「神頼み」ゆるし Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
神頼み
新興宗教の信者である母親に洗脳されて育った、宗教2世の16歳の娘の苦悩の話。
競争はいけないとクラス対抗のマラソン大会への出場すら禁止され、イジメのターゲットになった主人公が、祖父母を頼り疑問を抱くストーリー。
信仰は自由ですし、自分に害が及ばなければ批判もしませんが、人に強要するのは間違いだし、信仰しなければみんなサタン?随分と了見の狭い神様だこと…なんて思うし、幸せになる為の、救われる為の信仰に、縛られた時点で疑問を抱かないのかと思うけれど、縛られていることに気づいていないということですね。
世界的にみたら、未だに信仰心の無い人の方がマイノリティですしね。
演技演出の物足りなさやつくりの安っぽさは仕方ないところもあるけれど、折角の不快なストーリーも見せ方も、それで終わり!?な中途半端さ。
ちょっと忖度し過ぎじゃないですか?
確かにどう結末を描いても偏った感じになってしまうところはあるけれど、それを描かずして何を言いたいのかと感じた。
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