこれとは話は違うのである。
また結構この映画は難しかった、それは思う。とはいえそれは情景描写、本来の意味での伏線と回収という映画を楽しむにはある程度鑑賞する側にも教養が必要であるという程度である。上から目線で啓蒙する映画には辟易とするが別にこの映画がそうだとは思えない。すべてをセリフにして説明する今のアニメ美少女動物園しか理解できないのであればそれは見る側が悪い。(露悪的に書いている。不快に思われたのであれば申し訳ない)
この映画は尺不足だと言われることもあるが、逆に言えばこの映画は全てにこだわりがあって作られているように思えた。光の描写による、心理描写の模写、サンキャッチャーを適宜出すことによる心理描写の具現と変化のわかりやすさ、フジキセキ、タキオンと描写をリフレインすることでこれが変えられない運命であること、しかしそれは走りたいというウマ娘の衝動を抑えきれるものではないということ、だからこそジャパンカップで運命を打ち砕こうとするカタルシスが生じるのではないだろうか。
それら全てが合わさって物語を補完している。
いいところは既に誰かが語っている。私は反証に留める。
初夏に見るアニメ、夏を感じさせる非常に良いアニメ映画だった。本当に良かった。
絶対劇場で見た方がいい傑作
これまで漫画やアニメ等でも展開していたアプリゲーム作品であるウマ娘プリティダービーが、初めて映画作品として世に出した本作
出来栄えとしてはアニメ映画として十二分に出来の良い傑作でした。
※以下内容紹介(少しネタバレあり)
主人公のジャングルポケットというウマ娘(モデルは2001年に活躍した競走馬ジャングルポケット号、以後ウマ娘にはモデルの競走馬がいる)が競走場で出会ったウマ娘フジキセキの走りに魅了され、ウマ娘を育成する「トレセン学園」に入学し最強のウマ娘を目指す。
その中で出会う同期の仲間たち(ダンツフレームやマンハッタンカフェ)、ジャングルポケットを上回る速さで幾度となく彼女を打ち負かすライバルのアグネスタキオンとの出会いや勝負の中で、壁にぶつかり悩んだりしながらも、周囲の励ましや自分自身の努力で克服して行き、最強のウマ娘の座をかけて当時最強だった「世紀末覇王」テイエムオペラオーに挑む
...という、ストーリーとしては王道的なスポ根ものの内容となっていて、ウマ娘を知らない、ゲームも何もしたことがない人でも物語内で「ウマ娘とはどんな存在なのか?」とかちゃんと説明しているので、ウマ娘初見の方でも楽しめるようになっています
元々ウマ娘はテレビアニメやYouTubeで何作か出ていますが、今作はテレビシリーズではなくYouTubeで無料配信されている
「ウマ娘プリティダービーRoad to the Top」全4話
(以下rtttと略)
の続編となっていて、映画でも出てきたナリタトップロードや前述したテイエムオペラオー達が中心となって話が進んでいく作品です
こちらは無料で配信されてるので、映画を見る前でも見た後でも、未見であるのなら是非ご覧になってください。
映画が更に面白くなります
新時代の扉は予備知識がない方でも楽しめる王道スポ根アニメとしてできていると思います。
そういうのが好きな方は是非見ることをオススメします
映像凄いけど唐突なライブシーンで興ざめ
レースシーンの連続ですが、そのつど飽きさせない演出、
音の使い方などいちいち素晴らしく、
お金を払って見る価値はあります。
・・・ただ、それ以外の全てがイマイチという作品でした。
シナリオ面はダービーでピークを迎え、その後はダイジェストで流すため
序盤から出ているマンハッタンカフェの扱いがかなり雑に。
後半は主人公ポッケの「自分との戦い」みたいになっていて、
ラスボスであるテイエムオペラオーもポッケにとっては割とどうでもいい奴であり、
「自分に勝ったので勝ち」という展開。
相手がオペラオーである必然性があまりなかったし、
史実のオペラオーを知っていたらありえない、あの軽いナルシストキャラも相まって、
ラスボスとして魅力に欠けた感は否めません。
また、そういったキャラ、シナリオ面以上に不満に思えたのがラストのライブシーンです。
よく言われる「ライブシーンがレースと比べてしょぼい」のが理由ではありません。
最後あのキャラが戻ってきて、皆でレースしようぜ!という流れはベタですが、
かなり良展開だと思いました。
・・・が、それを台無しにする唐突なライブシーン。
「いやおまえは走りたくて戻ってきたんやろ」と心の中でツッコミ不可避の展開で、
これまでの流れをぶった切ってしまう唐突さのせいで感動がかなり薄れてしまった。
皆でレースしながらエンドロールに入るような自然な終わり方ならもっと余韻があったのに・・・。
良展開を唐突なライブで自ら腐らせたと言わざるを得ません。
私はアプリやTVアニメも知っているため、ウマ娘という作品にウイニングライブが付き物であることは重々承知しております。
ただ、その上でこの作品のラストには必要無かった、展開として不自然だと声を大にして言いたい。
一般受けを意識して萌え要素を排除するという思い切った采配をするなら、
ライブこそ無くしてしまっても良かったのではないでしょうか?
クオリティは高いがキャラ格差を受け入れられるかどうか
前半(日本ダービーまで)はとても良かった。
導入も展開も素晴らしかった。
個人的にはダービーのポイントが高い。
・トレーナーとフジキセキから想いを託される
・レース演出はダンツフレームとの競り合いに迫力があり興奮できる
これだけでも長々と語り合えると思う。
※ ここからネガティブな意見が長くなります
後半部分が個人的に受け入れられなかった。
アグネスタキオンが出しゃばりすぎというか、ジャングルポケットがアグネスタキオンに囚われすぎてる。
最強を目指したい自分と絶対に追いつけないと思ってしまった自分との葛藤はよく描かれていたと思う。
ただ、そこに注力しすぎた感がある。
後半はジャングルポケット、アグネスタキオン、フジキセキで物語が進んでいき、ほかのウマ娘の出番は無いと言っていい。
中でもマンハッタンカフェの扱いが酷すぎる。
菊花賞のカットは受け入れられなかった。
ジャングルポケットが主人公だから仕方ないという意見もあるが自分はそうは思わない。
公式サイトのキャラクター紹介ページを見てもメインはジャングルポケット、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ダンツフレームだと分かる。
主題歌もこの4人で歌っている。
にも関わらずマンハッタンカフェだけレースの見せ場がないのである。
ジャングルポケットは出走していないが、有馬記念でテイエムオペラオーvsマンハッタンカフェをやるのかと思いきやそれもなかった。
本当にマンハッタンカフェを登場させた意味が無いのである。
(他キャラとの絡みも少ないし1人だけ浮いている)
声優さんが人気だからただの客寄せなのか?
マンハッタンカフェを物語に絡ませないならダービーまでで良かったと思う。
登場させたからには菊花賞は描くべきだった。
(身体が弱い描写もしていて、秋から本格的に始動するとセリフとしてもあったのに)
菊花賞でアグネスタキオンとマンハッタンカフェとお友達(ジャングルポケットには見えないけど)が重なり、更に精神的に追い詰められる
⬇
トレーナー、フジキセキとのやりとり
⬇
JC前のフジキセキとの並走
とかでも良かったのかなと。
※ネガティブな長文失礼しました
全体的には丁寧な作りで、ジャングルポケットだけに視点を当てるのであれば満点をあげてもいいと思う。
ただ個人的に公式サイトやPVから受けたイメージとかけ離れていたという印象。
前半星5、後半星1で最終的な評価は星3とする。
演出が神
演出がいいってこういうことなんだろなーと
レース見てるだけなのに泣いた
感情の表現すごすぎ
画で語るの本当に好き
寝不足でいったから中盤以降何回が寝落ちしたけど
万全な状態でいったらもっと評価高かったかも
中盤までのレースがすごかった
後半は退屈だから寝たのか単に体調のせいかわからない
ロードオブザトップロードの方が毎回盛り上がりあって
最後まで感動したから
それと比較して星4
でもウマ娘知らない人でも楽しめるクオリティだと思う
今後もこのシリーズで映画あったら見にいく
オペラオーまじかっこよすぎ
映像が良かったのになぜ星3.5にしたのか
煽り構文で感情的に、過激に、低評価の感想や多方面を誹謗中傷している方のレビューが散見されて、
「なんだかなぁ」と思ったので、可能な限り理性的にレビューをいたします。
最初に言わせていただきたい。
別に低評価のレビューは騙そうしているわけではないし、
必ずしも「低評価レビュアー=読解力のない人間」でもない。
自分の好きな作品を少しでも悪く言うやつは全員間違い! 敵! と、
他者を攻撃するようなあまりに過激な発言は、
却ってこの作品の品位を著しく損なうので勘弁していただきたいです。
好きなら、ただ好きって書けばいいんです。ここは煽りあい上等の掲示板ではないのです。
映画の感想を共有する場なのです。
初めに自分の立場を明確にすると、現役のプレイヤーで、アニメ1、2期、RTTT視聴済みです。ウマ娘、大好きです!(3期だけまだ見れてなくてすみません…)
その前提のもとでこの映画の一言の感想を書くと、
「映像作品としては面白かったけど、脚本はイマイチだったよね」です。
映像は文句なく100点だと思います。背景の美しさ、レース中のカメラワークなど。程度を超えたギャグ演出は個人的には微妙でしたが、全体を通して、アニメ映画の中でもトップレベルだと思います。
新海誠や宮崎駿の作るような「世界の美しさ」を映像として描いた、素晴らしい作品だったと思います。
その上で、なぜ高評価とは言い難い評価なのか。これは前述のとおり、脚本が40点くらいしかないからです。
そしてその最たる理由は、
「レースシーンなどの山場が多すぎて、どのシーンが視聴者にとって大事なのかが非常に分かりにくい」
これです。ちなみにこれは、
「史実をもとにしているのでお話が作りにくい」
「映画だから尺が限られている」
「ソシャゲが元で色々なウマを出さなければならない」
など、映画製作においてウマ娘が不利な点に目を瞑ったうえでの話となります。
起承転結でも序破急でもどちらでもよいですが、映画には構成があります。
そしてそれは、「映像のメリハリ」という点でも同様です。
そういった視点でみたときに、この映画を両手放しで褒められるかというと、私は難しいと思います。何故か。
皐月賞、日本ダービー、ジャパンカップ。
どのレースも、個々に見れば圧巻です。最高です。
手に汗握るレースシーン、ド派手なカメラワーク、気迫迫るウマ娘たちの形相。
そう、どのシーンも「良すぎた」。これが脚本最大の失敗です。
どのレースも凄すぎたせいで、映画全体で映像にメリハリがなかった。だから、どのレースの印象も希薄になります。
どのレースがよかった? という質問に、
「日本ダービーだよね。」
「私は皐月賞だった。」
「俺は日本ダービーのジャンポケが印象的過ぎた。」
なんて、間違ってもなってはいけないんです。
お話のクライマックスは絶対に日本ダービーで、一番の盛り上がりはここで、そこに向かって盛り上がっていかなくてはいけない。同じような山場が複数あっては、絶対にならないんです。
ジャンポケが自分の幻影を打ち破った程度では、映像単体で見ても、他のレースに全然勝てていないんです。(なんなら皐月賞のほうがよっぽどド派手で印象的なシーンだった)
ちなみに今はレースの話をしましたが、お話もそうです。
タキオンの引退シーンとジャンポケの最後の幻影を破るシーンが同じような気合の入れ方(おそらくどちらも全力)で描かれているので、どっちも大事なんだと思うのですが、ジャンポケの最後のシーンが霞んでしまっています。
分かりやすく、名探偵コナンの映画で例を出します。
コナンの映画では、序盤で事件が起こり、小さないざこざやアクシデントを経て、最後に序盤の事件を解決します。
それが、序盤中盤終盤で、それぞれ同じくらいの事件が発生し解決していたらどうでしょうか。
とてもじゃないですが、両手放しで面白い作品だとは言えないと思います。
この映画は、残念ながらそういった構成になってしまっています。
レースシーンは見ごたえがあり面白いです、ですが同じようなレースのシーンを3度も4度も見せられたら、飽きるし疲れます。
それはお前だけと批判されてもかまいませんが、少なくとも面白いとされる映画はそういった構成にはなっていません。
事実、この映画は公開から24日で10億と好成績を収めていますが、IPや映像のクオリティの高さから考えると少なすぎます。もちろん説明不足やキャラクターの扱いの雑さもあるかとは思いますが、それにしても少なすぎるんです。この映像のクオリティなら、もっと売れていていい。
こういったわかりやすい理由から、私は星3.5を押しました。
脚本周りが怪しかったので、次の映像化の際には、この点が克服された作品だと嬉しいです。
直線勝負
初めてみた。
そして、なぜかレース毎に涙ぐむ。
戦う女性は好きだけど、まさかウマ娘にまで適用されるとは…。
なのだが、脚本は王道で野望や情熱、勝利と敗北、ライバルとか憧れとか、挫折やら諸々盛りだくさんにしっかりと詰め込まれててラストには歌まで歌ってくれる。
作画もいい感じで…特に疾走シーンなんかは素晴らしい。第4コーナーを回った直線に入ってからは、画面も実況も大盛り上がりだ。
…そして涙ぐむオッサン。
いや、おかしいだろッ!とセルフツッコミをせずにはおれない。
競馬が好きなワケでもなく…そう言えば親父が大の競馬好きで、ゲームに縁のない人だったんだけど、ウィニングポストってゲームにどハマりして、独自の攻略ノートとか作ってたなぁ…親父が生きててこの「ウマ娘」にもしもハマってたとしたら…いや、ありえんなw
身の毛もよだつ想像しか出てこん。
スポ根モノとよく似てる作りではあるが、圧倒的に違うのは彼女(?)達がプロである事。
勝ち負けにアイデンティティが直結してる事である。なのでゴール前の狂気じみた表情、勝ちに向かう貪欲さが浮き彫りになる表情なんかはグッとくる。
頑張れとか応援してるわけじゃない。ただただ、何かと被る。それが涙の理由なのだと思われる。
実際、ウマ娘の事何にも知らないし、コレを機にゲームをやる事もないと思う。
でも、最後の直線、心臓が張り裂けようが足を止めないのであろう気迫と、ゴールを見据えるガムシャラな眼差しには惹かれ、とても引きづられる。
あと、なんかエンディング曲が面白かった。
今作に“ウマ娘”達の想いの熱量をこれでもかと感じさせられた
他のレビューでも書かれているように、ウマ娘に初めて触れる方に向けての説明や、同期数名の深堀り、レースの駆け引きなど、もっと欲しいと感じる部分はある。なので星0.5分は評価を引いた。
しかしながらこの作品は、私が強烈に感じさせられた【“ウマ娘”がレースに掛ける想いの熱量】を中心として表現されたと考えた時に、今作は星5では足りないくらいに訴えかけてくる作品だと思えた。
感情の高ぶりが雄叫びとして出るほど、想いにまっすぐで苛烈なジャングルポケットが主人公の配役。
ジャングルポケットだからこそ自らの想いを託し、その上奮起させられることにもなるフジキセキ・アグネスタキオン達に特にスポットを当て、史実とifを落としこんだ関係性の描写。
そこから生まれる様々な想いが、劇場版ならではのド迫力の映像や音響で繰り出されるレースシーンや演出によって表現されていた。
まるで今作を通して、これまで各媒体・各作品でウマ娘達が抱いていた想いの熱量はこれほどだったんだぞ!と、映画全体で浴びせかけられたような体験だった。
“ウマ娘”劇場版として、“ウマ娘”ジャングルポケットの物語として、とてもハマっていたように思う。これほどまでに突き抜けた熱さを感じられる今作を私は大変面白く感じたし、大好きになった。
以下余談
様々レビューや感想を見ていると、今作に期待され、求められていたものが非常に多かったことが分かる。多様な要素それぞれを見れば物足りなさを感じる点は確かに多くある。だか、全てに応える作品を目指せばとても映画1本には収まらないと感じる。
そんな中で今作は上記の感想で挙げたように、【“ウマ娘”がレースに掛ける想いの熱量】を描くという点では傑作であり、やり切った作品だと思う。それ故に私は他の物足りない点については、熱量に圧倒されてさほど気にならなかった。
私はゲームや各アニメ作品に触れていたため上記ような感想になったのかもしれない。映画としての総合的な完成度は高くないのかもしれない。
だが、少しでも気になったのなら観る価値は大いにあると私は思う。
なぜなら、ウマ娘は今作をきっかけに深掘りしていけるコンテンツだからだ。
ウマ娘はクロスメディアコンテンツとして様々な媒体で展開し、多様な角度からコンテンツを深掘りさせてくれる。
今作で物足りないな、と思った部分があった方は是非他の作品に触れてみて欲しい。きっと物足りなさを満たしてくれる作品があると思う。
今作に求められたものが非常に多いということが、コンテンツがこれまで発揮してきたポテンシャルの高さと、幅広さを、ある意味で証明していると思うから。
気になるところはありつつも、おおよそ満足出来る内容
当方、現役トレーナーかつ1~3期、RTTTまで履修済みです。その上で、今回『新時代の扉』を観た感想を書かせていただきます。
〇良かった点
・レースの迫力
アプリでは間違いなく得られない、演出やアングルも相まった凄まじいレース描写。映画だけあって、本当に力が入っており見たかったものが見れた。
・思ったより登場キャラが多く、小さな発見も楽しめた
ここは賛否ありそうですが、少なくとも私は楽しめました。私はCB最推しですので今回彼女の出番は一切ありませんでしたが、それでも楽しかったです。
・ウマ娘が好きなら全編しっかり面白い出来
ちゃんと「ウマ娘の劇場版」として観れたし、そこは非常に満足。この手の作品でよくある「登場キャラ多すぎて訳わかんない」というのも、あくまでメインはJAM、ダンツ、フジキセキ、田辺Tあたりが分かれば''一応''大丈夫にはなっている。終始クライマックス。
・アニメ作品ならではの表情
特にタキオンの狂気に満ちた表情や、ポッケの感情丸出しの表情などは、アニメでの作画だからこそ表現できることであり、RTTTの時も思いましたが、あそこまでやってくれて大満足です。
・安定の実況
「テイエム来た!」をしっかりやってくれました。ウマ娘は実際の実況をかなり誇張する傾向にありますが、欲しかったものを出して貰えた満足感がありました。
・帰り道、無性に走りたくなる
良い点と言っていいか微妙ですが、走ることに文字通り「命をかける」彼女たちを見ていると、何故だか走りたくなってくるんですよね。不思議なもんです。
〇気になった点
・劇場版特有の謎のアイテム
ポッケが持っていたキラキラ光るアクセサリー、タキカフェの合同部屋にも窓際に吊るしてありましたね。アレ、結局なにを象徴していたのでしょうか。
主題歌の「PRISMATIC SPURT!!!!」にも「PRISM」がありますから、何か意味はあるはずです。フジキセキとポッケのレース時にも、フジキセキからポッケへと受け渡される役割を担っていたわけですしね。考察すればある程度予想できるのでしょうが、劇場版専用アイテムの考察まで普通は出来ないのではないでしょうか。映画を観た感動で頭いっぱいですわこちとら。
・登場キャラ多すぎ問題
良かった点と真逆じゃん、と思われるかもしれませんが、確かにいっぱい出てくれるのは嬉しいんですよ。観ていて楽しいですし、それは本当です。しかし、知っているキャラが至る所に出すぎて大変というか。巻き戻しが出来ない映画でこれは大変です。まあ、何回も観に行けばいい話なんですが…。
・「ウマ娘」未履修にはちょっと厳しい
例えばラスト唐突に行われるライブや、なぜ「皐月賞トレーナー」ではなく「ダービートレーナー」でなければいけないのか。ウマ娘履修済みには当たり前のことが分からない状態だと、頭に「?」が浮かんで純粋に楽しめないんではないかなと。あと実馬をモデルにしているので、「黒髪の子は誰だっけ…あぁ、マンハッタンちゃんか」「てい、オペラ…?成田…?綾部…?」みたいなことになりかねない。初見で複雑な馬名を覚え切るのは難しいと思いますね。
また、小ネタに共感出来ないのもそうです。合宿時のアヤベさんで「フフッ」となりませんでしたか?あれはアヤベさんが「ふわふわキャラ」であることを前提知識として入れていないと伝わらない場面です。事前にRTTTを観ていれば、その時とのギャップでより面白くなるでしょう。しかし、ウマ娘未履修の人にとって、急に宿の布団をレビューし始めた変な子になってしまうんですよね。周りはクスクスしているが、何がそんなに面白いのか分からない、と。ウマ娘や競馬を知らなくても絶対楽しめる!オススメ!という意見をよく観ますが、それはちょっと言い過ぎかなと。ハマる人もいるかもしれませんが、少数派かなぁと言うのが私の意見です。
また、これは別の角度からの感想ですが、「俺たたエンドが残念」という意見もちらほら見かけます。
「俺たたエンド」とは、いわゆる「俺たちの戦いはこれからだ」みたいな展開で最終回を迎える、打ち切り漫画の代名詞的な展開の事です。
本映画では、ラストにJAM+ダンツの4人がレースに向かうところで終了、ライブへ突入となるわけです。
確かに、「アニメ映画」として見れば、作品内で物語が完結していない、ポッケとタキオンの勝負を付けずに終わらせてしまったことに少なからず異を唱えたくなる気持ちは分かります。
しかし、こと「ウマ娘」に関しては、この「俺たたエンド」の意味が180°変わるんですよね。
まず原則として、ウマ娘は実際の勝利馬を改変することはありません。唯一あったのは1期のエルスペ同着ぐらいで、道中の順位が変わることはあれど、例えば皐月賞をダンツフレームが勝つことは有り得ない訳です。史実の結果を元にして作られているので。他に抜けがあったら申し訳ない。
それを踏まえると、ジャングルポケットはジャパンカップを最後に1着は取っていませんので、そもそもウマ娘では描けない。更に、アグネスタキオンは皐月賞を最後にレースには出てきていませんので、皐月賞以降のレース描写は描けません。
その上で!それを踏まえた上で!
「ウマ娘」の良さとは何でしょうか。これに関して、私は「続きが見られること」だと思うんですよね。秋天を乗り越えたサイレンススズカ然り、菊花賞に出走できたトウカイテイオー然り…。モデルとなった実馬が歩めなかった物語を見せてくれるのが、「ウマ娘」の真骨頂ではないかと。
そう考えると、ラストのあの場面にアグネスタキオンがいること自体が、可能性であり、希望であり、夢なのです。
彼女らはあの後もお互いが切磋琢磨し合い、レースで勝った負けたを繰り返していくのでしょう。それを想像させるような終わり方というのは、「ウマ娘」の良さを最大限に発揮した素晴らしいラストだったのではと思います。
フジキセキも、「ナベさん」から「トレーナー」へと呼び方を変え、恐らくレースに復帰するのであろう演出もありました。
そんな訳で、とっ散らかって長文となりましたが、これが『新時代の扉』を観た感想です。
全体としては満足できました。あと数回は観に行きたいですね。
物足りない部分はありつつも熱いスポ根を感じられた。みんなに見てほしい
良い所悪い所を交互に書いていきます
● レース作画や音響のインパクトは抜群。通常の靴の音に混ざる蹄鉄の音。画面を駆け抜けていく際の風切り音。各演出シーンに合わせた壮大な音響演出。どれをとってもシリーズ最大のクオリティと感じた、映画に適したものばかり。
✖ ウイニングライブの説明が足りてない、SNSの映画感想を見ててもそれを強く感じる。今回の映画の場合は、映画最初のフジ先輩のレース後にフジ先輩のウイニングライブを1カットでもいいから挟んでほしかった。
● タキオンの描写が秀逸。序盤の狂気の科学者から中盤の一線を退いた引退ウマ娘、プランBに舵を切ってこのまま私の代わりに!!……私の代わりに?? と心に疑念が浮かび、少しずつ疑念と【●●●】は膨れ上がり、最後のポッケの「先行くぜ」の一言で【本当は自分で走りたい!】が爆発するのが神ってた
✖ カフェの描写が希薄。オトモダチや超常現象などのバックボーンの説明がほとんど無かった為、初見の人は「この子急にお友達とか何言ってるんだろう」とか思いそう。また菊花賞のシーンが少なめだったこともあってカフェ推しには不完全燃焼に感じる事もあった。全員のレース描いてたら尺足りないからポッケとタキオンにスポット絞るのはわかるのだが、なら予告で4人主人公と感じるような宣伝はやめてほしかった。
● ポッケに合わせてフジ先輩にスポットを当てたのは大正解。ポッケを突き動かすキーパーソンとして最適だった。最初にトゥインクルシリーズで走る理由、ダービーで一着を取る理由、もう一度壁に立ち向かう理由、いろんな形で、史実に大いに繋がりのあるフジ先輩を起用したのは秀逸
✖ フジ先輩の説明を作中でもう少しして欲しかった。自分は元ネタを知っているからわかるが、初見の人には「フジ先輩はタキオンと同じ『4戦4勝』『ケガで引退』」というのが伝わり切らなかったと思う。そこをもう少し細かく描くだけでも物語に深みが増すだろう
● 『最強を目指す』というどシンプルな理由がポッケに適していて分かりやすかったと思う。最強の為にタキオンやオペラオーを超えようとするのもわかりやすい
✖ ただやはりポッケももう少しバックボーンの描写が欲しかった。フリースタイルレースの時にとにかく一番になりまくっていたとか、フリースタイルレースの描写が1カットも無かったのは惜しい
● フジ先輩とトレーナーの関係が尊い。レースへの想い、後悔、感謝、葛藤、信頼、いろんな感情が会話でうまく表現できていた。フジ先輩が改めて「トレーナーさん」と呼んだ時はうるっと来た
✖ 各キャラの強さに対する理由の描写が足りていないと感じる。練習も凝った練習をしておらず、レース中も戦略や駆け引きといった描写があまり無かった為「なんか知らんけど強い」「なんか知らんけど最強」みたいに感じてしまった。またタキオンが最後復帰していたが、それまでに「アグネスタキオン、リハビリ順調!回復の兆し!」等の描写が無かった為、「なんだ故障とか言って結局走れるんじゃないか」と軽く見えてしまった人もいた模様。1カットでもいいからプランAに戻るために奮起した描写または演出は欲しかったかも
● 演出がシリーズ随一。特にポッケの心象描写が秀逸で、『タキオンを超える事が出来ない』という思いから過去の心象描写が全部タキオンに上書きされていくのは戦慄した。夏祭りでちょっとした音に反応してしまうのも、心象表現に合わせた良い演出だったと思う。またレース中の壁を超える演出も映画ならではの圧巻のクオリティで強く惹かれた
✖ プリズムの説明がない。演出には多用されたが、なんで持ってるのかとか一切触れなかった。史実ネタでもないはず。ポッケの性格を考えるとそういうアクセサリを意味もなく持つタイプとは思えない
思うことは多々あれど映画製作の方針としては何ら間違っていない。願うなら2作目が作られる事を祈る。
初見の人も是非見てほしい!ついてけない部分もあるだろうが、熱血!走る!の2点でも楽しめるぞ!
既にウマ娘、競馬をある程度知っていることが前提なストーリー
東京2400に強いジャングルポケットの活躍を中心に描かれるストーリー。
自分が感じた良い点
・レースシーンの迫力
・実在の調教師の先生と馬主さんを意識したトレーナー
・エンディングのうまぴょい
自分が感じたイマイチな点
※特にこれからウマ娘や競馬に興味を持ってもらうという視点から
・クラシック3冠のそれぞれのコースや適正をほとんど説明しておらず(特にメインの皐月賞、ダービー、ジャパンカップ)、そのためダービーで勝つことの栄誉や難しさが伝わりにくいような印象。レース前に各レース場を上から映して「G1中山芝2000m皐月賞」みたいなテロップが出るだけ。このコースの勝負どころがどこか?いつ仕掛けるか?などのシーンはないのが残念。
・同じく各ウマ娘の脚質や戦法にほとんど言及しておらず、レースシーンの位置取りやペースの駆け引きはほぼなく、気合で勝つ!!みたいな雰囲気で勝つ。そのため“ジャングルポケットはいかにして自分の戦い方を見つけたか?”が根性や志半ばで引退したアグネスタキオンの幻影を追うという精神論のみに集約されてしまっている。裏を返すとアグネスタキオンの強さもぼんやりしており(それは永遠の謎かもしれないが)、もうちょっと深堀りしてほしかった。レースセンス、脚質、スピードの乗りなど。
突き刺さった
めちゃくちゃ刺さった。合計7回観に行きました。
そんなに観るなんてウマ娘ファンなのかなと思われそうですが、
当方、元々は競馬好き(題材の当時の話は聞き齧った程度)で、
ウマ娘はゲームを数日プレイし、アニメは数話視聴したかな?(いまいち刺さらなかったけど…)という程度です。
映画も最初は付き合いで観に行っただけでした。
初見の印象は、「映像と音ヤバすぎ、特にレースシーン激アツ」「タキオン何言ってんのかよくわかんねー」「フジさんとタキオンのラスト良かったね」でした。このとき評価をつけていたら星3.5くらい。
そんな映画の2回目を観に行ったのは、時間が経つにつれ「あの映像と音、もう一度浴びたいかもしれない」という思いが湧いてきたからです。
もっかい見たらタキオンの言ってること分かるかな〜という気持ちも無きにしもあらず。
そして2回目。1回目に見えなかったあらゆる部分が見えてきて、この作品の凄さをまざまざと見せつけられました。
レースシーンはもちろん迫力充分ですが、それ以上に暗喩や対比、モチーフの扱い方、史実と独自の展開を上手くミックスさせた脚本が素晴らしいです。
考察好きなので、わざわざフレームインさせてるもの全てに意味があるレベルで凝ってるこの映画は、何回見て咀嚼しても足りないくらいです。めちゃくちゃ面白い。
タキオンの言ってることもよく分かりました。タキオンが愛しくなりました。
ストーリーの大筋自体は正直よくある感じ、ザ王道なので、何も考えずに見ても普通にアツい物語として楽しめます。レースシーン激アツですし。
あと音楽がすごく好みでした。
主張はそこまで強くないですが、すごく心に入り込んでくる音楽で、初見のときは最初のフジさんのレースシーンの音楽に感動して泣きそうになったり、タキオンのレースシーンの音楽が狂気的すぎて、タキオンに不気味なイメージ持ったり、音楽にだいぶ心を揺さぶられました。
今まで一度も買ったことなかったサントラまで買いました。
劇中には音楽がない場面もあって、夏合宿の場面とか海の波音とクリスタルの音しかしなかったり、セミの声しか聞こえなかったり、雰囲気出てて良かったです。
競馬ファン的にグッとくるセリフが散りばめられていたのも刺さったポイントです。
当方も特定の競走馬を応援している身なので、ナベさんフジさんからポッケへ、そしてナベさんからフジさん、フジさんからナベさんに向けられた言葉の数々が、応援している馬と自分に重なり、うるっときてしまいました。
以前はウマ娘のことを見くびってましたが、恐れ入りました。
映画館でもうすぐ浴びれなくなるのが惜しいです。円盤出るなら買います。
王道のスポ根物
ウマ娘をプレイしている身なので多少の補正はあるかと思うが、出来は良いと評価していいと思う。
作画は終始綺麗で、演出もゾーンの描写やレースが多めのキャピキャピした萌えアニメ然とした、何にもならないくだらない描写はほとんどなかった
シナリオとしてはちょっと時間が足りないのか、他のライバルの掘り下げが物足りないかなという感じ(マンハッタンカフェの扱いがあんまりなかった気がする)
スポ根ものとしてありがちなイップスの描写もよくこの時間の中でまとめたなぁと思う
映画一本でウマ娘の世界観を味わうにはちょうどいい作品
満足感は得られると思う
素晴らしい
当時はまだ競馬やってなかったかな。
馬自体は後から知って、歴史は知ってる。
良いスポ根アニメですね。
レース知ってるから、結果は分かってるけどやっぱり熱いんだよね。
まぁ正直これまでのアニメで良いところはやってるから、若干物足りない感はあるんだけど、それでもレースは良い出来。
競馬知識なくても楽しめるのでは無いかしら。
自分が競馬やってた時期はそこまで熱い展開無かった気もするからアニメになるかは微妙だけど…
実際の競馬でも熱くはなれるんだけど、違う意味で何だよね。
競馬でこうも感情揺さぶられることになるとはねw
コンテンツのおまけ〜
ペリースチームがクロフネだとわかる人ならピンとくるだろうが、ジャングルポケットという強いんだか弱いんだかわからないウマ娘が主役
作中でも描かれているがタキオンが健在なら、それこそ2番手以下のままだったと思うので、むしろ競馬に詳しくない人に推奨したい
完全に妖怪ウォッチを流れを組むようなコンテンツを盛り上げるための企画でしかないので、まあそれぐらいの出来栄えです
とりあえず見た方がいい
作画的にどうか、別にジャンポケ好きなわけじゃないし、と見るのを悩んでいたがこれは見て良かった、本当良かった。
ウマ娘アニメ3期の出来を考えても見ない方が良いんじゃないかとすらも思ったが今回はバラバラ視点ではなくしっかり主人公のジャングルポケット1人のストーリーに完璧にフォーカスしていた。
もちろん他のキャラクターにもスポットライトは当たっていたが主人公の路線から一切脱線せず〆まで待って行った。
他キャラ出演の小ネタも多くてウマ娘ファンとしては終始目が離せなかった。
そしてラストライブのダンスシーン、CGをつかわなダンスの作画、昔のアイドルマスターを思い出してグッと来た。
3期の気分のまま特に期待せず見たから想像を遥かに超えた、と言うのも拭えない、しかし、その辺を抜きにしてもこの映画は面白かった。
唯一、唯一難癖をつけるとしたならば夏合宿の水着をもう少し見せて欲しかった、ミラ子の水着も拝みたかった。
やはりウマ娘は良いと思えた、サポートカード連続イベント未完走だけは許せない。
映画らしい迫力の演出
作画;★★★★★
演出;★★★★★
ストーリー;★★★
ウマ娘、大好きです。2回いきました。
ただ、映画の予告動画があまりにも良すぎて、ハードルが上がりすぎた感です。
映画って感じで好きですが、「ん?」と思った所がどうにも目立ってしまってしまう。
ウマ娘というコンテンツが好きなので、こんな結果であるのが正直悔しい。
ここでもレビューもいまいちだし、映画館数多くして空席多いです、とか本当に聞いていて悲しい。
以下ネタバレ含みます。
●良かったとこ
・主題歌がとにかくカッコいい
・映画らしい迫力なレース演出(胃もたれするくらいに)
・菊花賞後のフジキセキのところ
「全盛期のころには到底及ばない、、でも、、」はオッサンの私にすごく刺さった。
1回の挫折、もしもを考えて、落ち込む暇なんてない!
1歩でも追いつくんだ!
と人生頑張る勇気がもらえました。
・ファンサのためのたくさんのキャラ出演
・RTTTのキャラがサブで出てきてすごく良い
・ポッケの声カッコいい、ジャンプ主人公くらいにカッコいい
・ダンツが可愛い
●残念
ストーリーが演出に負けてる、演出に頼った勢いだけ
演出に時間割きすぎてストーリーが描き切れてない。
・夏合宿、何がしたかったのか?全くわからない。
1番意味が分からない。こんなとこに時間割くならほかにやることあるだろ。
ほんとに虚無。 ポッケが落ち込むでもなく、ストーリーが進むわけでもなく謎すぎる。
・ダービー後のストーリーが雑
・菊花賞とカフェの扱い
わかる、時間足りないのはわかるが、あまりにもあっさりしすぎてる。
メイン4人で出してるのにカフェだけ薄すぎる。
・「なんで?」と聞きたくなるストーリー
「なんで、思い出したように”タキオンには追い付けない、、、”で落ち込んでんの?」
落ち込むきっかけのストーリーがすっぽ抜けてる。
ダービー中にタキオン居ないの乗り越えた感あったやん。
雄たけび上げるし、インタビューもニッコニコだし、合宿中も「なんか気持ち引っかかる、」「力でない」ってところもない。
せめて、ダービー後に周りからの「タキオンいたらなぁ」で一気に落ち込む、みたいな演出あって落いいじゃん。
あれだと、夏祭りのフジキセキのせいでタキオンの走りを思い出させられたって感じになっちゃうやん。
そのあとでフジキセキから「もしもに(以下略」って励まされても 「はぁ?」としかならない。
「なんで、ジャパンカップ出走選んだ?」
もっと、”オペラオーに勝って最強になる!”とかできたやん。突然ジャパンカップだ!なんか成り行きで勝てちゃった。って感じでせっかくの復活レース、覇王に勝ったなのに盛り上がらない。
レースも淡泊。
・オペラオーに勝った喜びが伝わらない
オペラオーとの関係、憧れ、思い、などが全くないのですごく勿体ない。
なんか最強に勝ったわ くらいな感じ
ただの愚痴です。好きだからこそ粗についてしまうし、言いたいことが出てきてしまった。
コンテンツを自ら衰退させる厄介オタク
運営にも腹が立つ。ビジネス下手くそすぎるだろ。
ゲームの売り上げ、コンテンツの寿命的にも、3期の結果にしても、この映画が天王山なのは明らか。
なのに「主役がゲームで育成できません」ってどういうことだ?
バカなのか?熱が冷めないうちにガチャ回させて利益を取らないといけないのに、これじゃ新規も増えないだろ。
星4つ付けてますが、コンテンツと演出に対してです。
トータルでみるとこんな感じです。
RTTT>>2期>>>>1期>=映画
RTTTが良すぎた。
そして映画はRTTT映画後の予告映像が一番楽しかった。
早くRTTT円盤出してください。
迫力満点のレースシーン!
競馬の知識は皆無。ゲームは未経験。TVアニメは1期、2期視聴済みで3期は途中で断念。
映画も当初は観る気なかったけれど、会社の同僚が勧めてくるので会員ポイントを使って無料で観てきました。
TV版のキャラは画面に見切れる程度で出場し、ストーリーに全く関わらないのでTVで復習の必要は全く無し。結果、迫力の映像で映画館で観てよかった。
レースシーンの演出は「キルラキル」「プロメア」の格闘シーンを思い出させる(まるでTRIGGER制作のようで)思わずお腹に力が入る迫力満点の映像でした。
監督の趣味なのか日常シーンのギャグ表現は多めだったけれど、主役のジャングルポケットの表情が豊かでまた、ライバルのアグネスタキオンの狂気を表す眼が良かった。
タキオンの引退とポッケのダービー制覇までは息もつかせぬ展開で、駆け足の様に過ぎていったが、途中の合宿のシーンは(水着と入浴シーンはファンサービスかもしれないが)ちょと必要なかったかも...後、最後のファンサービスのコンサートシーンも自分にとっては不必要。また、解説者さんの棒読みも気になり..だからー0.5点です。(解説の山本さんってまさか山本昌さんが声優とはびっくり)
ちなみに入場特典の色紙はシャフト角度のアグネスさんでした。
土曜の昼過ぎの時間で観客は3割程度。
ゲームのおかげか若い男の子のグループが目立ったが、若い女の子の姿も結構見かけました。
全88件中、41~60件目を表示




