劇場公開日 2024年5月10日

「松居大悟監督に期待しすぎてしまった」不死身ラヴァーズ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0松居大悟監督に期待しすぎてしまった

2024年5月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

松居大悟監督の映画はなんか注目してしまう。本作は原作も読んだことないし、見上愛が好きなわけでもない。でもなんか気になっていたから観に来てしまった。
両思いになったら好きな人・じゅんくんの存在が消えてしまうという、なかなか面白い設定。そんな人は元々いなかったことになるこの設定は藤子・F・不二雄先生のSF(少し不思議な話)を想起させる。だから、どんなオチになるんだろうと少し期待してしまった。
その期待がよくない。真相がわかってもあまり驚いたり納得したりすることはなく、少し冷めた感覚に陥ってしまった。あれだと長谷部がただのやべーやつじゃん。そんな映画なんだよ言われたらそれまでなんだけど。だからじゅんくんのような人でちょうどいいのかなんて思ってしまう始末。ラブストーリーとしての共感は少ないし、それほど笑えたわけでもない。それなりに面白いラブコメという印象。
これ、原作漫画はどんな雰囲気なんだろうと思ってしまう。コメディなのか、ラブストーリーなのか、ちょっとイカれたやつの話なのか。ただ、漫画を読んで確かめたいともあまり思えない。

kenshuchu