SALAAR サラールのレビュー・感想・評価
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話は進んでないけど全編がクライマックス!
ほぼ3時間かけて「これ前編、っていうより序章くらいじゃないですか?」と、本当に振りの段階で終わってしまったので★で採点していいか悩みどころなのだが、『K.G.F.』のプラシャーント・ニール監督が『K.G.F.』で確立した「どこを切っても全部が決めカット&クライマックス!」方式を踏襲しているので、もうストーリーがどこまで進んだとか関係ねえなという気になってくる。いわばすべてが見せ場を繋げた予告編であり、おそらく後編ができたとしても絶対に引きません!押して、押して、押し続けます!なテンションで来るに違いなく、さすがに疲れるんだけど、現代のマイケル・ベイ的と言いたくなる「メリハリよりも物量作戦」にはちょっとしたトランス感がある。脳内ドラッグにどこまで身体が耐えられるかのチキンレースでもあると思いつつ、やっぱり後編も観てしまうに違いなく、この路線がどこまで無茶に無茶を重ねられるのか、見届けたいし驚かせてほしいと願っています。
豪快で爽快なアクション! 重厚なストーリー!
誰がどうなってんだかわからない細かい部分はあった。
それを吹き飛ばす主人公の力強さに惚れ惚れする。
敵が気持ちよく吹っ飛び、めちゃくちゃでっかいタイヤにドーン!!
それを見ているだけで十分!
続きが楽しみで仕方ない!
みんなつよそう。
インド映画だから、明るくていつ踊るのかなーと思ったけど、途中で察した。逆にこの映画で踊りのシーン入れるなら、どこでどういう踊りを入れるか考えると面白いかもしれない。
でも、出演している人みんなインパクト強くてかっこよかったです。
この続きも見よう思います。
漫画チックな強さにある種の爽快感はあったが、最後にビックリ。
プラシャーント・ニール 脚本監督の2023年製作(174分/PG12)インド映画。
原題:Salaar、配給:ツイン、劇場公開日:2024年7月5日。
インド映画視聴は殆ど初めてということもあって、結構興味深く見ることが出来た。アクションシーンの音楽と画面の仰々しさには驚かされ、その頻度の多さには多少疲れさせられた
気もするが、主人公デーヴァ(プラバース)の漫画チックな強さにはある種の爽快感は覚えた。
また、デーヴァが暴力を振るうのを、母の教えで頑なに我慢している設定なのは、日本の任侠映画と同じだということで、かなり興味深かった。仏教的?、それとも権力者に抑圧されているアジア人共通の感性?
デーヴァが闘う様子を、彼が教えていた(というか、仲良く一緒に遊んでいた)子供たちが家の屋根に上がって見ていて、圧倒的強さからか一斉に最敬礼する描写が、圧倒的腕力へのインド人の敬意・信心という点で、興味深かった。
国内にとんでもない恐ろしい軍事王国が有るとの設定は、一般的にはリアリティに欠けると思うが、巨大なインドならあり得るとは思えてしまった。決して、時代劇では無く重火器も登場するのだが、何故かデーヴァには銃・機関銃等は用いず、剣や素手で肉弾戦を闘いを挑んでくるのには、調子良すぎて、流石に驚いてしまった。
最後、3時間弱の大作ながら本作で話が完結しないのにはビックリ仰天。
監督プラシャーント・ニール、脚本プラシャーント・ニール、撮影ブバン・ゴウダ、音楽
ラビ・バスルール。
出演
デーヴァプラバース、ヴァラダ・ラージャ・マンナルプリトビラージ・スクマーラン、アディヤ・クリシュナカントシュルティ・ハーサン、ラージャ・マンナル(カンサール元首)ジャガパティ・バーブ、デーヴァの母イーシュワリ・ラーオ、ラーダー・ラマシュリヤー・レッディ。
174分耐久鑑賞
174分の耐久鑑賞でも冒頭からやすやすと話に引き込まれます。ご安心を。
握った鉄柱に怒りを堪えた手の跡が残ったり、戦う準備の握る右手にエンジンがかかる音を効果音に使ったり中々な演出でした。子供達の敬礼、女達の思いの強さと祈りなどのシーンも良かったです。
何と言っても圧倒的、超人的な強さは迫力満点です。でも1人の女子を救うとはいえあんなに殺戮したら債務超過じゃないの。
少し批判的な話として
戦う大義が弱いかな 敵対組織の数が多くてついて行けない インドでのサラール(将軍)と言う言葉がどれほどの威力があるのか知りませんが印象が弱いですね。鬼神とか闘神とかの方が合うと思います。
そしてこれほどの暴力シーンはさすがに時世に合わないと思う。現実にミサイル攻撃されている地域もあるのだから映画とはいえ肯定的には捉えられない。
てかっ続きかよ!
プラバース、危険に向かうが本能か。 そんなに高圧的な「プリーズ」があるかっ!!
治外法権の犯罪都市国家「カンサール」に起因する暴力の連鎖の只中に身を置く”狂気"の男、デーヴァの戦いを描いたバイオレンス・アクション。
『バーフバリ 王の凱旋』(2017)、『RRR』(2022)、『Kalki 2898 AD』(2024:日本公開未定。死ぬほど観たいぞ!)に次ぐ、テルグ語映画史上第4位の興行収入を記録する2023年における南インド最大のヒット作。
主演を務めるプラバースはテルグ語映画トップ4のうち3作品で主演を務めているトップスター中のトップスターである。
『チャトラパティ』(2005)や『バーフバリ』シリーズ(2015-2017)など、とにかく地上最強の男を演じさせればこの男の右に出るものはいない。
槍の一突き、刀の一振りで数人をぶっ殺すことが出来るインド最強のワンマンアーミーっぷりは本作でも健在で、インド政府でも手出し不能な極悪独裁都市という「んな訳ねーだろっ!!」というトンデモ設定も、プラバースの肉体的説得力により「まぁそういうこともあるか…」と飲み込めてしまうから不思議。流石スーパースターは違う。
構造としては『バーフバリ』シリーズを思い起こさせる。まずは謎に満ちた現代パートを描いておいて、そこから因縁が明らかになる過去パートに時制を飛ばし、そして次回作で過去編と現代編のクライマックスを描き切ろうとしている。
今後の展開的に親友と敵対することになるのだろうが、そこからは『RRR』の影響を感じずにはいられない。
大スターを起用し、ヒット作の定石を踏む。とにかく何がなんでもこの映画を当ててやろうという意気込みというか気迫が本作からは感じられる。
二部作の前半ということもあり、クライマックスへのネタ振りに終始している感はある。この一作だけではまるで物語に決着はついておらず、ヒロインが命を狙われる理由すら正直よくわからない。
しかし、現在パートと過去パート、それぞれに明確な見せ場が用意してあり、その画力の強さには脱帽するより他ない。
本作は典型的な「舐めてた相手が殺人マシーンでした」映画。喧嘩もできないヘナチョコ〜〜笑笑なんて虐げられていた男が、実は最狂のヒューマノイド・タイフーンでした、というなろう小説も真っ青な厨二病ど真ん中な作品である。
このプラバースのブチ切れっぷりが超爽快!✨1時間近く舐められ続けた主人公が、暴力的な扱いを受ける女性の姿を見てついに爆発!「てめえらに今日を生きる資格はねえ!!」と、ケンシロウばりのバイオレンスを見せつけてくれる。この女性のために封印していた力を解き放つというのが、女性差別というインドに根付いた悪習へのカウンターになっている。こういう問題提起を見せ場と直結させているところがなんとも良い♪
悪漢をぶっ飛ばした後にブーツに挟んでおいたタバコを吸う、殺したザコたちの手がまるで千手観音のように主人公の背後で扇状に広がるなど、超絶カッコいいシーンが漫画でいう見開きのような感じでドンッ!!と映し出される。これがたまらなく快感!アクション映画はこうでなくてはならないと言いたくなる、素晴らしい見得を観る事が出来、それだけでもう大満足という感じです😋
”狂気”と呼ばれる主人公。その二つ名は伊達ではない。一度動き出したら止まらないその殺人マシーンっぷりは映画史に残るレベル。親友を守るためならいついかなる時でも即座にスイッチが入ってしまう。特にあの大領主をぶっ殺すシーンなんて本当に見事で、拍手を送りたくなっちゃった👏そんな高圧的な「プリーズ」があるか!!
人を斬れば手足が吹っ飛ぶし、首チョンパも日常茶飯事。返り血の量も半端ではない。インド映画のバイオレンス描写はもっとマイルドなものだと思っていたので、ここまでハードに描いても良いんだなと少々驚いてしまった。なんにせよ、暴力を暴力的に描けているという点だけをとってみても、本作はとても芯の通ったバイオレンス映画である。ハードなアクション映画ファンにはマストで鑑賞して欲しい一作である。
暴力の嵐を描くためか、色彩は全体的に暗め。鮮やかなのは返り血の赤色くらい。このノワールな雰囲気は悪くないのだが、反面インド映画らしい鮮やかでカラフルな画面が恋しくなってしまうのもまた事実。
また単純に暗すぎて観づらく、せっかくのアクションが勿体ないなと感じてしまうシーンも多かったので、もう少し色調を明るくしても良かったように思う。
1番問題だと思ったのは謎の部分を引っ張りすぎな事。前述した通りなぜヒロインの命が狙われているのかよくわからないし、ヒロインの命を狙っている者たちの正体はなんなのか、主人公は一体何者なのか、そういった事がまるで明かされないまま1時間30分くらいドラマが続く。これだけ長い間色々な物事を放置されてしまうと、なかなか物語に気持ちが入ってゆかないのです。
後半はガツンと盛り上がるのだが、前半はどうにもたるい…。もう少し早めにギアを上げて欲しかった。
また、この映画登場人物がとっても多い。とっても多いのだが、我々日本人にはインドの人たちの顔の見分けがなかなかつかない💦ただでさえみんなおんなじ顔に見えるのに、さらに髭で顔の半分覆われてるし、もう無理だわこれ。
名前も全然覚えられないし、部族の名前もごちゃごちゃしてるし、正直後半のカンサールパートはバイブス重視で観てました。ぶっちゃけ誰と誰が敵対してんのかよくわかってない😑
本国インドの人なら問題ないんだろうけど、こういうところにはどうしても文化の壁を覚えざるを得ないのであります。
インドでバカ当たりしている割には、日本では全然話題になっていない…。『RRR』はあんなにヒットしたのに…。みんな『RRR』級の面白さを期待しているのだろうが、あれと同じレベルを求めるのは流石に酷というものでしょう。
『RRR』と比べなければ十分面白い映画なので、もう少し注目されても良いと思うんだけどなぁ。
※原題は『Salaar: Part 1 – Ceasefire』。
ちゃんとパート1であることを明示しているが、日本公開時にそれを取っ払っちゃった。
日本の興行ではこういうことがよくあるけど、普通に考えてこれアウトだよね。「全然お話し終わってないじゃねーか!!😡」なんて怒っちゃう人が出てきても不思議じゃない。配給会社の人たちには、もう少し消費者目線でモノを考えて欲しいものである。
そこで終わるか
バーフバリやRRRのようなものを期待してしまっていたのも悪かったが、ちょっと求めていたものとは違った感じ。
映像はすごい。迫力もあるし、主役二人も好き。でも、爽快感や派手さはあまりなく、ストーリーが無意味に複雑になっている気がする…(登場人物の見分けがつかないということもあるが)。
どーしてそーなってるのか疑問だらけで最初のストーリーが進み、途中で回想が入り、ああ、この回想で背景の種明かしされるのね、と観ていたら、あれ?この回想長くね…?と思っているうちに「パートI」終了!? 回想シーンの途中で”続く”って、これ構成悪すぎでしょ。
回想シーンの方が実は本編だった、ってのは「ベルセルク」みたいでちょっと面白いけど、だったら導入のストーリーはもっと分かりやすくする必要があったと思う。
正直、「パートII」をやるころにはパートIのストーリーを忘れてるだろう。
こんなカッチョイイ千手観音
見たことない!
ドガンバァァーンと派手なアクションがやはり素敵。1作では完結してないみたいです。過去の権力抗争を畳むのに時間がかかりそう。
174分の予告編みたいな内容だが、世界観と登場人物は魅力的でした
2024.7.10 字幕 IMAX LASER イオンシネマ四條畷
2023年のインド映画(174分、PG12)
少年時代に結ばれた友情とその後の動乱を描くアクション映画
監督&脚本はプラシャーント・ニール
原題は『Salaar: Part 1- Ceasefire』で、「サラール 第1章 停戦」という意味
物語の舞台は、1127年〜2017年のインド南部
かつて、マンナル族、シュリャアンガ族、ガニャール族にて構成されていた国は、1947年にシヴァ・マンナル(プリトビージ・スクラーマン)によって「カンサール」という城塞国家となった
そこでは大領主、領主などの地位が作られ、各地方を総統する体制が敷かれた
その後、1985年にシヴァが亡くなると、その息子ラージャ(ジャガバティ・バーブ)が元首を務める
だが、彼はマンナル族の独立支配を求め、シュリャアンガ族を滅亡させてしまう
さらに、大領主に政治的な権限を持たせ、自身の地位が揺るがぬように、親族をも大領主に抜擢する
そして、第一夫人との娘ラーマ・ラマ(シェリア・レディ)を摂政として、磐石の体制を築くことになった
その頃、ラージャ元首の第二夫人の息子ヴァラダ(カルティケア・デーヴ、成人期:ブリトビラージ・スクマーラン)は、同じ師匠のもとで勉学に励んでいたデーヴァ(ヴィデシュ・アナンド、成人期:プラバース)との絆を深めていた
ヴァラダの異母兄弟のルドラ(ハーシュ・ローシャン、成人期:ラマチャンドラ・ラージ)はデーヴァをいじめていたが、いつもヴァラダが助けに入っていた
その友情も父の迫害政策によって断ち切られることになってしまう
ヴァラダはデーヴァとその母アンマ(エスワリ・ラオ)を助けるために領土を手放し、デーヴァはその恩義に報いるために「呼んでくれれば、いつでも力になる」と郊外へと身を隠すことになったのである
映画は、さらに現在軸としての2017年を描き、そこから過去を想起する流れになっている
2017年では、2010年頃に何かがあって、それによってクリシュナカント(ラディ・バット)とその娘アディヤ(シュルティ・ハッサン)はラーダ・ラマから追われる身となっていた
そんなことも知らずに、母の遺灰を届けにインドに入国したアディヤは、ラーダ・ラマの配下であるオブランマ(ジャンシー)一派に狙われてしまう
そして、彼女を助けるためにデーヴァは派遣され、彼の住む村に身を隠すことになった
オブランマたちは、アディヤを助けている者が誰か知らなかったが、ラーダ・ラマはそれを知っていて、ある秘策を考えていた
それが、カンサールの紋章に手を出したものはどうなるかわからないという法律のようなもので、それによってデーヴァを引き摺り出そうと考えていたのである
と、映画は「思いっきり第2章の前振り」になっていて、ラストで「第2章!」という絶望的な表示がなされる
「まだあんの?」と思ったら、実はそのままエンドロールになってしまい、第2章の予告などは流れない
物語もかなり中途半端なところで終わっていて、少年期に親友だったデーヴァとヴァラダが何かしらのこと(たぶん7年前)で仲違いしている感じになっているが、その関係性も全くわからないままだったりする
ヒロイン枠のアディヤはほど出番がなく、敵の総大将っぽいラーダ・ラマもちょこっとしか出てこない
なので、単体で作品を評価することは不可能に近く、印象としてはモノローグ的な世界観の説明と、登場人物の紹介で終わっているように思えた
いずれにせよ、かなりキャラクターが多く、1127年から2017年までの約100年間で、幾度となく回想シーンも入ってくる
パンフレットには可愛いイラストで人物相関図があるのだが、事前に購入して頭に入れても理解が追いつかない
観た後にもう一度パンフレットを読むと何とか補完できるのだが、本編導入前の「3時間の予告編」みたいなことになっているので、それをわかった上で鑑賞した方が良いのではないだろうか
174分も観たのに・・・
不必要なシーンが多くても174分も耐えたのに、最後は、to be continuedですか。
ハリウッド映画の作品公開もそろそろ増えそうだし、to be continued作品ばかりのインド映画は、そろそろ観るの止めようと思います!
時系列が全体的にわかりにくい
インドのアクション巨編映画
本作で完結するものではなく
続編があるような終わり方をする
完結していないので、評価は続編次第
3時間近くあるが時間は感じさせない
ただ、やはり長い
全体的に時系列がわかりにくく
少年編→現在→7年前のカンサール大抗争(少年編から25年後)
という感じになる
デーヴァの母が過保護っぽい扱いをしたりするのは
カンサールでの大抗争が理由だと思うが
本作では完全には明かされていない
あと、登場人物も多く
部族間の抗争もストーリーにかかわってくるので
さらにややこしく感じる
カンサール紛争の過激化で
他の人間が大軍隊を組織しているので
デーヴァに助けを借りるため呼び戻した
軍隊レベルに一人でなんとかできるわけないだろと思うが
デーヴァの一騎当千のアクションシーンを見ると素晴らしい
デーヴァは実はカンサール元首が滅ぼそうとした
民族の長の息子だった
そして、元首の息子であるヴェラダと対立しあうという運命が明かされて終わる
この映画ではインド映画でおなじみ(と自分が勝手に思っている)ダンス要素はない
あと、アディヤなどの出番は少ないので女優のセクシーシーンは期待してはいけない
ちなみにアディヤが狙われる理由もよくわからないまま終わった
【”将軍の帰還。”序盤は多数の登場人物と、時代が前後しながら物語が進むので脳内フル回転で鑑賞する。だが、波に乗ったら体感1時間半の超絶Bloodyジェットコースタームービーである。】
■ストーリー
1980年代中盤、先祖代々盗賊を生業にする部族によって建てられたインドの地図には記載されていない秘密国家カンサール。
王ラージャ・マンナルの第二夫人の息子ヴァラダは、第一夫人の息子ルドラに名誉と権力の象徴である鼻輪を奪われてしまう。が、ヴァラダの親友デーヴァ少年は、ヴァラダのために闘技場の試合に挑み、鼻輪を取り戻す。
その後、カンサーラ国内で部族間の争いが発生し、デーヴァの母親アマンが窮地に陥る。駆けつけたヴァラダ皇子は自らの腕輪(父から与えられていた広大な領地の象徴)と引き換えにデーヴァの母親アマンを救い、デーヴァは別れ際に、ヴァラダに「名前を呼べば、必ず駆けつける」と誓いを立て、彼は母親とカンサールを去り身を隠す。
25年後、ラージャ・マンナル王がカンサールを留守にした時に、国を揺るがす抗争が勃発する。かつて領地を投げ出したことで権力の座から遠ざけられていたヴァラダは、ついに親友デーヴァ(プラバース)を迎えにいき、王座をめぐる争いに身を投じる決意をする。
◆感想
・序盤は1985年から始まって、現代に近い時に舞台は移り、更にカンサール国発足時に遡ったりして、脳内フル回転で鑑賞する。ハー、疲れた。
・けれども、大体の粗筋が分かるとアーラ不思議、あっと言う間に大スクリーン内で繰り広げられる血塗れ大スペクタクルに魅入られて行く。
・そこでは、カンサール国の重要な地位を占める三部族の確執と駆け引きが描かれるのである。
・本来ならばその地位にあるべきヴァラダは、若き皇子時代に、友であるデーヴァの母親アマンを救うために、父王から与えられていた広大な領地の象徴である太い腕輪を彼を憎むルドラに与えた事で父王ラージャ・マンナルの怒りを買い、地位を失うのである。
■ここからの、大人になったプラバース演じるデーヴァが、ヴァラダの願いにより母アマンから禁止されていた暴力を解禁するシーンが、当たり前だが凄すぎる。
怒りで鉄の棒を握れば、後が付くし、敵をバッタバッタと薙ぎ倒して行く様は、まるで重戦車である。
更に、ヴァラダと共にデーヴァがカンサールに入国してからが、又凄い。斧で立ち向かって来る敵をバッサバッサ切り捨てて行く様は、プラバースの背が高く、手が長いために千手観音の様である。(実際にそれに類したシーン有り。)
<イヤー、今作、訳が分からない部分も多数有ったが、それを力業でねじ伏せる面白さに満ちた血塗れアクションムービーでございました。
これから!って時に字幕が出たので、インターミッションかな?と思ったらエンドロールで次作の続きを示すモノであった。
次作を早く公開してくれい!!>
見せ方は良い
盛り上がり方は抜群ですね。
キャラの登場シーンや戦闘シーンなど、凄くシンプルかつ分かりやすいくらい盛り上げてくれる。
変な捻りがないから来ると分かっていても感情は上がりますね。
ただし、スローが多くそこが少しくどい。
確かにここで使うのは分かるけど、という。
ストーリー的には悪くは無い。最初、こいつは何キャラだ?どの勢力だ?幼馴染はどれだ?とか分かりづらかった。そのあたりは徐々に明らかになるんだけど、半分くらいははてなマークでした。
RRRとか期待しているとちょっと違うかな、という感じ。
悪くは無いんだけど、長い上、分かりづらい部分もあるので、ちょっとダレるかな。まぁ勢いは凄いけどね。
これは何部作になるんだろうwまた長いんだろうなぁ…
「PS2 大いなる船出」のデジャブが(^_^;)
バーフバリは観ていないんですが、RRRに感銘を受けて、RRRを3回も観てしまい、おまけに3時間という上映時間が3回とも短く感じるくらい楽しめた事もあり、そのRRRの期待値で観に行ったのがいけませんでした(~_~;)
この作品は、過去と現在が交錯し過ぎるわ、話が飛びすぎるわで、全然、話に付いていけなくて、せっかくのIMAXでさえも、これって途中を見逃してみても全然後悔しないじゃんって誘惑には勝てずに、思いっきり寝落ちして、起きたら戦闘シーンの真っ最中でした(^^ゞ
登場人物はもう少し少なくして、話も余計な脚色加えなければ、RRRにも匹敵できるのにと思いましたね😮💨
「PS2 大いなる船出」を観た時と一緒で、3時間でも長いのに、これが前後編に構成されていて後半は無理だよって前編だけで離脱するのも「PS2 大いなる船出」と一緒です😓
というか後編があるのか知りませんが、後編がありそうな終わり方でした🙄
JALAANA
プラバース出陣のインド映画。
例によってあらすじを一切読まずに鑑賞。特典はポストカードでした。
ギアがかかるのが遅すぎる…!
ギアがかかってからはしっかり面白くなるのに、それまでが長すぎてそこで評価をガクッと自分の中で落としてしまいました。
登場人物の多さに振り回され、ストーリーの進行の遅さに焦らされ、そしてお決まりの次へ続くの手法には呆れてしまいました(原題はちゃんとPart1って書いてあったので、そこを見落としてた自分も悪いんですが)。
最初の友との誓いだったり、お母さんが連れ去られたりとなるほどなという感じで最初は引き込まれるんですが、序盤の展開の動かなさだったり、本筋とは特別絡まないサイドストーリーを進めたりと、脇道それまくってて、早いとこ暴れてくれないかなぁなんてずっと思っていましたが、まぁまだ待てと言わんばかりに政治劇が展開されるもんですから、こんがらがってしまうわけです。
アクションは良くも悪くもない至って普通のものでしたが、串刺しにしまくったり、槍を顎に貫通させて祀ったりするシーンはインパクトがあって湧き立ちました。
ただその単調なアクションをプラバースという役者の凄みで大胆な味付けをする事によって迫力がマシマシになっていくのが面白かったです。
色々とやってはならないルールとか、そういうのあるのにガン無視して無双していく姿はもはや清々しいものがあって笑いっぱなしでした。
派手にぶっ飛ばしていくのは様式美ってやつです。
時系列シャッフルが「K.G.F」シリーズよりも激しく、数分単位であっちこっち行ったり来たりするのは流石に混乱してしまいましたし、回想と現実が交互に流れる演出は邪魔でしかなく、現代パートが明るい時間帯なのもあって、それまでの緊迫感がスパッと切れてしまうのが本当に勿体なかったです。
逐一現代パートで説明が入るのもノイズでした。
これだけ長い尺を使ってまだPart2があるぜ!って「K.G.F」シリーズと同じ事やってるよ…と若干萎えました。
中身が壮大すぎて1作じゃ完結できないのはしょうがないとしても、割と無駄なシーンは多かったし、スロー演出多用しすぎててかったるいなーってなりましたし、この監督のクセがどうにも合わないんですが、やはりPart2は気になるのでなるべく早く上陸してくださいまし。
まだまだ「RRR」「バーフバリ」に並ぶインドアクションは出てきそうにないなと思った猛暑の日でした。
鑑賞日 7/5
鑑賞時間 11:50〜14:55
座席 E-2
史上稀に見る駄作
いやぁ、つまんなかった。役者の台詞が何の事を喋っているのか全然分からないから全く内容がわからない。アクションシーンも主人公が横に刀を振り回すだけの単調なアクションで退屈。殺陣は何してたの?
他人がプレイしているゲームを眺めているような感覚に囚われてしまいました。これは映画の体をなしていない映画もどきの作品。よくこんなつまらない脚本を映画にしたなー。ネタで見るのも時間の無駄な映画。お勧めできません。
奪還鼻輪と捨てバングルの絆。
ヴァラダが身に付けていた鼻輪を奪還したデーヴァと、そのデーヴァとデーヴァ母の窮地を救う為にバングル(領地)を投げ渡したヴァラダの話。
7年探してる男デーヴァを誘い出す為に、関わりのある女性アディヤをネタに拐うと動き出す組織…、その拐われたアディヤを救出しデーヴァと関わりのある男と車に乗るアディヤ、その車内の道中、男とアディヤとの会話の中で25年前の過去と現在の話を見せてく。
とりあえずプラバースさんを見たのは「サーホー」ぶり、上映時間約180分と毎回インド映画観る前はかなり気張って挑むんだけど意外と余裕で観れました。
本作の感想は、ちょっとでも油断してウトついたら置いてかれる、現在と過去の話で観せていくけど、ストーリーは何となく理解出来るけど、もう1度、2度観ないとストーリー理解しにくいかも…。
とりあえずサーホーでもそうだったけど、プラバース演じたデーヴァの登場シーンとか、この人実は凄い人の時に流れるBGMがカッコよくて観いっちゃいますよね(笑)
体感的にそろそろ終わりだろと思った時に第2章って文字が出てきて嘘でしょ?!って思ったけどすぐエンドロール流れたからホッとしました(笑)
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