「運命の人なんだと思い込みスキが激し過ぎて空回りかな。」不死身ラヴァーズ The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
運命の人なんだと思い込みスキが激し過ぎて空回りかな。
記憶に残せない女と記憶に残らない男の
好き過ぎてバカップル狂騒曲!!
今日は「不死身ラヴァーズ」を観ました。
この作品はセリフなど演出が演劇ぽさをかなり感じましたですね。
全編通してモドカシィ仕上がりと感じました。
出だしは ハッとして良かったのですが、どうも繰り返し彼氏が消えて行く話で
しかも何度も。そして終盤に彼女も消えたり。
何でも両想いとなると消えるらしい。でも見ていて絶対じゃ無さそうだし。
この繰り返し現象(カット演出)を観客側がどう捉えるかで評価変わりそう。
出ている人:
・⻑⾕部りの(主、少女期死の病から復活):見上愛さん
・甲野じゅん(彼氏、記憶1日しか持たない):佐藤寛太さん
・⽥中(主の友、人生相談相手、解説):青木柚さん
・花森叶美(主のバイト先輩):前田敦子さん
まぁ、演出が誠に恋愛物と捉えると惜しい点が在りそうです。
カラオケの階段部で告白し初キッス。でも両想いとなると彼氏が消えてしまう。
”消えないで~” 彼の肩に頭を置いてその想いの時間が過ぎ去って行く。
この二人のシーン、後ろ姿の場面カットが一番良かったでしょうか。
何故これを 最後の方に持ってきてないのかな。
彼女の ”彼氏消え”現象の解説で単なる記憶削除行為がわかり
実は自分の良いように書き換えていた訳で。
その現象の実際のネタバレも 笑えたけどあんまりスッキリしないかな。
今度は彼氏の記憶保持が1日だけとか。
でも実生活出来てるし、家へ帰れてそうだし。
都合の良い 彼女との出会いだけ? 忘れる? 都合に合わせた展開でシラケルかな。
人を好きになる現象に、なぜっていう理由を探しに行こうとしてる迷いが本に在りそうだけども。最初の病院ベッド上の彼氏(男の子)の花渡し。
まず 誰なんか? 何故なんか? 何で花なのか? 何故今なのか?
ここの 情の入りが分からなくて タイミングちょっとキツイかな。
でも 本人はこれで命(生きる希望)が助かって、何故か相手を好きに成って行く。この時 聞いた相手の名前を探して・・・ そんな古い手(演出)使うのね。
これじゃ ”君の名は。” となっちゃうよ。
全体的に二人の間の表現がバラバラしたイメ-ジで、何で今 歌うのとか、感情のの連鎖が希薄なのが 惜しい所でしょうか。そう感じます。
前田あっちゃんだけが、妙に落ち着いた大人で 成長したんやな~と思ったかな。子供も居てて そこはgoodでした。
気になる方は
劇場へ。