「Racing Forever」劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」 マスゾーさんの映画レビュー(感想・評価)
Racing Forever
ウマ娘
ソシャゲの体系でひと頃
非常に多かった様々な歴史上の
存在を擬人化・とりわけ女性キャラ化
する風潮の中で生まれたジャンル
凡庸なゲームで終わるはずだったが
途中で開発環境が変わりクオリティが
格段に引きあがり競馬ファンが
感心するほどの設定のこだわりで
累計収益はサービス開始3年で
3790億を突破しているという
と言っときながら自分は
ソシャゲ全然遊んでないダビスタ世代
なんですがまぁせっかく劇場版だし
観に行っておくか的な感じで観賞
ジャングルポケット・アグネスタキオン
なつかしいです
この世代は本当に凄かった
ちなみに中央競馬も丁度この頃前後が
4兆円産業なんて言われるほど隆盛が
ありました
そんな語り出したら終わらなくなる
史実のエピソードをちりばめた今作
大変見ごたえがありました
考えるより感じる方がいいほどの
レースシーンの演出は強烈
ガラスの脚でレースするという
理不尽にも思える競バの世界の
葛藤も伝わってきました
まぁしいて言えば
新時代の扉というサブタイトル
これこのジャングルポケットの
クラシック世代が外国産馬の
G1解放元年だったのです
今や内国産馬が強いんで信じられない
人もいるかもしれませんが当時は
外国産馬が強いという風潮があり
それがダービーも簡単に獲りにくる
と言う様相の筆頭格がクロフネでした
それが新時代って言われてた
由来なんですが
(ここで芦毛馬に
あえてクロフネと名づける
金子オーナーのセンスも
最高なんですが)
作中では権利関係で別名に
なっちゃってるとこがどうなのか
って観る前は訝しんでいましたが
まぁ当時ならではのネタに固執
せずジャングルポケットとフジキセキの
渡辺栄厩舎関連のトピックス
にしたのは正解だったと思います
ウマ娘という世界観で世代を
飛び越えられる部分は実際の
競馬より面白いところですね
ほんとこの映画と競馬しか観てない
んですが大変良かったです