劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」のレビュー・感想・評価
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今作に“ウマ娘”達の想いの熱量をこれでもかと感じさせられた
他のレビューでも書かれているように、ウマ娘に初めて触れる方に向けての説明や、同期数名の深堀り、レースの駆け引きなど、もっと欲しいと感じる部分はある。なので星0.5分は評価を引いた。
しかしながらこの作品は、私が強烈に感じさせられた【“ウマ娘”がレースに掛ける想いの熱量】を中心として表現されたと考えた時に、今作は星5では足りないくらいに訴えかけてくる作品だと思えた。
感情の高ぶりが雄叫びとして出るほど、想いにまっすぐで苛烈なジャングルポケットが主人公の配役。
ジャングルポケットだからこそ自らの想いを託し、その上奮起させられることにもなるフジキセキ・アグネスタキオン達に特にスポットを当て、史実とifを落としこんだ関係性の描写。
そこから生まれる様々な想いが、劇場版ならではのド迫力の映像や音響で繰り出されるレースシーンや演出によって表現されていた。
まるで今作を通して、これまで各媒体・各作品でウマ娘達が抱いていた想いの熱量はこれほどだったんだぞ!と、映画全体で浴びせかけられたような体験だった。
“ウマ娘”劇場版として、“ウマ娘”ジャングルポケットの物語として、とてもハマっていたように思う。これほどまでに突き抜けた熱さを感じられる今作を私は大変面白く感じたし、大好きになった。
以下余談
様々レビューや感想を見ていると、今作に期待され、求められていたものが非常に多かったことが分かる。多様な要素それぞれを見れば物足りなさを感じる点は確かに多くある。だか、全てに応える作品を目指せばとても映画1本には収まらないと感じる。
そんな中で今作は上記の感想で挙げたように、【“ウマ娘”がレースに掛ける想いの熱量】を描くという点では傑作であり、やり切った作品だと思う。それ故に私は他の物足りない点については、熱量に圧倒されてさほど気にならなかった。
私はゲームや各アニメ作品に触れていたため上記ような感想になったのかもしれない。映画としての総合的な完成度は高くないのかもしれない。
だが、少しでも気になったのなら観る価値は大いにあると私は思う。
なぜなら、ウマ娘は今作をきっかけに深掘りしていけるコンテンツだからだ。
ウマ娘はクロスメディアコンテンツとして様々な媒体で展開し、多様な角度からコンテンツを深掘りさせてくれる。
今作で物足りないな、と思った部分があった方は是非他の作品に触れてみて欲しい。きっと物足りなさを満たしてくれる作品があると思う。
今作に求められたものが非常に多いということが、コンテンツがこれまで発揮してきたポテンシャルの高さと、幅広さを、ある意味で証明していると思うから。
王道のスポ根アニメ映画。最高。
ウマ娘についてよく知らない人向けに簡単に説明します。ウマ娘は、競馬(ギャンブルというよりスポーツとしての側面)の史実に基づいて、実在した名馬を擬人化し、その成長をスポ根アニメとして描いたコンテンツです。予備知識があればあるほど楽しめる内容でしたが、ぶっちゃけ競馬もウマ娘も知らなくて大丈夫です。むしろ、結末を知らないまま観れるのはラッキーだと思います。めちゃくちゃ面白いです。目標があって、ライバルがいて、挫折があって、そして支えてくれる仲間がいて。最後には夢中になること間違いないです。
ストーリーも素晴らしいですが、演出も映画ならではの迫力あるもので、非常に満足しています。
ウマ娘や競馬を知っている人にも知らない人にも是非観て欲しいです。
ちなみに私はあと何回か観に行くつもりです笑。
気になるところはありつつも、おおよそ満足出来る内容
当方、現役トレーナーかつ1~3期、RTTTまで履修済みです。その上で、今回『新時代の扉』を観た感想を書かせていただきます。
〇良かった点
・レースの迫力
アプリでは間違いなく得られない、演出やアングルも相まった凄まじいレース描写。映画だけあって、本当に力が入っており見たかったものが見れた。
・思ったより登場キャラが多く、小さな発見も楽しめた
ここは賛否ありそうですが、少なくとも私は楽しめました。私はCB最推しですので今回彼女の出番は一切ありませんでしたが、それでも楽しかったです。
・ウマ娘が好きなら全編しっかり面白い出来
ちゃんと「ウマ娘の劇場版」として観れたし、そこは非常に満足。この手の作品でよくある「登場キャラ多すぎて訳わかんない」というのも、あくまでメインはJAM、ダンツ、フジキセキ、田辺Tあたりが分かれば''一応''大丈夫にはなっている。終始クライマックス。
・アニメ作品ならではの表情
特にタキオンの狂気に満ちた表情や、ポッケの感情丸出しの表情などは、アニメでの作画だからこそ表現できることであり、RTTTの時も思いましたが、あそこまでやってくれて大満足です。
・安定の実況
「テイエム来た!」をしっかりやってくれました。ウマ娘は実際の実況をかなり誇張する傾向にありますが、欲しかったものを出して貰えた満足感がありました。
・帰り道、無性に走りたくなる
良い点と言っていいか微妙ですが、走ることに文字通り「命をかける」彼女たちを見ていると、何故だか走りたくなってくるんですよね。不思議なもんです。
〇気になった点
・劇場版特有の謎のアイテム
ポッケが持っていたキラキラ光るアクセサリー、タキカフェの合同部屋にも窓際に吊るしてありましたね。アレ、結局なにを象徴していたのでしょうか。
主題歌の「PRISMATIC SPURT!!!!」にも「PRISM」がありますから、何か意味はあるはずです。フジキセキとポッケのレース時にも、フジキセキからポッケへと受け渡される役割を担っていたわけですしね。考察すればある程度予想できるのでしょうが、劇場版専用アイテムの考察まで普通は出来ないのではないでしょうか。映画を観た感動で頭いっぱいですわこちとら。
・登場キャラ多すぎ問題
良かった点と真逆じゃん、と思われるかもしれませんが、確かにいっぱい出てくれるのは嬉しいんですよ。観ていて楽しいですし、それは本当です。しかし、知っているキャラが至る所に出すぎて大変というか。巻き戻しが出来ない映画でこれは大変です。まあ、何回も観に行けばいい話なんですが…。
・「ウマ娘」未履修にはちょっと厳しい
例えばラスト唐突に行われるライブや、なぜ「皐月賞トレーナー」ではなく「ダービートレーナー」でなければいけないのか。ウマ娘履修済みには当たり前のことが分からない状態だと、頭に「?」が浮かんで純粋に楽しめないんではないかなと。あと実馬をモデルにしているので、「黒髪の子は誰だっけ…あぁ、マンハッタンちゃんか」「てい、オペラ…?成田…?綾部…?」みたいなことになりかねない。初見で複雑な馬名を覚え切るのは難しいと思いますね。
また、小ネタに共感出来ないのもそうです。合宿時のアヤベさんで「フフッ」となりませんでしたか?あれはアヤベさんが「ふわふわキャラ」であることを前提知識として入れていないと伝わらない場面です。事前にRTTTを観ていれば、その時とのギャップでより面白くなるでしょう。しかし、ウマ娘未履修の人にとって、急に宿の布団をレビューし始めた変な子になってしまうんですよね。周りはクスクスしているが、何がそんなに面白いのか分からない、と。ウマ娘や競馬を知らなくても絶対楽しめる!オススメ!という意見をよく観ますが、それはちょっと言い過ぎかなと。ハマる人もいるかもしれませんが、少数派かなぁと言うのが私の意見です。
また、これは別の角度からの感想ですが、「俺たたエンドが残念」という意見もちらほら見かけます。
「俺たたエンド」とは、いわゆる「俺たちの戦いはこれからだ」みたいな展開で最終回を迎える、打ち切り漫画の代名詞的な展開の事です。
本映画では、ラストにJAM+ダンツの4人がレースに向かうところで終了、ライブへ突入となるわけです。
確かに、「アニメ映画」として見れば、作品内で物語が完結していない、ポッケとタキオンの勝負を付けずに終わらせてしまったことに少なからず異を唱えたくなる気持ちは分かります。
しかし、こと「ウマ娘」に関しては、この「俺たたエンド」の意味が180°変わるんですよね。
まず原則として、ウマ娘は実際の勝利馬を改変することはありません。唯一あったのは1期のエルスペ同着ぐらいで、道中の順位が変わることはあれど、例えば皐月賞をダンツフレームが勝つことは有り得ない訳です。史実の結果を元にして作られているので。他に抜けがあったら申し訳ない。
それを踏まえると、ジャングルポケットはジャパンカップを最後に1着は取っていませんので、そもそもウマ娘では描けない。更に、アグネスタキオンは皐月賞を最後にレースには出てきていませんので、皐月賞以降のレース描写は描けません。
その上で!それを踏まえた上で!
「ウマ娘」の良さとは何でしょうか。これに関して、私は「続きが見られること」だと思うんですよね。秋天を乗り越えたサイレンススズカ然り、菊花賞に出走できたトウカイテイオー然り…。モデルとなった実馬が歩めなかった物語を見せてくれるのが、「ウマ娘」の真骨頂ではないかと。
そう考えると、ラストのあの場面にアグネスタキオンがいること自体が、可能性であり、希望であり、夢なのです。
彼女らはあの後もお互いが切磋琢磨し合い、レースで勝った負けたを繰り返していくのでしょう。それを想像させるような終わり方というのは、「ウマ娘」の良さを最大限に発揮した素晴らしいラストだったのではと思います。
フジキセキも、「ナベさん」から「トレーナー」へと呼び方を変え、恐らくレースに復帰するのであろう演出もありました。
そんな訳で、とっ散らかって長文となりましたが、これが『新時代の扉』を観た感想です。
全体としては満足できました。あと数回は観に行きたいですね。
物足りない部分はありつつも熱いスポ根を感じられた。みんなに見てほしい
良い所悪い所を交互に書いていきます
● レース作画や音響のインパクトは抜群。通常の靴の音に混ざる蹄鉄の音。画面を駆け抜けていく際の風切り音。各演出シーンに合わせた壮大な音響演出。どれをとってもシリーズ最大のクオリティと感じた、映画に適したものばかり。
✖ ウイニングライブの説明が足りてない、SNSの映画感想を見ててもそれを強く感じる。今回の映画の場合は、映画最初のフジ先輩のレース後にフジ先輩のウイニングライブを1カットでもいいから挟んでほしかった。
● タキオンの描写が秀逸。序盤の狂気の科学者から中盤の一線を退いた引退ウマ娘、プランBに舵を切ってこのまま私の代わりに!!……私の代わりに?? と心に疑念が浮かび、少しずつ疑念と【●●●】は膨れ上がり、最後のポッケの「先行くぜ」の一言で【本当は自分で走りたい!】が爆発するのが神ってた
✖ カフェの描写が希薄。オトモダチや超常現象などのバックボーンの説明がほとんど無かった為、初見の人は「この子急にお友達とか何言ってるんだろう」とか思いそう。また菊花賞のシーンが少なめだったこともあってカフェ推しには不完全燃焼に感じる事もあった。全員のレース描いてたら尺足りないからポッケとタキオンにスポット絞るのはわかるのだが、なら予告で4人主人公と感じるような宣伝はやめてほしかった。
● ポッケに合わせてフジ先輩にスポットを当てたのは大正解。ポッケを突き動かすキーパーソンとして最適だった。最初にトゥインクルシリーズで走る理由、ダービーで一着を取る理由、もう一度壁に立ち向かう理由、いろんな形で、史実に大いに繋がりのあるフジ先輩を起用したのは秀逸
✖ フジ先輩の説明を作中でもう少しして欲しかった。自分は元ネタを知っているからわかるが、初見の人には「フジ先輩はタキオンと同じ『4戦4勝』『ケガで引退』」というのが伝わり切らなかったと思う。そこをもう少し細かく描くだけでも物語に深みが増すだろう
● 『最強を目指す』というどシンプルな理由がポッケに適していて分かりやすかったと思う。最強の為にタキオンやオペラオーを超えようとするのもわかりやすい
✖ ただやはりポッケももう少しバックボーンの描写が欲しかった。フリースタイルレースの時にとにかく一番になりまくっていたとか、フリースタイルレースの描写が1カットも無かったのは惜しい
● フジ先輩とトレーナーの関係が尊い。レースへの想い、後悔、感謝、葛藤、信頼、いろんな感情が会話でうまく表現できていた。フジ先輩が改めて「トレーナーさん」と呼んだ時はうるっと来た
✖ 各キャラの強さに対する理由の描写が足りていないと感じる。練習も凝った練習をしておらず、レース中も戦略や駆け引きといった描写があまり無かった為「なんか知らんけど強い」「なんか知らんけど最強」みたいに感じてしまった。またタキオンが最後復帰していたが、それまでに「アグネスタキオン、リハビリ順調!回復の兆し!」等の描写が無かった為、「なんだ故障とか言って結局走れるんじゃないか」と軽く見えてしまった人もいた模様。1カットでもいいからプランAに戻るために奮起した描写または演出は欲しかったかも
● 演出がシリーズ随一。特にポッケの心象描写が秀逸で、『タキオンを超える事が出来ない』という思いから過去の心象描写が全部タキオンに上書きされていくのは戦慄した。夏祭りでちょっとした音に反応してしまうのも、心象表現に合わせた良い演出だったと思う。またレース中の壁を超える演出も映画ならではの圧巻のクオリティで強く惹かれた
✖ プリズムの説明がない。演出には多用されたが、なんで持ってるのかとか一切触れなかった。史実ネタでもないはず。ポッケの性格を考えるとそういうアクセサリを意味もなく持つタイプとは思えない
思うことは多々あれど映画製作の方針としては何ら間違っていない。願うなら2作目が作られる事を祈る。
初見の人も是非見てほしい!ついてけない部分もあるだろうが、熱血!走る!の2点でも楽しめるぞ!
ウマ娘が好きなら後悔はしない
ウマ娘最高!
確かに書かれている低評価レビューの一部は一理あるなぁと思います。
一部キャラやストーリーの描写が不足していて、もう少しこうできたのではないかと感じる部分はあります。(尺などの都合もあるかもしれませんが)
それが推しキャラだったりするとなお不満も溜まりそうですね。
私は特に思い入れのあるキャラもいないので、その点はフラットに見られましたが、タキオンの描き方が上手いなあと。
タキオンはアクが強いので、
正直どう扱うんだろう、ただの変人キャラで終わるんでは。とすら思っていましたが、感情の機微をしっかりと描けていたのは今までのウマ娘ではあまり無かったパターンだなと感じました。
ある意味半分ノンフィクションなので、ネタバレされた状態な上、結局はレースでうおおおおの展開に持っていかざるを得ず、作品作りが難しいと思います。
そんな中で新しい一面を見せてくれたこと、加えて描画や迫力のあるサウンドなども含めて映画的な仕上がりになっており、非常に満足でした!
待ってた
既にウマ娘、競馬をある程度知っていることが前提なストーリー
東京2400に強いジャングルポケットの活躍を中心に描かれるストーリー。
自分が感じた良い点
・レースシーンの迫力
・実在の調教師の先生と馬主さんを意識したトレーナー
・エンディングのうまぴょい
自分が感じたイマイチな点
※特にこれからウマ娘や競馬に興味を持ってもらうという視点から
・クラシック3冠のそれぞれのコースや適正をほとんど説明しておらず(特にメインの皐月賞、ダービー、ジャパンカップ)、そのためダービーで勝つことの栄誉や難しさが伝わりにくいような印象。レース前に各レース場を上から映して「G1中山芝2000m皐月賞」みたいなテロップが出るだけ。このコースの勝負どころがどこか?いつ仕掛けるか?などのシーンはないのが残念。
・同じく各ウマ娘の脚質や戦法にほとんど言及しておらず、レースシーンの位置取りやペースの駆け引きはほぼなく、気合で勝つ!!みたいな雰囲気で勝つ。そのため“ジャングルポケットはいかにして自分の戦い方を見つけたか?”が根性や志半ばで引退したアグネスタキオンの幻影を追うという精神論のみに集約されてしまっている。裏を返すとアグネスタキオンの強さもぼんやりしており(それは永遠の謎かもしれないが)、もうちょっと深堀りしてほしかった。レースセンス、脚質、スピードの乗りなど。
4戦4勝、悲運の天才アグネスタキオン
ジャングルポケットは、フジキセキの走りに感動し、最強を目指しレースの世界へ飛び込んだ。デビューを果たし、一生に一度しか走れないクラシック三冠レースを目指すが、その前に天才アグネスタキオンが立ちはだかり、年末の前哨戦で負けてしまった。そして、クラシック三冠初戦の皐月賞はアグネスタキオンが勝ち、2着のダンツフレームに次ぐ3着と敗れた。次戦ダービーでの屈辱を誓ったのだが、アグネスタキオンは脚の故障で引退してしまった。アグネスタキオン不在のダービーでダンツフレームを破り、勝ったジャングルポケットは、菊花賞ではマンハッタンカフェに敗れた。そんな2001年の競馬界の様子をウマ娘に置き換え再現した話。
ジャングルポケットが主役なのはわかるが、どうしても悲運の天才アグネスタキオンに肩入れしてしまった。
脚の故障が無ければディープインパクト級の戦績を収めたんじゃないかと今でも思ってる。やっぱり残念だ。
ジャングルポケットの話はあまり興味なし。
テイエムオペラオーの方がまだ興味あったかな。
シンプルだが深い面白さ
ウマ娘をやっている彼女に誘われて見に行きました。
オタク向けかと思ったけどかなり一般受けする作品です。ですが、「ウマ娘」というブランドが一般人を遠ざけているような気がします。
内容はシンプルなスポ根青春モノ。とても面白く手に汗握る勝負でとても興奮しました。キャラも良い意味で可愛くない娘が多く、性別を気にせずに見れます。作画はここ最近のアニメ映画で一番と言っていいほどの高クオリティ。ネタバレになるのであまり詳しくは言えないがレース前の構図もかなり凝っている。曲も電波曲ではなくちゃんとしたJ-POPだったのでオタク曲が苦手な方でも見れると思う。
また見に行きたくなりました。皆さんも是非見に行ってください。
突き刺さった
めちゃくちゃ刺さった。合計7回観に行きました。
そんなに観るなんてウマ娘ファンなのかなと思われそうですが、
当方、元々は競馬好き(題材の当時の話は聞き齧った程度)で、
ウマ娘はゲームを数日プレイし、アニメは数話視聴したかな?(いまいち刺さらなかったけど…)という程度です。
映画も最初は付き合いで観に行っただけでした。
初見の印象は、「映像と音ヤバすぎ、特にレースシーン激アツ」「タキオン何言ってんのかよくわかんねー」「フジさんとタキオンのラスト良かったね」でした。このとき評価をつけていたら星3.5くらい。
そんな映画の2回目を観に行ったのは、時間が経つにつれ「あの映像と音、もう一度浴びたいかもしれない」という思いが湧いてきたからです。
もっかい見たらタキオンの言ってること分かるかな〜という気持ちも無きにしもあらず。
そして2回目。1回目に見えなかったあらゆる部分が見えてきて、この作品の凄さをまざまざと見せつけられました。
レースシーンはもちろん迫力充分ですが、それ以上に暗喩や対比、モチーフの扱い方、史実と独自の展開を上手くミックスさせた脚本が素晴らしいです。
考察好きなので、わざわざフレームインさせてるもの全てに意味があるレベルで凝ってるこの映画は、何回見て咀嚼しても足りないくらいです。めちゃくちゃ面白い。
タキオンの言ってることもよく分かりました。タキオンが愛しくなりました。
ストーリーの大筋自体は正直よくある感じ、ザ王道なので、何も考えずに見ても普通にアツい物語として楽しめます。レースシーン激アツですし。
あと音楽がすごく好みでした。
主張はそこまで強くないですが、すごく心に入り込んでくる音楽で、初見のときは最初のフジさんのレースシーンの音楽に感動して泣きそうになったり、タキオンのレースシーンの音楽が狂気的すぎて、タキオンに不気味なイメージ持ったり、音楽にだいぶ心を揺さぶられました。
今まで一度も買ったことなかったサントラまで買いました。
劇中には音楽がない場面もあって、夏合宿の場面とか海の波音とクリスタルの音しかしなかったり、セミの声しか聞こえなかったり、雰囲気出てて良かったです。
競馬ファン的にグッとくるセリフが散りばめられていたのも刺さったポイントです。
当方も特定の競走馬を応援している身なので、ナベさんフジさんからポッケへ、そしてナベさんからフジさん、フジさんからナベさんに向けられた言葉の数々が、応援している馬と自分に重なり、うるっときてしまいました。
以前はウマ娘のことを見くびってましたが、恐れ入りました。
映画館でもうすぐ浴びれなくなるのが惜しいです。円盤出るなら買います。
王道のスポ根物
ウマ娘をプレイしている身なので多少の補正はあるかと思うが、出来は良いと評価していいと思う。
作画は終始綺麗で、演出もゾーンの描写やレースが多めのキャピキャピした萌えアニメ然とした、何にもならないくだらない描写はほとんどなかった
シナリオとしてはちょっと時間が足りないのか、他のライバルの掘り下げが物足りないかなという感じ(マンハッタンカフェの扱いがあんまりなかった気がする)
スポ根ものとしてありがちなイップスの描写もよくこの時間の中でまとめたなぁと思う
映画一本でウマ娘の世界観を味わうにはちょうどいい作品
満足感は得られると思う
結末を知り史実を知った上でもう一度観たくなる
ウマ娘はアニメ+ソシャゲ、競馬はウマ娘より少し前からしか知らないため、興味ある馬だけ史実を調べるという感じで、今作のキャラは史実を知らないまま鑑賞しました。
史実を知らない私主観ですが それぞれキャラ毎のレース展開にハラハラドキドキしながら、レース後の表情や行動、言動からどういう想いでいるのか考えながら観ることが出来て、終始ポケットに感情移入し過ぎてたので度々涙しながら鑑賞しました。
鑑賞後は、史実をしっかり調べてこの結末を知っている上でもう一度観たいと思わされました。
あとは、ウマ娘ならではの後ろ側でわちゃわちゃしてるウマ娘達を探すのもめちゃくちゃ楽しかったです。
マイナス点としてはカフェのシーンが極端に少なかったことです。
タキオンとの関係性やカフェ自身のレース展開、結果がカットされすぎて分かりづらく残念でした。
素晴らしい
当時はまだ競馬やってなかったかな。
馬自体は後から知って、歴史は知ってる。
良いスポ根アニメですね。
レース知ってるから、結果は分かってるけどやっぱり熱いんだよね。
まぁ正直これまでのアニメで良いところはやってるから、若干物足りない感はあるんだけど、それでもレースは良い出来。
競馬知識なくても楽しめるのでは無いかしら。
自分が競馬やってた時期はそこまで熱い展開無かった気もするからアニメになるかは微妙だけど…
実際の競馬でも熱くはなれるんだけど、違う意味で何だよね。
競馬でこうも感情揺さぶられることになるとはねw
熱い青春スポ根アニメ
これを見に行かない選択肢はあり得なかった
私は、この映画に対する真に驚くべき感想を書き込みたいが、この余白はそれを書くには狭すぎる。
というのは流石に冗談で、自分の記憶力と文章力の問題である。ネタバレ無しで少し書いていきたい。
一つに、カメラワークの業がある。1度目はわからなくても2度目、3度目と繰り返してみると「頭がおかしいんじゃないか」と思いたくなる大胆で美麗なカメラの動きに驚くことと思う。
二つに、演出の妙がある。冒頭数秒で出てきたアレ(ここでの明言は避けたい)を含め、この映画には世界観に入り込む余地が大きい。「ウマ娘がどういう存在で、彼女たちとその周囲の人々は何をするか、何に魅せられるのか」が直ちに理解できる。これは、自分のようなほぼウマ娘を知らない人間にとっては有難いくらいの前置きで、しかも、その前置きが蛇足になってない点でも素晴らしい。
三つに、中の人の演技力がある。声優は失礼な話ぜーーーーんぜん知らないのだが、なんと、主人公ジャングルポケットと同期たるダンツフレームの中の人は、映画は初挑戦で、声優歴もあまり長くはないのらしい………が、それを感じさせない迫真の声であった。正直なところ中の人抜きで「本人(キャラそのもの)が喋ってる」ようにしか感じられなかった。
四つに、ファンサが激しい。前作RTTTとのつながりや、ゲームでお世話になったかの人もスクリーンに映る。他にもたくさんのウマ娘の姿が彼方此方に見ることが出来、推しのウマ娘や好みの子を探してみるのも一興かもしれない。
五つに、タキオン!
タキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオンタキオン!!!!!!
ンンンンン!!!!!モルモット!!!!!!プイーーーーーーーーーーーーーーーwwwwwwwwwタキオンタキオンタキオン大怪獣総攻撃だろ!!!!主役食い!ベテラン声優(らしい)当てられた俺たちの情緒ぶっ壊すやつ!!!!やーーーーいお前また(ネタバレ)失敗してやんの──────!!!!!!!
この路線がもっと見たい
コンテンツのおまけ〜
ペリースチームがクロフネだとわかる人ならピンとくるだろうが、ジャングルポケットという強いんだか弱いんだかわからないウマ娘が主役
作中でも描かれているがタキオンが健在なら、それこそ2番手以下のままだったと思うので、むしろ競馬に詳しくない人に推奨したい
完全に妖怪ウォッチを流れを組むようなコンテンツを盛り上げるための企画でしかないので、まあそれぐらいの出来栄えです
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