「冷たい距離感。」ゴッドランド GODLAND ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。さんの映画レビュー(感想・評価)
冷たい距離感。
振り返ってみると宣教師の布教ものは指を折るだけでも5本ほど思い浮かぶが、中でも上位に食い組んだような気がする。
映画冒頭の未開の地への布教活動への指令は、満たされた食事をしながらで、ついで感満載。そんな教会で勤めているからか、言動に幼さを感じられ、未熟そのもので頼りない宣教師が主役(後半では「神に身を捧げる」などの能書を垂れていたが)。
デンマーク>アイスランドとの関係性が前提にあるからか、命を助けられたにもかかわらず宣教師から自ら歩み寄ることはない。むしろシャットアウト。この冷たい距離感が、アイスランドの手付かずの豊かでありながらも、厳しい自然とやけに相性良く感じた。
小さなスクリーンサイズで濃厚な時間だった。
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