「酷評の3期は当然の事ながら覆される良映画」劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」 おのりゅーさんの映画レビュー(感想・評価)
酷評の3期は当然の事ながら覆される良映画
よく短い時間でこれだけ上手く凝縮させたなと先ずは拍手。
ストーリー性においてはほんの一部を除いて満足。
具体的には
・主人公ジャングルポケットの人物像
・アグネスタキオンの心情の変化
・ダンツフレームのキャラの良さ
・フジキセキとトレーナーの想い
は良く描かれていると思う。
逆にマンハッタンカフェはあまり深堀りされていないように感じたので、そこはマイナス。
オペラオーの絡みも少なかったような印象。
次に作画。
作画は好みが分かれるかもしれないが、シンデレラグレイやRTTTを見ていた方や多少の寛容な心の持ち主ならば問題はない。
個人的にはRTTTにあった所々の雑感があまり気にならなかったし、迫力を感じられたので◎
またレース中のアングルも上手くなっており、何回か鳥肌が立った。
最後に音声。
ゲートの音、芝を駆ける音はとても聞いていて良かった。
ただ実況と歓声や芝を駆ける音が混じって、実況が聞こえなくなったり、ジャンポケの雄叫びが聞こえづらかったり…
これは音声側の指示かな?とは感じたが少し気になった。
総評
プリティー感はおおよそ15%ぐらいしかないものの
ぶっちゃけ俺は下手にアイドル要素入れられるよりはこれぐらいが見ていて楽だった。
3期はとにかく住民との関わりが多くて多くて
まだ新キャラが出ればいいんだけど出ないし
凄く長く感じて飽きてしまった。
だからこれぐらいが丁度いいのかも。
ライブシーンが少ないとも散見されるが、限られている上映時間の中でライブシーンを入れるのはかなり愚策と感じたので、全然これでいい。(それで事実レースを削られたりされるのはもったいない。)
キャラクターも沢山出てきたのでアプリ版を網羅しておくと個人的にはもっと面白くなると思う。
ウマ娘好きやウマ娘をかじっている方ならば
是非見てもらいたい映画。
少なくとも3期は軽く凌駕してるから安心して見て欲しい。