「不気味ラヴァーズ」不死身ラヴァーズ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
不気味ラヴァーズ
冒頭、いくら何でもじゅん役の子供がヒドすぎる。
明らかに7歳じゃないりののモノローグも、意味があるかと思えば子役に任せられなかっただけか。
その後もりののキャラがぶっ飛びすぎてて、アニメならまだしも実写でこれはキツい。
仕掛けを知って納得はするものの、逆に異常性が確定して普通に怖い。
大学あたりからやや落ち着いてきて、BBQでケータイ探すあたりの雰囲気はよかったです。
元の記憶では“本名”で呼んでいたため、都合が悪くなる度に“甲野じゅん”の皮を被せて記憶を改竄していた?
両思いになった瞬間でもないし、だったら最初のグラウンドで消えた直後の田中との会話は?
あれさえも空想だとしたら、もう何を信じていいやら。
病気が治った理由、最初のじゅんの実在性など土台となるものが次々と失われ理解不能に。
何にせよ、相手の性格もバラバラだし、クレイジーな一目惚れ体質であることには変わりない。
キーになると思われたじゅんの前向性健忘も、りのの胸の痛みも、特に活きず。
オチも完全サイコパスのホラーなのに、ハッピーエンド風の締めで困惑しました。
りのは10年前ならのんがやってたんだろうなぁ、という役柄で、青木柚がクズじゃなかったのは新鮮でした。
個人的には、『C7』をあんなにはしゃぎながら歌ってほしくないなぁ。
原作知らなかったので、途中までファンタジーと決めつけて観てました。
なので種明かしされて、ちょっと戸惑っちゃいました。
でも大学生のりのは良かったのと、見上さんの力強くて切ない『C7』で満足しちゃいました。
『C7』が良い曲だと再認識できたのが、この映画の一番良かったところですかね。
カラオケはやっぱり他の曲にして欲しいですよね。
共感ありがとうございます。
ま、カラオケで歌う曲じゃないですよね、“ジェットニンジン”と言ってたレビュアーの方も居ましたが。
主人公普通にカワイイのに友達少なそうなのは、異常がバレてたからかもしれませんね。