フォールガイのレビュー・感想・評価
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映画予告を観て想像するに、映画監督の妻(or彼女)と、そのスタン...
映画予告を観て想像するに、映画監督の妻(or彼女)と、そのスタント役の冴えない夫(or彼)が、最初は険悪関係だが、ある凶悪事件に巻き込まれ、彼が持ち前のスタントスキル・技術を発揮して、悪党を滅ぼし、最後は二人、よりを戻す映画。と思い、鑑賞。かなり昔の映画、「ダイ・ハード」(こちらは刑事ですが)を重ね、期待していました。
大枠その展開ではあったものの、ややコミカル色が強く、ダルい尺も散見し(あとから「ブレット・トレイン」のデヴィッド・リーチ氏と知って納得)、想定と違うテイストに、中盤からは内容を追うのは止め、ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントのその場その場の動き、しぐさを眺め、楽しむことにしました。二人とも魅力的でした。
世界観は広くなく、事件も「凶悪」というより、誰もが知る少年探偵アニメTV版の、とある1話に出てくる犯罪者・犯罪理由くらいで、映画としてのストーリーインパクトは少なかったものの、スタントシーンはこの映画の軸だけに迫力があり、ちょっと無理やり感のある演出でしたが、スタントマンへのリスペクト、心意気を滲ませていた映画でした。
元カノの監督映画に起用されたスタントマンが巻き込まれる事件のお話...
元カノの監督映画に起用されたスタントマンが巻き込まれる事件のお話です。相変わらずどこか困り顔のライアン・ゴズリングの誇り高きスタント振りが気持ちいい上、エミリー・ブラントの愛らしさが抜群に輝きます。そして、カースタントあり、連続爆破あり、高所からの転落ありの派手なシーンは、毎日の暑さを映画館で吹っ飛ばすには最適です。
特に後半、次々繰り出されるアクションにヒャッホーと快哉を叫びつつ、「スタント役のライアンのこのアクション・シーンも実際には彼のスタントが演じてるんだろうなぁ」と思って観ていたら、エンドロールで本作撮影時の様子も映し出され、スタントの人々へのリスペクトにちょっとジーンとしてしまいました。
スタントマンへのリスペクト
スタントマンへのリスペクトを感じました。
でも、このシーン必要? と思う場面が多々あり、また演出がピントがズレていると言うか、痒いところから数センチ外れたところを丁寧に掻いている感じ。
どうでもいいようなことに延々尺を割いているのもそう。
撮影シーンで、拡声器越しに延々元・恋人同士の当てこすりを続けるのは意味がわからないし、失踪したトムの部屋に潜んでいたトム彼女、コルトとあれだけ尺使って死闘を繰り広げたのに、その後全然絡んでこなくて、あれは何だったんだろうとか。
事件は解決したんですよね?
結局どうなったのかグダグダでよくわからずストレスフルでした。
このあたりもピントがズレてるような気がする。
せっかく面白くなりそうなネタなのに、活かしきれなくて残念。
でも、面白かったです。
アメリカのTVドラマのリメイクとのことですが、これは知らなかった。
子供の頃、それなりに夜ふかしして「600万ドルの男」とか「バイオニック・ジェミー」とか好きで毎週見ていたんですけど。
(ちなみに、600万ドル~ より、パイオニック~ が断然面白かったです。)
「トラック野郎BJ」って大好きだったのにあまり知られて無くて残念。
全部見せちゃうし、脚本も最高!そして、ヤン・ハマー!
「ブレット・トレイン」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビ...
「ブレット・トレイン」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビッド・リーチ監督が、ライアン・ゴズリングとタッグを組んで描いた痛快アクション。1980年代に放送されたテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」を映画としてリメイクし、危険な陰謀に巻き込まれたスタントマンの戦いを、自身もスタントマン出身のリーチ監督がリアルかつ斬新なアクションで活写する。
大怪我を負い一線から退いていたスタントマンのコルトは、復帰作となるハリウッド映画の撮影現場で、監督を務める元恋人ジョディと再会する。そんな中、長年にわたりコルトがスタントダブルを請け負ってきた因縁の主演俳優トム・ライダーが失踪。ジョディとの復縁と一流スタントマンとしてのキャリア復活を狙うコルトはトムの行方を追うが、思わぬ事件に巻き込まれてしまう。
主人公コルトの元恋人ジョディを「クワイエット・プレイス」シリーズのエミリー・ブラント、失踪した主演俳優トム・ライダーを「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソンが演じた。
フォールガイ
2024/アメリカ
配給:東宝東和
ゴズリンサイコー!!
細かい技巧が光るベタでおバカな映画讃歌
デビット・リーチ、ほんと良い。
いま一番好きな映画監督かも。
スタントマン出身の同監督が、スタントマン映画を撮ったという事で。それは気合も入ってるだろうし、後世一生の作品だろうと。
その期待に見事に応えてみせる、巧くて、馬鹿で、エモエモな大作。ハリウッドらしいアクションコメディなA面に、スタントや映画への愛を込めた情感豊かなB面を潜ませて。照れ隠しなんですかねー。憎たらしいですねー。
作品ごとに脚本家が違うにも関わらず、毎回脚本がとても素晴らしくて。日常の一コマや、日常会話に軸足を置くナチュラルなスタイルに好感しかない。
毎回結構しゃべるんですけどね。いつもセリフとかが良いのよなー。アクションだけに頼らないのが、圧倒的な個性につながっている。素人カラオケとクレーン車アクションのオーバーラップとか、たまらんでしょう。
バカ×バカなメインカップルも良かった、LiLiCoにしか見えないプロデューサーも良かった。けど、トム・ライダーの超バカヘタレっぷりが良かったなー。って「タンジェリン」さんじゃないですかぁ。随分とたくましい肉体になられて。
爆発キスシーン、馬鹿すぎ。
その癖、エンドロール泣ける。
アクション映画の枠に収まらない、超名作。
上映館数、少なすぎ。勿体ないでしょー。
アクション映画好きなら。
愉快にして、痛快なる、B級エンタメ作品。
スタントマン側の事を知れたのとストーリー楽しかった
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