不死身ラヴァーズのレビュー・感想・評価
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「C7」の弾き語りが良かった!!
好きな人との出会いを繰り返すという、昔空想した事があるような内容で興味が湧きましたが、特に人生の真理等を得る事はできませんでした。不死身というタイトルも違う気がします。男の子に魅力を感じませんでした。ヒロインは元気でした。GO!GO!7188のファンなので、「C7」の弾き語り等が聴けたのは良かったです。
全力疾走
両想いになると相手が消えてしまうが
妄想も混じってくる。
りのがじゅんを追いかける作品であり
運命の人探し。
好きは無敵である。
りのの真っ直ぐな気持ちはある意味、純愛で
狂気。そこを見守る田中は凄い。
一番笑ったのはチェック柄にパンダナ姿の
クリーニング店主。
いつも全力疾走の、りの役の見上愛さんは優勝。
見守る田中役の青木袖さんは準優勝の映画でした。
GOGO7188
見上愛さんの歌うC7で久しぶりにGOGO7188を歌いたくなったので帰り道カラオケに行きました。楽しかったです。
尾崎世界観さんの顔が曖昧なのですが
あれは尾崎さんだったのでしょうか?
そうだとしても、どうせなら主題歌も歌っているのでスカートの澤部さんだったらわかりやすかったと思う
最後まで田中が良い人過ぎて可哀想だった
てっきり花をくれたのは田中だったという事を思い出すのかと思ってました
ただただ不憫でならない
不気味ラヴァーズ
冒頭、いくら何でもじゅん役の子供がヒドすぎる。
明らかに7歳じゃないりののモノローグも、意味があるかと思えば子役に任せられなかっただけか。
その後もりののキャラがぶっ飛びすぎてて、アニメならまだしも実写でこれはキツい。
仕掛けを知って納得はするものの、逆に異常性が確定して普通に怖い。
大学あたりからやや落ち着いてきて、BBQでケータイ探すあたりの雰囲気はよかったです。
元の記憶では“本名”で呼んでいたため、都合が悪くなる度に“甲野じゅん”の皮を被せて記憶を改竄していた?
両思いになった瞬間でもないし、だったら最初のグラウンドで消えた直後の田中との会話は?
あれさえも空想だとしたら、もう何を信じていいやら。
病気が治った理由、最初のじゅんの実在性など土台となるものが次々と失われ理解不能に。
何にせよ、相手の性格もバラバラだし、クレイジーな一目惚れ体質であることには変わりない。
キーになると思われたじゅんの前向性健忘も、りのの胸の痛みも、特に活きず。
オチも完全サイコパスのホラーなのに、ハッピーエンド風の締めで困惑しました。
りのは10年前ならのんがやってたんだろうなぁ、という役柄で、青木柚がクズじゃなかったのは新鮮でした。
個人的には、『C7』をあんなにはしゃぎながら歌ってほしくないなぁ。
好きのパワー全開の見上愛の魅力!一見変化球でありながら、実はストレート 「好き」をキュートに追求したトリッキーな恋愛映画。
「好き!」のパワーを出し続ける主人公を全霊で体現する見上愛の魅力に尽きる!!
その一途な想いは、特に冒頭から一気に爆発していて、観ててすがすがしい!
それだけに、何度も、両想いになる瞬間に相手が消えてしまう切なさが際立つ。
中学生、高校生、大学生と年齢を変えながら成長する演技が見事です。
ここまでは、ちょっと変わったループもの。
その思いが、中盤で急に新たな展開を迎える。
前半と後半で内容が変わる、映画としては少しアンバランスな構成も本作の特長です。
後半も、形を変えたループになっている。
登場のたびに違うキャラクターを演じ、受けに徹する佐藤寛太も好演。
特に、大学生として初登場した1日のうざいほど前向きな姿が、その後の日々との対比が際立つ。
ここからのシリアスな状況に、「好き」のパワーが試される。
この試練が苦しい。
そして明かされる意外な?真実。
一見変化球でありながらも、実は、この仕組みだからこそ描ける、「好き」をとことん極める、とっても切なくて愛しいキュートでストレートな恋愛映画でした!
恋する力は死なず、最期に楽しい夢を見させてくれるのかもしれません
2024.5.14 アップリンク京都
2024年の日本映画(103分、G)
原作は高木ユーナの漫画『不死身ラヴァーズ』
運命の人と両思いになると相手が消えてしまう現象に巻き込まれる女性を描いたラブロマンス映画
監督は松居大悟
脚本は大野敏哉&松居大悟
物語の舞台は、日本のある地方都市
病床に伏す長谷部りの(吉田帆乃華、成人期:見上愛)は、その病に屈する直前に、甲野じゅんと名乗る少年(泉二伊織)に手を取られた
りのは彼を運命の人だと確信し、彼を追いかけることになった
病気から回復したりのは、甲野じゅんを探す日々を送り、そんな様子を幼馴染の田中(青木柚、幼少期:岩川晴)はずっと見守って来た
中学生になるまで甲野じゅんを見つけられなかったりのだったが、2年生になった時、とうとう彼(佐藤寛太)を見つけてしまう
彼が陸上部に入っていることを知ったりのは突撃して、勢いでマネージャーとなってしまう
そして、ようやく両思いになれたと思った途端、じゅんはりのの前から姿を消してしまうのである
その後も、高校に入ったりのは音楽室でギターを弾くじゅんに出会い、同じように彼も消えてしまう
車椅子に乗っているじゅんも、クリーニング店の店長をしているじゅんも消えてしまい、さらにはクリーニング店の先輩・花森(前田敦子)までも消えてしまった
その度に田中に愚痴るりのは、とうとう大学生になってしまい、もう甲野じゅんを見つけても恋愛しないと決め込んだ
そんな折、大学のカフェテラスにて、甲野じゅんを見つけることになるのだが、彼は眠ると記憶が消えてしまう後遺症を抱えていたのである
映画はの後半は、大学生のじゅんは消えずに「彼の中から自分が消えること」に苦しむ様子が描かれていく
相手が消えるよりも、自分が相手の中から消えることの方が辛く、彼の送り迎えを申し出て、毎日告白できると肯定しても、その状況に耐えられなくなってしまう
そうした先で、りののことを忘れてしまうじゅんも心を痛めていき、彼女が残した愛の言葉を手に、彼の前から消えたりのを探し始めるのである
物語は、ワンアイデアを基に作られていて、その着地点としては無難なもののように思えた
実際に消えていたのは相手ではなく、辛い失恋などがあった先に「自分から姿を消していたこと」がわかるのだが、彼女のまっすぐな「好き」という感情によって、りのと関わった人の多くは前に進めるようになっていた
クリーニング店のじゅんは元妻キョウコとの愛を確かめることになったし、同僚の花森も彼氏と復縁している
だが、陸上部のじゅんは重すぎて逃げられ、軽音部のじゅんは元カノと比べられてフラれていたりするので、色んな関わり方の中で、彼女の存在が強く残っていた、ということになっていた
これらをずっと側で見てきたのが田中で、彼は事の真相を知っている側だった
だが、りのが記憶に蓋をしていることを知っているので、その時が来るまで伝えずにいた
おそらく彼はりののことが好きなのだが、それ以上の関係は望んでいないように見える
だが、それら全てが「りのが見た夢」のようにも受け取れるので、冒頭の少年じゅんから、ラストの赤い家に住んでいるシーンの全てが、死の間際に見た幻なのかもしれない
いずれにせよ、不思議な設定と純粋な好きという気持ちに溢れた映画で、面白い試みであると思う
彼女のまっすぐな気持ちがたくさんの人を幸せにしたし、事故で記憶が保たないじゅんを助けることにもなっている
病気の影響を考えると、じゅんはりのよりも先に他界している可能性が高いので、あの赤い屋根の家で、彼との日々を思い出していた、と解釈する方がタイトルにも沿うのではないだろうか
めっちゃ元気が出たよ!ルーズソックスの不思議ちゃん
原作未読。終わってみれば最高でした。サラリーマン男女のドロドロ愛かと思っていたら、ポップなラブコメという感じでした。
ヒロインの見上愛さんの不思議ちゃん演技にハマりました。いろいろな衣装に変わる七変化も見所です。ギターの弾き語りあり、ルーズソックスをはいたお洒落?な衣装が萌えます。
話に謎があるのは、後半種明かしになります。少し話が分かりにくいかも。
ネタバレしちゃうと、りのもじゅんも記憶障害があるということですかね。「今夜、世界からこの恋が消えても」の楽観的バージョンに感じました。
全体的に明るい雰囲気で元気になること間違いなしです。
運命の人なんだと思い込みスキが激し過ぎて空回りかな。
記憶に残せない女と記憶に残らない男の
好き過ぎてバカップル狂騒曲!!
今日は「不死身ラヴァーズ」を観ました。
この作品はセリフなど演出が演劇ぽさをかなり感じましたですね。
全編通してモドカシィ仕上がりと感じました。
出だしは ハッとして良かったのですが、どうも繰り返し彼氏が消えて行く話で
しかも何度も。そして終盤に彼女も消えたり。
何でも両想いとなると消えるらしい。でも見ていて絶対じゃ無さそうだし。
この繰り返し現象(カット演出)を観客側がどう捉えるかで評価変わりそう。
出ている人:
・⻑⾕部りの(主、少女期死の病から復活):見上愛さん
・甲野じゅん(彼氏、記憶1日しか持たない):佐藤寛太さん
・⽥中(主の友、人生相談相手、解説):青木柚さん
・花森叶美(主のバイト先輩):前田敦子さん
まぁ、演出が誠に恋愛物と捉えると惜しい点が在りそうです。
カラオケの階段部で告白し初キッス。でも両想いとなると彼氏が消えてしまう。
”消えないで~” 彼の肩に頭を置いてその想いの時間が過ぎ去って行く。
この二人のシーン、後ろ姿の場面カットが一番良かったでしょうか。
何故これを 最後の方に持ってきてないのかな。
彼女の ”彼氏消え”現象の解説で単なる記憶削除行為がわかり
実は自分の良いように書き換えていた訳で。
その現象の実際のネタバレも 笑えたけどあんまりスッキリしないかな。
今度は彼氏の記憶保持が1日だけとか。
でも実生活出来てるし、家へ帰れてそうだし。
都合の良い 彼女との出会いだけ? 忘れる? 都合に合わせた展開でシラケルかな。
人を好きになる現象に、なぜっていう理由を探しに行こうとしてる迷いが本に在りそうだけども。最初の病院ベッド上の彼氏(男の子)の花渡し。
まず 誰なんか? 何故なんか? 何で花なのか? 何故今なのか?
ここの 情の入りが分からなくて タイミングちょっとキツイかな。
でも 本人はこれで命(生きる希望)が助かって、何故か相手を好きに成って行く。この時 聞いた相手の名前を探して・・・ そんな古い手(演出)使うのね。
これじゃ ”君の名は。” となっちゃうよ。
全体的に二人の間の表現がバラバラしたイメ-ジで、何で今 歌うのとか、感情のの連鎖が希薄なのが 惜しい所でしょうか。そう感じます。
前田あっちゃんだけが、妙に落ち着いた大人で 成長したんやな~と思ったかな。子供も居てて そこはgoodでした。
気になる方は
劇場へ。
見上愛さんがほんとに最高でした
見上愛さんを愛でるための映画といっては過言ではないし、またそういう風に魅力的に見えるように作られたこの映画もすばらしかったです
また、見上愛さんのそばであたたかく見守っていた、青木柚さんがやっぱり良かったです。VRおじさんの初恋でも存在感のある役をやっていますが、この映画でも良かったです
オチは人によっては激怒しちゃうんじゃないかと思うくらいひどさでしたが、わたしは爆笑しました
不思議ラヴァーズ⁈
予告編で作品を知り何故消えるのかという興味から観ました
原作は知りません
作品としては観て良かったです
理解不足のところもあるかもですが終わりよければ(ハッピーエンドですよね?)でもあり好きなタイプの作品です
見上愛さんはお見事です
(ちょっと言わせて🙇♂️)
予告編のあり方には疑問を感じました
予告編からは想定できない話なので
消えた理由(謎解き)は申し訳ないけどスッキリしません
ラストは大学の教室の場面で終わらせた方が余韻が残ってよかったのにと思いました
あの時の花。
7歳の頃死ぬと言われ救命具を付けベッドに横たわる長谷部リノと、そのリノの前に現れ花を差し出してくれた甲野じゅんの話。
その出会いを運命と思い…、高校の新入生のジュンと2年生のリノの再会から始まり…、両想いになっては消え、また別人の様に現れるジュンと長谷部リノのストーリー。
原作があるとの事なんだけど、原作ファンには熱い1作!?原作知らない側からすると何で甲野じゅんは告白すると消える?と何かよく解らない世界観が繰り返され…、後々消えてるのではなくリノの都合と分かるけど。
略されすぎてるのか、撮り方の問題なのか観ててちょっと分かりにくかった。
印象的に残ったのは主演の三上愛さんの可愛さと歌の上手さ、カラオケで皆寝てるなか独り歌い続けてる女友達の歌ウマは残った。
【"忘却。そして、幼い時に抱いた恋心が強すぎた故の、過去の記憶の脳内改編。"今作品は、ヒジョーにトリッキーなラブストーリーだが、それだけ女の子の初恋心が強かったのであろうと思った作品である。】
◼️長谷部りの(見上愛)は幼い時に、病床で甲野じゅん(佐藤寛太)に手を握られ"大丈夫だよ!"と言われる。
◆感想
・その後、中学生になったりのは、陸上部のじゅん、軽演奏部のじゅん、車椅子のじゅんと出会い、好きになるとじゅんは消えてしまう。
- 後半、このシーンが、りののじゅんに対する思いが強すぎる故の脳内記憶改編だという事が明かされるが、かなりトリッキーである。-
・高校生になったりのは、漸くじゅんと出会うが、彼の記憶は1日で消えてしまうのだが、りのは毎日彼の家に迎えに行き、ラブレターを渡すのである。
- 高校生の二人の姿を描いたシーンも、やや、分かり難い。-
◼️二人を昔から見てきた田中君が、全てを分かっていながら、りのに掛けるぶっきらぼうだが優しい言葉は良かったな。田中君はりのを実はずっと見ていたのだろうな。
<個人的な感想だが、松居大悟監督作品と言うので、期待したのであるが、全体的にかなり散漫な作りで少し肩透かしを食らった感じである。若い俳優さん達は頑張っていたし、出来ればもう少し作品を肯定的に捉えたレビューを書きたかったなあ。>
強力!
どこかで聞いたような設定、どこかで見た小道具を吹き飛ばすヒロインの萌え度。結局は彼女の一人合点だったんですがね・・最初からずっと見守ってたタナカくんが切ない。しつこい“C7”のリピートも良かったんですが、ラスト。ご本人たちの姿は出さないのが節度じゃないでしょうか?
見上愛の魅力全開ムービー
これだけ見上愛演じるりのから好き!と言われたら
そりゃあ嬉しいというか幸せだろうと思いますが、
そうならないヒネリな設定が面白いです。
相思相愛になった途端、消える運命の人である
甲野じゅん(佐藤寛太)。
何度も全力で好きをぶつけるりのは滑稽にもうつる
けれど、常に全力なところが素晴らしいです。
しかし、最後のエピソードである大学での甲野じゃんと
の出会いでは、慎重なりの。
でも、いつもりのを見守っている田中(青木柚)から
背中を押され、頑張るりの。泣けるくらいに全力。
そして駅の階段でのギター弾き語りには猛烈に感動し、
涙腺がゆるみました。
田中との会話から、消えていたのは甲野じゅんではなく
りのであることがわかります。
しかも今まで好きになったのも甲野じゅんではなく、
違う名前の男子であることを思い出します。
すごく痛い重い女性扱いをされたがゆえに、
自衛本能からりのは記憶を自ら書き換えたのですね。
失意のりのですが、やはり最後まで背中を押す田中により
現在恋している本物の甲野じゅんへあらためて
真摯に向かいあい、
また、じゅんもりのへの想いを告げます。
そして相思相愛へ。
ようやく運命の人との関係が築けたりのですが、
ラストシーンでは白髪の女性の背中越しに
幸せそうな二人が映し出され、
歳をとったりのの回想物語であったことがわかります。
最初の勢いが素晴らしくて、
後半は正直盛り上がりにやや欠いたと感じましたが
とにかく見上愛の魅力全開で、私は楽しめました。
今までに聴いた「C7」で、一番感動した。
途中まで凄い面白かったんですよね、だけど最後の方は尻つぼみに感じちゃいました。
けれどね、そんな事がどうでもよくなる位に見上さんの駅の階段での「C7」が良かった。
ーどうかこの夜が 朝にならないでー
のとこ、胸打たれたもん。
あのシーンは、りのの強さと恋の切なさが同居しなきゃいけないところだから、「C7」の選曲が絶妙なんですよね。
これ、見上さんが学生時代にバンドをやっていて、その時のレパートリーに有ったみたいなんです。
見上さん世代だと、GO!GO!7188さんは昔流行った歌手になりそうだけど、「C7」は世代を越えた名曲なんでしょうね。
欲を言えば、あのシーンでもっと長く聴きたかったし、逆にあのシーンまでもう少し「C7」を温存しといて欲しかったかな。
カラオケシーンとか、「ジェットニンジン」でも良かったのに。
とにかく、見上さんの「C7」を聴けただけでも、この映画を観て良かったと思います。
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