「愛•生き様•歌•夢 tabooとは」劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX くまさんの映画レビュー(感想・評価)
愛•生き様•歌•夢 tabooとは
うたプリとしての1作目•2作目映画と同じように、わかりやすいアイドルLIVEをカルナイバージョンで作ることも出来たはず。それならば圧倒的に好感度を得られ、今までと同じような感想が得られたはず。でもそれをしなかったことに、今回意味があるのだそうで。キャストの方々も度々仰っているように、うたプリは入り口が広くて、曲•アニメ•イベント•声優…好きになるきっかけは人それぞれだと思うし、どこをどう切り取って楽しむのも人それぞれ。全部を理解する必要はないし、受け取る人達がそれぞれの見方で楽しめば良い。賛否両論出てる今回の理由は、前回までの映画を経験した人達が、今回も同じようなアイドルLIVEの形だろうと思って、その期待を裏切られた事に発端があるのかなと思う(カメラワークや衣装など、細かい理由はもっとあると思うけど)。
今回の映画を観て、これまでの楽曲やゲームを細かく振り返ってみると、歌詞やキャラの歴史•発言の要素がこれでもかと映画に詰め込まれているのがわかる。今作タイトルに「マジLOVE〜」と入ってないことから、アニメではなく、原作(ゲーム特にDebut、AS、ASAS)に沿っていることも窺えるし、エンドロールの七海も、スタツアとは異なるのもそこを示唆しているのかな。
今までのうたプリを知らない方でも勿論楽しめると思うけど、原作を知っている方が解像度は上がる。そして、カルナイをより深く知れるのかなとは思うので、映画を観て「?」と思った方は、深掘りしてみるのも良いかも。
宝石の意味するものって何なんだろうな。映画の中では、追い求めるものであり、ぶん投げるものであり、手放すものであり…手にしたものを狂わすということから、理想(アイドル像?)そのものなのかな?心揺さぶられ、良くも悪くもタブナイの事を考えた方は、予告通り宝石を奪われたのでは。理想って、幻影に近いですよね。理想を手に入れたとしても、必ずしも幸せになれるとは限らないし、欲望も尽きないし。宝石の事を踏まえて、各々の人生を自分の力で歩もうとするのがカルナイらしいなと思った。
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