「きっと伝えたいのは好きという感情の刹那の煌めき」不死身ラヴァーズ サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
きっと伝えたいのは好きという感情の刹那の煌めき
2024年劇場鑑賞42本目 良作 63点
テアトル新宿で舞台挨拶付きで鑑賞
公開前の二人の男女が片寄あって階段に座る背中姿のポスターと松居大吾監督があたためにあたためた恋愛映画だとういうことで、邦画ファンは皆楽しみにしていましたよね
結論、評価が難しい意欲作だと感じた
作風と打ち出し方とのギャップと秘めた期待にそぐわなかった故の世間の評価かなと感じています
三上愛の天真爛漫でキュートでいつぞやの小松菜奈に似ている感じとか、青木柚のケロっとしている飄々具合も好きだし良い配役良い演技でした
個人的に一番感じたのはタイトルにもある通り、今作できっと伝えたかったのは、好きという感情の刹那の煌めきだと思っていて
今作は結果出会う人全員過去の想い人にすり替えて容姿も思い出も変換して写していたってオチですが、その瞬間あぁ好きだなこの気持ちって思うのとありますよね、それって何年経ってもたまに思い出すけど、それってその人が好きだったんじゃなくて、その思い出が好きなんだよって有名な言葉であるのを思い出す
少しsfというかファンタジーに味付けされてるけど、結構青年期の色恋を的を得て描けてる気がする
感情なんて不確かなものだから、人は言葉(告白)にして自分のものから相手とのものにするのかしらね
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