「RTTTの世界線でゲームファンに向けた作品」劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」 デカマラスさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5RTTTの世界線でゲームファンに向けた作品

2024年5月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

待ちに待ったウマ娘の映画化という事で楽しみにしてました。

元になったレースなどの下調べはせず誰が勝つのか分からない無知の状態で観ました。
ゲームで好きになったウマ娘たちが劇場スクリーンで動いているとあって楽しんでいました。
レース演出もド派手でこういう表現は後にも出てこないだろうと感動しましたね。

ただ中盤以降から失速した感があって観終わったあとに若干の消化不良も感じました。

序盤のレースで制作スタッフがやりたいことを全部やったんじゃないかと思うくらいに演出や音、カメラワークに力が入ってましてこれは4DXで観ても楽しめるなとなりました。
しかしながらその序盤でパワーを使いすぎてしまったのか中盤レース以降は演出がなんだか単調になった気がします。
ゴール板通過まで長いなとか実際の実況はこんなんだったのかなぁとか派手な演出なんだけど序盤で観たしそこに至までの過程がフワッとして今一乗り切れないなぁと。

ストーリーはほぼ2人が中心になって展開されるのであとの2人が色々勿体無いことに。
その中心の1人も中盤以降はあんまり絡まなかったのでもう少し上手い具合に調理できたんじゃないかなと思ってます。

総評としては
ストーリー:2/演出:4/作画:4の計10割合評価で
RTTTを観て好評に思ったファンとその世界観をベースにしつつゲームをプレイしてる人に向けたファンムービーかな。
あまり細かい事を気にせずに観るハリウッドアクション映画と思えば充分で競争馬の史実がどうのこうのと細かいこと言い出す人には向かないでしょうね。

個人的な評価付けはこうなります。
RTTT>1期≧劇場版>2期>3期

まだ一回目の視聴なので2回目はまた冷静になって観て意見が変わるかもしれません。
ウマ娘のアニメ作品はまだまだ観たいので次も
頑張ってほしいところです。

デカマラス