アバウト・ライフ 幸せの選択肢のレビュー・感想・評価
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シンプルにおもしろかった
開始早々エンディングロールのような映像と切なげなテーマ曲が流れてきてハンカチ用意せなあかんのかな、と身構えましたが・・・シンプルにおもしろかったです。
注目のリチャードギアは、いつも映画の終わりにはカッコよかった余韻を残してくれるのですが流石に年齢が年齢。最後まで三枚目に徹して笑かしてくれました。スーザンサランドンは期待通りの弾けっぶりで大いに盛り上げてくれました。その他の豪華キャストもしかり、流石です。
人生とは、とか結婚とは、とかキャストの掛け合いの中にたくさんの響かせようとする?言葉はありましたが、ここは軽く流しておいて大丈夫だと思います。所詮理屈じゃないのですから。
とにかく満足感の得られた作品でした。
軽快な会話と音楽が心地よいけど、自分の人生を振り返ってしまう
現実にはあり得ない状況でのドタバタ劇が、豪華俳優陣の軽快な会話と共に、テンポよく進んでいきます。音楽も心地よく、結婚や夫婦生活といった真面目なテーマですが、重苦しくなることもありません。両家の親が、お互いに不倫しているという設定だったので、もうちょっとドロドロとした内容かと思いましたが、そこまで込み入った状況ではなく、両方の親のそれぞれの考えや行動の違いが、子供たちそれぞれの結婚観にも影響していて、なるほど・・・と納得してしまいました。最後まで、軽いタッチで、笑える場面もたくさんありますが、観ていると、自分の人生はどうだったのかな?と振り返って、結構、真面目に考えてしまう映画でもありました。
「アバウトライフ」は結婚について考えさせられる映画だった
# 映画館で観た感想・レビュー
味わい深く深みのある物語だった。結婚や人生に関して哲学が、人生訓が語られていた。
# 物語
2組の老年のカップルと、1組の若いカップルが登場する。
まさか彼ら彼女らがあんなつながり方をするなんて。
# 若いカップルの女性の方
「私は絶世の美女じゃないから、個性を武器に生きてきた」的なことを彼女は述べる。
いやいやうそつけ。この容姿で。
# ミニシアター系の映画
シネリーブル梅田まで観に行った。
もうすぐこの映画館は今はなきテアトル梅田の名前を襲名するらしい。
いいね。
ところでシネリーブル梅田の上の方のフロアには高級感のあるくつろぎスペースがある。今日初めて座ったが、なかなか良い。
# ミニシアター系映画の優先度
自分はミニシアター系の映画も好きなのだが、映画感想文をブログに書いたときの「いいね」が少なめなので、メジャー系の映画より観る優先度が低くなってしまう。
映画感想文のために映画を選ぶのは本末転倒だとも思いつつ、感想文を書くのも大事な趣味の一つなので、邪念はあるが、まあいいか。
# 英語と日本語
最近、英語の字幕版映画を観ていると、内容が頭に入ってきにくい気がする。なぜか。
それは最近自分が英語のリスニングをちょこちょこしているせいで、英語の発音が耳に入ってきてしまい、意識が言葉を理解しようとしているせいだと思った。
ほんの少しだけ聴き取れる英語と、字幕の日本語が頭の中で交差して、お互い中途半端に意識を引っ張り合っている気がした。
名優たちのアンサンブル
リチャード・ギア、スーザン・サランドン、エマ・ロバーツ、ルーク・ブレンシー、ウィリアム・H・メイシー、豪華すぎる!
最高の人生とは?幸せとは?
笑いをも交えながらもほっこり温まる作品。音楽も素敵です。
名優たちのアンサンブルが心地よく、このジャンルの作品がもっと観たいと改めて感じた。
不倫と言えるのか微妙な関係
年配の異性が好きな性癖を枯れ専と呼ぶが、本作は枯れラブコメとでも呼んだらいいだろうか。冒頭、妙齢の男女の不倫現場が続くが不思議とセックスはしない。不倫なのに肉体的に求め合わずに踏みとどまる二組(一組は4ヶ月たっているから一回くらいあるか?)。
お互いにパートナーを尊重したから躊躇したみたいな雰囲気も流れていたが、本当にそうだろうか。もう少し年をとったらこの年代に足を踏み入れる世代としては、肉体関係を結ばないのはプラトニックではないでしょと思ってしまう。単純に能力的に無理(もしくは無理かもという不安)だったり、裸をさらすことの恥ずかしさがあるんじゃないかと邪推してしまう。だから後半、トラブルがそこまで大事にならなかったんだと思うし。
そう思ってしまったら、それぞれの子どもにアドバイスしている姿がすんなり受け入れられなくなってしまう。あなた達が言う?という気持ちになってしまった。こんな状態では感動なんてできない。結果あまり高い評価はできなかった。
それでもお互いに不倫相手が娘(息子)の恋人だとわかったあたりはコメディとしてとても面白い。登場人物たちの駆け引きや会話の毒も効いている。舞台の脚本が原作だというのも納得だ。ただ、展開が若干遅い(と感じてしまった)。上映時間短いのに。子どもたちカップルの結婚の話よりも親たちのダブル不倫のドタバタが観たかったからそう思ってしまったのだろう。ここらへんは観るスタンスで評価はかなり違うはずだ。
会話劇としては良作だけど少し退屈
往年の名優たちの会話劇で結婚予定の両親がクロスW不倫する。設定がコメディ、背景の説明不足なストーリーが凡庸過ぎて少し退屈した。名優たちの聞かせる部分はあるが最後はリチャード・ギアの顔で全部さらわれました。時間が短いのは良い
もう一度見つめ直す時。
結婚を望む女性ミシェルと結婚に踏み切れないアレンと、その両親の話。
数ヶ月前から不倫関係にあるハワード(ミシェル父)とモニカ(アレン母)、劇場で知り合い、その後食事と会話だけな関係のグレース(ミシェル母)とサム(アレン父)、両家顔合わせの時、鉢合わせになる2組の家族…。
不倫はよろしくないけど歳を重ねようと男は男、女は女、だから不倫でなければ恋愛は全然いいと思うし、恋愛してたり自分の楽しめる事、趣味などあった方が若々しくいれるからいいと思う。
不倫とか筋違いの事は凄く嫌いな私なんですが本作の鉢合わせになって関係がバレた時、普通であれば殴り合いになってもおかしい中、腹割って話、夫同士、妻同士互いに話あった際に「アナタは素敵だから」とリスペクトする言葉は何か良くて。
ラストのミシェルとアレンの結婚式、ケーキのクリーム手に取って口元に塗ってのキスの伏線はズルいし泣かされました。
リチャード・ギアさんめっちゃ渋くてカッコ良かったし笑顔も素敵!主題歌も良かった!(RuthB. always you)
いくつになっても甘えん坊
いろいろなシーンで結構な笑い声が上がります。
ストーリー的には予想した展開をはみ出すこともなく進んでいくのですが、まあ人間なんて年齢を重ねたって惑わなくなる事なんてない(それはワタシ自身深く感じているし)から、命あるうちに炎が燃え立つことも二度三度あるでしょうね。
でもそれが子供の思想に深く影響を与えているとしたらなんて、そこに思い至らせることはあまりなかったので、とても教訓になりました(って、もう今更遅いけどね)。
登場したご夫婦2組、全員70オーバーなんですよね!とてもチャーミングで、ああ、あんな風に老いていきたいなと憧れを抱かざるを得ませんでした。
でもでも、最近のダイアン・キートン、どの作品観ても同じいでたちで区別がつかない……
それが彼女のライフスタイルで、ある種アイコンだとしても「ああまたそれなんだ」って点が見たい気持ちを削がれる一因にはなっていますね。
でも爽やかな気持ちでスクリーンを後にすることができる作品でした。
有名俳優4人競演!この頃の俳優たちの作品をもっと観たい!
ダイアン・キートン、リチャード・ギア、スーザン・サランドン、ウィリアム・H・メイシーというメジャー有名俳優豪華競演によるロマンチック・コメディー。
若いカップルのそれぞれの親同士が、実は熟年不倫カップル同士だった、というアメリカ製コメディ・ドラマや舞台劇にありそうなストーリー。
(ドラマの笑い声が聞こえてきそう。)
笑いの中で「結婚とは?}というシリアスなテーマを語る秀逸な会話劇で、興味深いセリフがいくつも出てくる。
顔見世だけでなく、組み合わせを変えて、有名な四人が二人ずつ対話する場面がしっかり設けて合って、演技合戦が楽しめる見せ場になっています。
エンディング主題歌もロマンチックで可愛らしい。
彼ら4人と同時代の頃の俳優たちが、顔見世でなくしっかりとした活躍が楽しめる作品をもっと観たい。
娘役エマ・ロバーツ(ギアが「プリティ・ウーマン」で共演したジュリア・ロバーツの姪!)は、しっかりさを好演。
息子役マーク・ブレイシーのほうは、最初の結婚式のダイビングブーケキャッチが笑える。他にも、娘の部屋にあったスヌーフ人形がウェディングケーキに乗っかっていたり、ケーキのクリームを塗ってキスしたり、ちょっとした伏線、小ネタがあるのもチャーミングです。
結婚とは
名優の存在感とエマの可愛さで星3.5。コメディー感は思ったほどでもなく、結婚とは夫婦とはと考えさせられる作品。不倫未遂に至る親夫婦たちの思いはよくわからなかったが、若い二人の結婚観のすれ違いは、親の影響であることは納得。ラストは想像した通り。
左手に緊箍児
友人の結婚式で揉めて将来の決断をすることになったカップルと、不倫関係にあるその両親たちの話。
彼氏がブーケトスではっちゃけて、ケンカになったカップルが、両親顔合わせの食事会を開くことになるストーリー。
映画観たいのかオヤツ食べたいのかなオッサンかと思ったら、お話ししたかった!?なところから始まって、もう一方は一夜限りが4ヶ月、と設定はかなりユニークだしコミカルさも結構あるけれど、何だか結構マジメな空気感で妙にキレイに流れてまとまっていった印象で、内容的にはあまりインパクトはなかった感じですね。
作品の性質上、当事者が見るのが想定されているのだとするとやや厳しい?
今年93本目(合計1,185本目/今月(2024年3月度)11本目)。
(前の作品 「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!」、次の作品「映画 マイホームヒーロー」)
さて、こちらの作品です。
結婚式を控えてハッピーな夫婦と、「そうではない」夫婦を並べて「どちらに何ががあるのか」「どちらに何が足りないのか」といったことをコメディ風味に描きつつ、「ある決断」をするという趣旨の映画…ですが、映画の趣旨は「コメディ」です。
一方でタイトルからわかるように、扱っているのは「結婚」という「重いテーマ」であるものであるのに扱う内容がこのようにコメディものになっている(実際、漫才か何かの放映のように笑い声だけは絶えなかった)ため、「映画のストーリーとして」解釈する場合、どうすればよいか、という点がかなりわかりにくい(逆に言えば、そういう解釈論を出すのは想定されていない?)といったところです。
展開としてはコメディに割り振った感じがかなり強く、「結婚式」「幸せ」といった語はこれらに関連する語として出ますが、こういった事情から、「扱う範囲の特殊性ゆえ」にどう解釈するんだろう?という部分は多々でます(かなり「倫理的なもの」もある模様で、よって、人によって解釈はことなりうる映画)。
こういった事情があるので、ストーリーは一応その「コメディネタ」を載せるため「だけ」に出てきた(換言すれば、「今日のお題はこれですよ」という扱いに過ぎない)たけであるため、映画で扱う内容は「結婚するしない」といった重い話であるのにジョーク・コメディネタなので、かなり理解が詰まるんじゃないかな…というところです(私は統一的な観方を重視するほうなので)。
これらまで考慮して以下のように採点しました。
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(減点0.2/映画の扱う内容に対し、コメディネタ・ジョークネタが合わない?)
…という点は私は確かにそう思いました(ただ、それは倫理的な事項、あるいは人にあうあわないの話であり、人に依存することなので、採点上考慮しています)。公式サイトほかで長めの予告編が見られるので、それを見ての鑑賞するしないの判断をお勧めします。
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舞台っぽさが色濃く残るものの、結婚と人生の関係について考えるには良い機会なのかも
2024.3.9 字幕 MOVIX京都
2023年のアメリカ映画(95分、G)
原作はマイケル・ジェイコブスの戯曲『Cheaters』
あるカップルの結婚問題の解決のために巻き込まれるW不倫両親を描くコメディ映画
監督&脚本はマイケル・ジェイコブス
原題は『Maybe I Do』で、「もしかしたら、するかもしれない(多分しないけど)」というニュアンスの意味
物語の舞台は、アメリカ・ニュージャージー州モントクレア
ある映画館にて、妻・モニカ(スーザン・サランドン)と仮面夫婦を続けているサム(ウィリアム・H・メイシー)は、一人映画の内容に咽び泣いていた
その様子を心配したグレース(ダイアン・キートン)は彼のそばに寄り、映画館を出て、どこかで語り合おうということになった
サムはいきなり安モーテルに飛び込むものの、受付の男マニー(マイケル・コストロフ)に諭されて、近くのダイナーに向かう
だが、そこは人目も多く会話に集中できず、やむを得ずに再び安モーテルを訪れることになった
一方その頃、モニカはハワード(リチャード・ギア)と高級ホテルの寝室にいて、猛烈にセックスアピールをするものの、ハワードは「残りの人生はこんなもので良いのか?」と悩んでいた
結局のところ、セックスをすることなくハワードは去り、モニカはホテルの受付嬢ソフィア(ナタリー・オルテガ)に文句を言って家路へと向かった
さらに別の場所では、友人ジョナ(ダズマン・スティル)の結婚式に参加するアレン(ルーク・ブレイシー)とその恋人ミシェル(エマ・ロバーツ)がいて、ジョナの妻オーロラ(アズリエル・パトリシア)はミシェルにブーケを投げる手筈になっていた
ジョナは「二人の結婚は計画されている」と不適な笑みを浮かべ、アランはオーロラが投げたブーケをジャンピングキャッチして横取りしてしまう
その行動はミシェルを激怒させ、「私たちの子どもはもう産まれることはないのね」と悲嘆に暮れた
物語は、アレンとミシェルの結婚どうするか問題を解決するために、それぞれの両親を交えた食事会をすることになるのだが、実はこの両親がそれぞれの相手の両親と不倫関係にある、という構造になっていた
ハワードの家に落ち合うことになるのだが、そこからは「子どもたちにも配偶者にもバレないように」と慎重な会話を続けていく
だが、この空気を壊したいモニカによって暴露され、それぞれが悲痛な思いを抱えることになったのである
構成としては面白いのだが、基本的に会話劇で、結婚に向けてのそれぞれの哲学のようなものが提示されていく
舞台劇が原作なので舞台っぽさがあって、字幕を必要としない人向けの内容のように思える
セリフが膨大で、常に字幕が画面を埋めているのだが、それを全部追っていると演者の表情や仕草などを見逃してしまいようになる
なので、吹き替え版があった方が良かったのではないかと感じた
仮面夫婦と接しているアレンが結婚にに否定的で、夫婦仲が良いと思っているミシェルが肯定的という感じにすれ違っている
また、体をも充実させたいモニカは、会話を楽しみたいサムと折り合いがつかず、それによってモニカがハワードを捕まえるのだが、彼も「それで良いのか」と悩んでしまうという流れになっていた
グレースもサムを不憫に思っているものの、セックスよりも会話を楽しみたいので、この二人は合う夫婦のように思える
だが、グレースはサムとの会話を楽しみながらも、根底では夫を愛しているので、それ以上の関係にはなれないのである
いずれにせよ、結婚観は両親が作るという内容になっているものの、子どもが見ている両親はほんの一部だけという感じに仕上がっている
個人的には「全部の関係が破綻する」と思っていたのだが、良い意味で裏切られた感じになっていた
一応はハートフルコメディのように作られているので、そう言ったほんわかとした話が好きな人向けなのかなと思った
相変わらず邦題はぶっ飛んだ方向に振っているが、原題を何かに置き換えられなかったからなのかなと感じた
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