「映像凄いけど唐突なライブシーンで興ざめ」劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」 狂った果実さんの映画レビュー(感想・評価)
映像凄いけど唐突なライブシーンで興ざめ
レースシーンの連続ですが、そのつど飽きさせない演出、
音の使い方などいちいち素晴らしく、
お金を払って見る価値はあります。
・・・ただ、それ以外の全てがイマイチという作品でした。
シナリオ面はダービーでピークを迎え、その後はダイジェストで流すため
序盤から出ているマンハッタンカフェの扱いがかなり雑に。
後半は主人公ポッケの「自分との戦い」みたいになっていて、
ラスボスであるテイエムオペラオーもポッケにとっては割とどうでもいい奴であり、
「自分に勝ったので勝ち」という展開。
相手がオペラオーである必然性があまりなかったし、
史実のオペラオーを知っていたらありえない、あの軽いナルシストキャラも相まって、
ラスボスとして魅力に欠けた感は否めません。
また、そういったキャラ、シナリオ面以上に不満に思えたのがラストのライブシーンです。
よく言われる「ライブシーンがレースと比べてしょぼい」のが理由ではありません。
最後あのキャラが戻ってきて、皆でレースしようぜ!という流れはベタですが、
かなり良展開だと思いました。
・・・が、それを台無しにする唐突なライブシーン。
「いやおまえは走りたくて戻ってきたんやろ」と心の中でツッコミ不可避の展開で、
これまでの流れをぶった切ってしまう唐突さのせいで感動がかなり薄れてしまった。
皆でレースしながらエンドロールに入るような自然な終わり方ならもっと余韻があったのに・・・。
良展開を唐突なライブで自ら腐らせたと言わざるを得ません。
私はアプリやTVアニメも知っているため、ウマ娘という作品にウイニングライブが付き物であることは重々承知しております。
ただ、その上でこの作品のラストには必要無かった、展開として不自然だと声を大にして言いたい。
一般受けを意識して萌え要素を排除するという思い切った采配をするなら、
ライブこそ無くしてしまっても良かったのではないでしょうか?
狂った果実様
そうでしたか…最後の方はあまりしっかり読んでいなかったので、補足とか出来ればと思ったのですが…大変失礼しました。
理解している上でライブ無くしても良かったのではないかという批判ならばそういう批判はあってもおかしくはないですがアニメとかを知っているならば尚更そういう批判が出るのは正直理解し難い部分もありましたので…
今回のラストのライブに関してはこれは憶測や考察の域にはなりますが、ウイニングライブではなく前回のRTTTに似た特別なライブだったのではないか(所謂IF的なもの)と思ってますし、もしライブを無しにしたらしたでそれこそウマ娘ファンを含めたライブを観たかった客層からはライブ無し?!みたいな批判が殺到していたと思います。
きっと狂った果実様の様に無くすべきでは?と思っていた制作スタッフも多少なり居たはずですが無しで批判が増えるより本来あるものをあったままにした方が無難な策ですしファンのおかげでここまでコンテンツが盛り上がり劇場版が実現したのですからその感謝や期待に応えたかったのではないかと私は思います。
>翡翠綾鷹 様
いやコメントするならレビューちゃんと読んで下さいよ…
読んだ上でそれなら読解力、理解力が心配になりますね。
ウマ娘にウイニングライブがあるのは知ってます。
なんなら私は初期の頃ウマ娘のゲームをやっていますので。
その上で、今回のラストにライブはいらなかったと言っています。
「ライブをするというウマ娘の様式美が作品の足を引っ張っている」
という批判なのです。
あくまで補足、参考程度ですが
ウマ娘が存在する世界では競馬みたいに賭け事とかは無く純粋にレース場で走るウマ娘を推したり支えたり応援してる人ばかりです
ウマ娘はただ走るだけではなくそんな人達に感謝の意を込めたライブをしたりします
そして中にはレースで上位じゃないと歌ったり踊ったり出来ないウイニングランならぬウイニングライブみたいなものがあります
全てのウマ娘がそうではないみたいですが、大半のウマ娘が誰かのレースを観たりライブを観たりして憧れトゥインクルシリーズ等のレースに参加したりして挑んでいく様です
確かに仰る様にそういう仕様を知らなければ困惑しますし冷めたりするかもしれませんね
実はウマ娘の作品とかでは定番の演出だったりするので、その辺りも事前に把握すればその様な残念な気持ちにならず楽しめると思います。