フォールガイのレビュー・感想・評価
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スタントマンへのリスペクト
スタントマンへのリスペクトを感じました。
でも、このシーン必要? と思う場面が多々あり、また演出がピントがズレていると言うか、痒いところから数センチ外れたところを丁寧に掻いている感じ。
どうでもいいようなことに延々尺を割いているのもそう。
撮影シーンで、拡声器越しに延々元・恋人同士の当てこすりを続けるのは意味がわからないし、失踪したトムの部屋に潜んでいたトム彼女、コルトとあれだけ尺使って死闘を繰り広げたのに、その後全然絡んでこなくて、あれは何だったんだろうとか。
事件は解決したんですよね?
結局どうなったのかグダグダでよくわからずストレスフルでした。
このあたりもピントがズレてるような気がする。
せっかく面白くなりそうなネタなのに、活かしきれなくて残念。
でも、面白かったです。
アメリカのTVドラマのリメイクとのことですが、これは知らなかった。
子供の頃、それなりに夜ふかしして「600万ドルの男」とか「バイオニック・ジェミー」とか好きで毎週見ていたんですけど。
(ちなみに、600万ドル~ より、パイオニック~ が断然面白かったです。)
「トラック野郎BJ」って大好きだったのにあまり知られて無くて残念。
全部見せちゃうし、脚本も最高!そして、ヤン・ハマー!
「ブレット・トレイン」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビ...
「ブレット・トレイン」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビッド・リーチ監督が、ライアン・ゴズリングとタッグを組んで描いた痛快アクション。1980年代に放送されたテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」を映画としてリメイクし、危険な陰謀に巻き込まれたスタントマンの戦いを、自身もスタントマン出身のリーチ監督がリアルかつ斬新なアクションで活写する。
大怪我を負い一線から退いていたスタントマンのコルトは、復帰作となるハリウッド映画の撮影現場で、監督を務める元恋人ジョディと再会する。そんな中、長年にわたりコルトがスタントダブルを請け負ってきた因縁の主演俳優トム・ライダーが失踪。ジョディとの復縁と一流スタントマンとしてのキャリア復活を狙うコルトはトムの行方を追うが、思わぬ事件に巻き込まれてしまう。
主人公コルトの元恋人ジョディを「クワイエット・プレイス」シリーズのエミリー・ブラント、失踪した主演俳優トム・ライダーを「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソンが演じた。
フォールガイ
2024/アメリカ
配給:東宝東和
ゴズリンサイコー!!
細かい技巧が光るベタでおバカな映画讃歌
デビット・リーチ、ほんと良い。
いま一番好きな映画監督かも。
スタントマン出身の同監督が、スタントマン映画を撮ったという事で。それは気合も入ってるだろうし、後世一生の作品だろうと。
その期待に見事に応えてみせる、巧くて、馬鹿で、エモエモな大作。ハリウッドらしいアクションコメディなA面に、スタントや映画への愛を込めた情感豊かなB面を潜ませて。照れ隠しなんですかねー。憎たらしいですねー。
作品ごとに脚本家が違うにも関わらず、毎回脚本がとても素晴らしくて。日常の一コマや、日常会話に軸足を置くナチュラルなスタイルに好感しかない。
毎回結構しゃべるんですけどね。いつもセリフとかが良いのよなー。アクションだけに頼らないのが、圧倒的な個性につながっている。素人カラオケとクレーン車アクションのオーバーラップとか、たまらんでしょう。
バカ×バカなメインカップルも良かった、LiLiCoにしか見えないプロデューサーも良かった。けど、トム・ライダーの超バカヘタレっぷりが良かったなー。って「タンジェリン」さんじゃないですかぁ。随分とたくましい肉体になられて。
爆発キスシーン、馬鹿すぎ。
その癖、エンドロール泣ける。
アクション映画の枠に収まらない、超名作。
上映館数、少なすぎ。勿体ないでしょー。
アクション映画好きなら。
愉快にして、痛快なる、B級エンタメ作品。
スタントマン側の事を知れたのとストーリー楽しかった
良かった! ストーリーも、キャスティングも、2人のキャラ設定も、 ...
良かった!
ストーリーも、キャスティングも、2人のキャラ設定も、
みんな良かった!
主人公の2人が、自信満々の自分大好きとかの人種じゃなくて、
模索しながら一所懸命生きてるのがまた良い
昔のテレビ番組のリメイクでこんなに良い作品が生まれるなんて、
リメイクばんばんやって欲しいです
世界中のスタントダブルに愛を❤️
賑やかな映画だろう、エミリー・ブラントとライアン・ゴズリングが主演だからなんかある、楽しみ~でやっと見ることできました!⭐️5つでは足りません。泣けるとは思わなかった!
いろんな映画(タイトル、役名、俳優名、シーン)がいろんな形で言及・引用されているのがすごく面白かった。衣装、小道具、消えものに始まり、カーアクション、水上&水中、落下、ヘリコプター、飛び降り&飛び乗り、火だるまとワクワクが止まらなかった!あ、あのときコルト(ライアン・ゴズリング)は飲んだ!だからそっかー、さすがプロ!
スタントマンを巡る単純なストーリーではなかったのがよかった。映画界だけでなくどんな職場にもあり得る状況や人間関係描写に共感した。皮肉や当てこすりやプライドや嫉妬、それを面白がる視点がクリティカルで、爆弾の数が半端ないアクション盛り沢山の映画に恋愛と正義の征伐をこんな風に組み込むのか~、面白いっ!と思いました。
「未来のジョディのためにも君は映画を最後まで作らなくては!」というコルトの言葉に涙がダバーと出ました。
ライアン・ゴズリングと竹野内豊を嫌いな女性はいないだろう!と唐突に思いました。そしてエミリー・ブラントは役幅が広くとても上手い俳優であることにまたしても納得。テキパキ仕事する有能な監督である一方で、遣り手プロデューサーのゲイルが見抜いていたように天然でちょっと馬鹿正直な人物像を説得力もって演じていた。麦わら帽子かぶってぼーっとしていた一方で、アクション・シーンではかなりガツンと激しい。ジョディがエイリアン被り物の手に自分の手を入れながら映像分割について分割映像の中でコルトとスマホで話す箇所がとても好き。あとユニコーンが見える時のコルトも。この映画はフェミニズム映画でもあると思った。
おまけ
天国にいるベルモンドはこの映画見て何を思ったかなあ💕
動物部門も大活躍☆
冒頭の80年代のKissの名曲 “I Was Made for Lovin’ You”が流れるだけで、気分があがります!
単純な娯楽作かと思いきや、映画製作やスタントチームのお仕事ムービー。
セリフの各所に散りばめられた映画タイトルや有名キャラ名にも愛を感じます。
そして、スタントマン出身の監督だけに、映画とスタントに対する愛が駄々洩れ状態。
映画製作に乗じて行われる火だるま痴話喧嘩も「そんなわけないよ…」とツッコミ入れて笑えます。
…結局この二人、相思相愛だったし、
俳優の部屋に忍び込んで謎の乱闘も謎なりにハラハラ。
近年はVFXやCGでアクションシーンも加工ものが多くなって本格スタントの出番が減ってそうだけど、本作はスタントチームが全面的に大活躍です。
これでもか、これでもかという、無駄に多いアクションシーンも小ネタ散りばめられてて。
「俺たちの技、見せてやんよ!」ってノリで最後の最後まで、スタントアクションてんこ盛り。
ついでに、“キャノンロール”というカースタントでギネス認定までされちゃった⁉
何も知識がなくても盛りだくさんのアクションとラブコメ要素で、そこそこ楽しめるけれど、中途半端に考えすぎると、これはハズレ映画にカウントされる予感すら。
映画好きだから、元ネタ思い出してニヤリと出来た。
最後にリー・メジャースが出て来て、その爺さんぶりにビックリ。
そこでお馴染みの片眉上げた表情が見れなかったのが残念。
結構好きな作品でした。
映画愛満載のエンターテインメント
難しいことは語る必要はなく、ただただ、映画好きが手放しで楽しめば良い、王道のエンターテインメント。こういう、いかにも夏休みシーズンの大作みたいなものって、逆に最近少なくなっている。社会の問題点や、近頃の世相を反映した考えさせられる作品、または逆に敢えて気分が悪くなるような問題作とか、そんな作品の洋画公開傾向が高くなってるなか、笑いあり、恋愛あり、大迫力のアクションありで手放しで、楽しめ、みたいな作品、今は大賛成。
使われてる音楽が映像を効果的に盛り上げるものばかり。ライアン・ゴズリングかテイラー・スイフト聴きながら涙するって!そして、Against all of odds でとんでもないアクションシーンが展開されるなんて、その対比、センスの高さ!
とにかく仕事のストレスを忘れるご褒美映画でした。
期待以上の面白さ
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