COUNT ME IN 魂のリズムのレビュー・感想・評価
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パンフ読みながら観たいので、配信早めにお願いいたします
2024.3.21 字幕 アップリンク京都
2021年のイギリスのドキュメンタリー映画(85分、G)
著名なドラマーたちのドラマーになったきっかけや哲学などを紐解いていくドキュメンタリー
監督はマーク・ロー
原題は『Count Me In』で、直訳すると「私の中のリズム」という意味
物語は、アメリカのロサンゼルスにあるウィルソン天文台に向かうドラマーたちが描かれ、また別のスタジオでセッションの用意をするドラマーたちが描かれていく
構成としては「全10章」のような感じに区切られていて、「I NEED PLAY(どうしても叩きたい)」「AMERICA LOVED IT(アメリカが愛したドラム)」「LOUDER(もっとデカい音で)」「YOU‘RE A F@%KING DRUMMER DODE(お前はドラマーだ)」「JAZ」「I‘M DOING IT(プロになれた)」「WE DIDN‘T REALLY HAVE A CHOICE(ほかに選択肢がなかった)」「WHO ARE YOU?(フー・アー・ユー?)」「RISE OF THE MACHINE(ドラムマシンの発明)」「THE DREAM(夢はかなう)」という流れになっている
登場するドラマーは総勢20名がインタビューに答え(一部アーカイブインタビュー)、ドラムドクターのロス・ガーフィールドも登場する
映画は非常にシンプルな作りになっていて、「ドラムを始めたきっかけ」「ドラムを通じて発見した自分」「ドラマー人生の振り返り」「ドラムマシンとの関わり方」「人生を通じて学んだこと」などが盛り込まれている
パンフレットには登場するドラマーの詳細な紹介と「関係性!」が図解されている内容で、どのようなドラマー系譜となっているのかがわかるように作られている
いわゆるドラムの歴史がうまくまとめられている内容になっていて、これを見ながら映画を観たいというのが本音だったりする
ロケはイギリスを中心に行われているので、アメリカとの関わりとか余波であるとか、ブラックミュージックとの出会い、ジャズとの融合などの歴史が語られていく
これらが非常にわかりやすく構成されているので、ドラムを扱う音楽教室の第一回目はこの映画を観ることでOKのように思える
使用に関する権利云々は置いておいて、教材として配ってもOK(パンフ付きで)ではないだろうか
いずれにせよ、洋楽が大好きな中年ホイホイの映画であるものの、現役の若手ドラマーも観ておいて損のない映画だと思う
自分自身のルーツや方向性を探るのにも役立つし、何よりも「もっとドラムが好きになる」のではないだろうか
個人的には手足を別々に動かせないので難易度が高すぎるのだが、あるドラマーのように「やってみてできたら」「お前はドラマーだ」という人もいるかもしれない
そう言った観点からも、ドラムの基礎的な話も出てくるので、そのレクチャーに沿って、適当な鍋を叩いてみることで適性がわかるのではないだろうか
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