「ラブコメの王道を突っ走る」恋するプリテンダー bionさんの映画レビュー(感想・評価)
ラブコメの王道を突っ走る
何、その出会い! よほど自分に自信がないとできない技。ウィンクでアイコンタクトには笑ってしまうけど、ハングマンことグレン・パウエルであればサマになる。
僕が女子なら打ち落とされます。
ラブコメのプロットがこれでもかと盛り込まれている。意図せぬ別れ、意地の張り合い、元カレ、元カノとの三角関係、恋人のフリをするだけ、そして、2人のケンカが思わぬ方向へ。
盛りだくさんなんだけど、シナリオがうまい。素っ裸になってしまうシチュエーションは、バカすぎて笑ってしまうし、コアラを使ったコメディシーンは、コアラの愛くるしさが爆発。
応援ソング『unwritten』が何度も使われるんだけど、流れるたびに歌詞の意味が、どんどん心に染みてくる。アメリカだったら、観客は一緒に歌ってんじゃないの。
タイタニックのパロディーも、笑いだけでなく、重要な場面転換に使うあたりも、脚本家の腕が冴える。
堂々とラブコメの王道を突っ走って、皆を感動させる。そんな作品でございます。
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