フォールガイのレビュー・感想・評価
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スタントマンと映画へのリスペクト
子どもの頃観た、名作グレートスタントマン。スタントマン出身の役者パートレイノルズがすごいアクションと世代交代の切なさを描きました。その映画でスタントダブルの存在を知ったんです。
それからはアクション映画を観る度に、決して表に出ることのないヒーローを想い描いていましたよ。
だからスタントマンを主役にした今作フォールガイは、めちゃ楽しみにしてた作品でした。しかも主役がニヒルな名優ライアン・ゴズリングだからたまらない!
でね、映画はもうサイコー!!
VFXを排除したアクションが壮絶で、80sの音楽に、良いテンポに、切ない恋愛に、オチが爽快なストーリーなんだから。
ワイスピの監督で本人も元スタントマンだから、身体を張ったスタントダブルへのリスペクトに溢れています。オマージュ的なアクションが万歳で、あのシーンか!の連続は映画ファンにとって嬉しい。マイアミバイスネタはツボったなー。劇中の車をぶっ飛ばした回転数でギネス新記録を叩き出したのも、エピソードとしては完璧。007/カジノ・ロワイヤル」の7回転を超えたらしい笑
全編に映画愛が溢れていて、名作映画のセリフも散りばめられている。もう終始ニヤニヤしっぱなしで、
エンドロールはスタントマンへの賛歌。もう泣けてきちゃう。リアルなアクション満載で、映画の裏側が見れて、ハラハラドキドキのラブアクション。こんなポップコーンムービーを映画館で観なきゃどーすんの?あーもう1回観に行こうかな😆
爽快なアクションムービー
最終的に満足で楽しい
ミステリー要素ありのアクションラブコメディで、最終的に満足。
前半はどういう話になるかわからなかった。
ロマンスパートのテンポが変に感じて「ダルい映画…?」と思った。主人公だけ振り回されて、ヒロインは何も知らずセンチメンタルで不均衡な感じが何度かあり、気持ち悪い。
後半は派手でヒロインも結構活躍、話もハッピーに纏まっており満足。
ちょっと話についてけないとこもあった。
なんで犬にフランス語?で話してたかわからん。
カラオケか飛行機だと思っててアシスタントに会う発想がなかったので、どっかに飛んだのかと思った。
アクションは全体的に楽しかった。
スタントマン無双かっこいい。
ラリったバトルシーンにキラキラエフェクトついてるの好き。
しばらく幻覚なのかわからないところも面白い。
コメディは爆笑まで行かないけど結構笑えた。
エンディングのロケシーンも楽しく、ついでのように悪役の末路も見せてくれて満足。
報道おかしいだろ、なんか味方強すぎだろ、とか
細かい事はいっか、な楽しい映画。
映画好きが作った、映画好きのための映画
映画的には満点なのですが、テルマ&ルイーズのネタバレがあったので、-0.5しました。
名作です。
ここまで振り切って生身のアクション映画を作るとは、感激しました。とにかくテンポが良いです。セリフもいいです。
テイラースウィフトと、フィルコリンズやAC/DCが絶妙に共存するサントラも見事でした。
素晴らしかったのは、やはり主演の二人。
コルトとジョディは、どれだけヤバい状態でもお互いの電話は取ります。どんだけ喋りたいねんと。
とにかく二人の掛け合いが絶妙なのですが、後味の悪い別れから復縁までを描いているので、ただ笑いだけでは終わることなく、意外に感情が忙しい映画でもありました。
だからか、観客を笑わせるために撮られたと思しき場面が、いきなり涙腺に来たりしました。例えば、送ってくれる?→いいよの流れで真横に停めた車まで数メートル動かす場面とか。どんだけ一緒にいたいねんと。
おふざけだけではなく、スタントマンの矜持が語られる、真面目な場面もあります。
コルトの『本当はクソ痛いし、火だるまはハンパなく熱い』という、ジョディにだけは言いたくない本音。
この辺は、リーチ監督自身がスタントマン出身だからこそでしょうか。全体的にシンプルな台詞で語られますが、その分めちゃくちゃ響きました。
悪役はしかめっ面、黒幕はバカ、ヒーローは体を張る、ヒロインは愛嬌満点、ストーリーは王道。
リーチ監督には、是非この路線のエンタメ映画を作り続けてほしいです。
アクションシーンは結構見どころあり
この夏の大本命!!!
生き残れるか?スタントマン!
この映画を見ながら、これはなんだか80年代のアメリカのTVドラマみたいな感じだと思ったのですが、なるほど1980代のテレビドラマのリメイクだそうで。
同じ頃の日本のTVドラマ「西部警察」的なノリというか、派手なアクションとわかりやすいストーリーでグイグイ押していく、ザ・娯楽です。ツッコミどころは数々あれど「そんな細かいことは良いんだよ、楽しめば!」という感じです。
主役のライアン・ゴズリングがいい塩梅のヒーロー具合で良いです。敵をバッタバッタなぎ倒していく完全無敵のヒーローではなく、やる時はやるけど、ちょっとメソメソした弱メンタルなのが良い。
ヒロインと1対1でもない単なる打ち上げのカラオケに行けなかっただけでがっかりしちゃう弱メンタル。中高生でもあるまいし…(笑)。そもそも、ちょっと失敗しただけなのに好きな女性から逃亡しちゃっているし(何故?)、でも映画のスタントに彼女から呼ばれると、逃亡していたはずなのにいそいそと喜んで出かけていく謎行動…。
その他もろもろ、ツッコミどころはたくさんあるので、探してみてください(笑)。
・スタントマンの未来は?
さて、この映画はスタントマンのお話ですが、これからスタントはどのようになっていくでしょうか。
最近は徐々に環境も変化してきたようですが、スタントマンは映画の中でもあったように命がけのお仕事であります。実際、1980年代には40人ものスタントマンが死亡したようですし、日本ではスタントマンは保険に入れないし労災もおりないと言われています。また映画などのスタントマンとは違いますが、京都の学校で交通事故の再現のスタントをした男性が死亡したケースもあります。
おそらくこれからの時代は、危険でありながらどうしても必要な職業はこれからも存在し続けるでしょうが(軍や警察や消防など)、特に娯楽の世界においては、社会通念上「人命・身体」の危険性が非常に高いオペレーションは、許容されなくなってくると思います。
また、CGやVFXが発達して自由自在に迫力ある映像が作られるようになってきつつある昨今、将来においては、生身のスタントマンが演じるスタントを使用した映像と同等かそれ以上の映像を作ることができるようになれば、もはやスタントマンが危険を犯してスタントする必要はなくなるでしょう。
それでも、「生身のスタントマンが命がけでスタントした映像には迫力がある…魂がこもっているので全然違う!」と言う方もいるかもしれませんが、昨今のピクサーの3Dアニメなどは本物と見まごうばかりのリアルを今でもある程度実現していますし、アクション映画のスタントでもワイヤーアクションのワイヤーの写っている部分をデジタル加工することぐらいは当たり前です。
近い将来見劣りしない映像を「安全に」作成することができる日も遠くないと思います。
そうなったら、「人的被害のあるもの」と「安全なもの」どちらを取るかといえば、言うまでもないことと思います。将来的にスタントマンはスタントの職を失う可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
おそらく遠くない将来、映画ファンは新しい映画を鑑賞する時に「昔は良かったよね、こういうのはスタントマンが命がけでスタントしていたのだよ…」と、ノスタルジーに浸ることになるでしょう。それは、時代の移り変わりなので仕方ないというしかありません。
映画が終わった時に、私はスタントマンとスタントの将来を悲観的に考えていました。しかし、タイトルコールでメイキング映像が流れた時、「ああ、この人たちはスタントありの映画を作ることに心底情熱を燃やして楽しんでいるのだな」と思いました。それは、しっかりと伝わってきました。
私は、スタントマンやスタントを否定するつもりは全くありません。
スタントマンがたとえ命がけでも「それでもヤル!」という「情熱」は、決して無価値なものではないと思います。例えそれが、時代の変化によって消え去り・無くなっていく運命であったとしても、その「情熱」は後世に伝わり・残る。
映画作りの「情熱」は、形は違ったものになるかもしれませんが、映画制作を楽しみ・愛する製作者と、良作を心待ちにする私たち鑑賞者がいる限り、これからも脈々と受け継がれていくでしょう。
Thank's, all Cast and Staff ! :‑D
たくさん用意したからタントお食べ!
と言いながら次々と目の前に料理を並べてくれる親戚のような映画でした。
しかも(あっこれ食べたい)と箸を伸ばそうとすると「コッチ美味しいよ!コレお食べぇ!!」と意外の料理を取り皿に盛り付けドンッと目の前に置いてくれるのです…。
ありがたい話です。嬉しい話です。出来れば全部食べたいのですが、御免なさい。もうお腹一杯なんです…。という感じです。
映画が始まると直ぐにベラベラ喋りだす主人公。自分の事、彼女の事ドンドンまくし立ててきます。冷静に考えれば台詞量の割に把握しておくべき要点は少なかったと思うのですが、元来トロくさく要領の悪い私は字幕を追うのに必死です。人の顔と名前を覚えるのが苦手な事もあり、たぶん吹き替えで見ても同じだと思うのですが、ある時期からこういう忙しない映画が増えてきて正直苦手です。
ほんのちょっと気を抜いているといつの間にか、これ誰?今何の話しているの?なんでこんな場面になっているの?と画面から目を離していた訳でもないのに置いてきぼりを喰らう事があります。映画の内容もアクションあり、サスペンスあり、コメディあり、ロマンスありとてんこ盛りです。なのでシーン毎にこちらのモードも頻繁に切り替えなくてはならず、疲れます。
ただこれらの忙しなさって観客を飽きさせないように、最初から最後まで楽しませようという気概の表れだと思うのですが、個人的にはもっとのんびり見たかったのです…。
映画に付いていけなかった理由のほとんどは自分の理解力と集中力不足のせいな気もしますが、そんな感じでつまづいて映画に遅れを取ってしまうと、小さい事が一々気になりだします。
例えば主人公が復帰後、事故のトラウマや古傷を気にする素振りも見せずにバリバリスタントをこなす事。
スタントは入念な打合せのうえに行う事だろうに、打ち合わせなどない実戦格闘を当たり前のように始める事等に違和感を覚えてしまうのです。
ヒョウ柄頭のドラッグディーラーの子分をノしたシーンはトリップした主人公の幻覚なのかと思っていました。(実際は違った訳で、またワンテンポ映画に遅れを取るのです…)
命懸けの仕事だからこそしっかり準備して本番に臨むのだろうに、ぶっつけ本番の実戦を次々こなしていく様子はむしろスタントマンの仕事を軽んじているのでは?とも思いましたが、皆さんのレビューを読むと監督は元スタントマンとの事ですからコレは見当違いな感想ですかね…。
そしてこの映画のアクションシーンって迫力はあるのですがカタルシスが薄く感じました。一つの大きなクライマックスへ向かっての組み立てっていうのですかね。
トラックのコンテナを使ったカーチェイス等のアイディアは面白いと思うのですが、一連のアクションの流れの中で観客に何かが起こる事を予感させたり予想させたりする焦らしの間がもっと欲しかったです。ドキドキワクワクする様な期待感が煽られる前に次から次へと事が起こり、淡白な印象になります。凄いは凄いのですが終始凄いので単調に感じてしまいましたので、スタントの流れにもっと緩急(緊張と弛緩)がある方が私の好みなのです。
流石に映画のクライマックスには「おぉー」と思いましたが、もっと物語に入り込めていればより興奮できただろうなと残念な印象です。
また映画の前半で主人公がコーヒーメーカーが壊れていたり、いざ飲もうとしたら襲われて溢してしまったりと、中々コーヒーにありつけないシーンが続いたと思うのですが、結局主人公がコーヒーを飲めたのってドコでしたっけ?
コーヒー飲めないね、可哀そうだねと見ていたので、コーヒーを飲めた時のシーンって印象に残ると思うのですが、その印象がなくて…。(断じて眠ってはいません!)
ですが、それでもこの映画のコメディは結構好きです。
音楽聞きながら泣いている所を見られる。車で送る距離が短い!等は面白かったですし、いい大人をつかまえてなんですが、主演の2人はとても可愛らしいです。
後なんといっても犬のジャンクロード君は最高でした。名前を呼ばれるたびに(ヴァン・ダム!)と心の中で付け足しましたね。さすがに「ラスト・オブ・モヒカン」(92年)の台詞は分かりませんでしたが!
この映画に出てくるプロデューサーの言う「虚無主義という名のベーコンに包み隠された主題(たぶん挫折からの再起)」って私も大好きです。本作も挫折と再起の物語だったと思うのですが、主人公の挫折も再起の過程もコミカルなノリでテンポよく流れていってしまったので、もう少し物語的にも緊張と弛緩があったら映画に入り込めたのかなぁ~と思いました。ベーコン抜きの映画って感じで、塩気が欲しくなりました。
映画の裏側見たら映画がもっと好きになる
予告を見て、ライアンゴズリングとエミリーブランド競演ならハズさないよねって事で劇場へ
オープニングからKISSのラヴィン・ユー・ベイビーに胸熱!!
劇中〜別のアレンジも流れるし、バックに流れる他の楽曲も昭和世代には最高♬
行方不明になる人気俳優を演じるのはアーロンテイラージョンソンなんですが、コレがまたいいんです👍
映画の撮影を通して、スタントマンの過酷な仕事をハードに面白く楽しめるアクション系ラブコメディ
ラストにマッチョなデカい俳優さん出て来ますけどそれは観てのお楽しみ^^!
配信でも楽しめると思いますが、ノリノリサントラを大画面で楽しむのもアリです☆彡
ストーリーがCG映画
サムズアップ
「ライド・オン」「龍虎武師」と合わせて観て欲しい快作。更に言えば、自分探しとしての「フリー・ガイ」や最近の良質アメリカンラブコメ路線の「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」や「ツイスターズ」とも親和性が高いので、じゃんじゃん合わせて楽しんで頂きたい。
小ネタやイジりが詰め放題なので、アクション映画にある程度の慣れがあった方が良いとは思うが、テンポの良いラブコメとしても抜群なので、エミリー・ブラントのキュートさを愛でにいくだけでもお代わり出来る出来栄えなのでご安心をば。
個人的には"トム・ライダー"と"ジャン・クロード"の名前オチ感がツボ過ぎて、終始ニヤニヤが止まりませんでした。そしてこれだけは叫んでおきたい。「そこはメタリカじゃないんかい!笑」と。KISSも大好きなんで問題はないです。
STUNTMAN
エンドロールが1番あがる。
いわゆるメーキングなのだけれど、演出や編集が介入しない"生"を見ることができる。
作品の中に組み込まれるとどこか現実味も薄れる様々なスタントが、やにわに現実味を帯び、アレらをやっている人がいるのだと教えてくれる。
年甲斐もなく滾ってくる熱を感じる。
物語はそこそこ込み入ってはいるものの、デフォルメも多いと言うか酷いというか…冒頭に主人公2人にそれぞれ長回しがあるのだけれど、撮影現場の雰囲気というか、現実とは違う世界観を提示してるようではあって…けれどデフォルメ過多で、いくらなんでもと思いはするものの基本コメディだしなと溜飲を下げる。
とは言え、コルトの台詞の端々にスタントマンとしての思考を感じ、キャラまでデフォルメし過ぎてる訳ではないのだなと思う。
車を止める為に仁王立ちで撥ねられるってなやり過ぎじゃねぇかとは思うが…まぁ、それに近しい事をやらなくもないのであろう。
物語の随所に差し込まれるスタントは楽しくて、やってんなぁと思う。そうスタントなのだ。あまり人と戦ったりしない。
なんて言うかアクションマンとスタントマンに明確な境界があるかのようだった。
色んなスタントを魅せるというか、物語上は駆使していて、スタントマンのもつ身体能力を存分にアピールしてくる。というか、1番違うのはハートなのだとアピールしてくる。
昔は命知らずなんて言葉を当てられたりもしたけれど、ヤレる事やいけるんじゃね?と思うボーダーラインがバグってるのだ。コルトも復帰したてのスタントで、砂のコンディションを気にする程、繊細な感覚を持ち合わせてもいる。
かと思えば、数十m下のエアマットにまるでフカフカのベットにダイブするかのように笑顔で落ちてったりする。その内側を理解しようとしても無理で…そういう人種なのだ。
1番グッときたのがサムズアップのくだりだった。
「親指を折るなと叩き込まれる」
これこそがスタントマンの矜持なのであろう。
常人がやると死ぬような事をやっても無傷で生還する。「俺は大丈夫だよ」そのサインが"サムズアップ"って親指を立てる意思表示なのであろう。
途中、コルトが大事そうにマイアミバイスのジャンパーを抱きしめるとことか胸が熱くなる。
彼が業界を離れ彼女の前から去った理由にサムズアップが絡めてあった事も説得力あっなぁ。
スタントマンってやっぱカッコいい!
世界各地で前人未到のアクションに日夜挑んでいるスタントマンに拍手喝采だ。
後半の盛り上がりがさすがで後味としてはすこぶるいい作品であった。
なにこれ、ムッチャおもしれー!
予備知識ほぼ無しで鑑賞。
ジャッキー・チェンの「ライド・オン」、ブラピの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(どっちも馬が出て来たし)、そこにマッドマックス(オーストラリア)やミニオンズ(ベタな悪人と懐メロ)の要素を加えて、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が持つ重低感を取っ払った割り切りにも既視感あり、となっている。トップガン・マーヴェリック並みにストーリーどーでもいいのにアッケラカンとしててすっげー面白い。
なんでKISSがロゴまで含めてここまで推されてるのかよくわかんない。とにかくオープニングのUNIVERSALのロゴが回ってる背後から流れ「この映画は考えて見るものではありません」と教えてくれる。
フィル・コリンズは英国要素としてぶち込まれてたんだろうか。
シドニーのオペラハウス目の前のパイロとかマジか(合成でも許す)。
手を叩いて喜んでたら終わってた、そんな映画である。
★半分マイナスなのは大スクリーンでの上映が少ないから。IMAXで見た人たちは中盤までIMAXで見る意味をあまり見いだせなかったろうが、エンディングに向けて「やっぱ良かった!」と思ったに違いない。
R・ゴズリング大好きで良かった!
ワタシの推しはニコラス・ケイジとR・ゴズリング!なんか、愁いを含んだ微笑にキュンとなって、追いかけ続けているのです。
特にライアン(レイノルズさんも好きですよ)はイケメンなのにアクションものになるとちょっとポンコツ臭が漂うところ(ナイスガイズなんかその典型)が憎めない。
そんな彼が今回扮したのがスタントマン。スタントの世界をリスペクトした作品は「スタント・ウーマン」を以前観たけれど、そのガチ加減とはテイストが異なるエンタメ作品に仕上がりました。
なんといっても冒頭映し出された数々のアクション作品からハートを持って行かれました。
その後少し中弛みしたようにも思えたけど、予想通りのエンディングに向けてハラハラドキドキ、パートナーと「わー!キャー!」言いながら楽しんじゃいました。
ワタシ的にはドはまりの作品だったのですが、斜め前に座っていたお爺さんはスタートから1時間半くらいはうなだれたまま夢の中でしたから(マジで息絶えたのかと思った💦)、好き嫌いが分かれる作品だったのかなぁ……
それにしても、バービーの時よりも二の腕がずっと太くなってたなぁ。頑張ったよね!
面白かった!
前半だけなら星0、後半だけなら星4!
正直前半半分は何度も退席しようかと思うくらいつまらなかったです...
途中までは誘った連れも心底つまらなそうで申し訳ないやら。
でも最後まで諦めず観てよかった!
連れも最後には本当におもしろかった!と言っていて、総合的には意外にもお気に入りの作品になりました。
前半と後半で監督が変わったのかと思うくらい違いました。
本っ当に前半は猛烈にテンポが悪く、起伏が全くなく、画面が薄暗く、ぶつ切りでつまらない...
無駄そうな台詞やシーンがとにかくこれでもかとつめこまれていて自主制作の会話劇を長撮りしただけの映画みたいです。
特にロマンス部分は95%はカットしてほしいくらいいらない。
ストーリーに影響も関係もない、二人の心情を表現するにもあまりに長すぎる中身のないどうでもいい会話を大画面で延々と聞かされるのが苦痛...
さらに英語圏映画特有の「俺うまいこと言ったドヤ」感あるたとえをやたら多用する奥歯に物の挟まったような言い方を延々ずーーーーーーっと連発するので、勘違い意識高い系演劇っぽくてさらに大変うっとおしい...
笑わせようと思ってやったんだろうなというシーンも、意図だけわかって全然全く笑えない。
アクション自体はすごくいいのに、せっかくアクションシーンが入ってテンポが良くなってきた次の瞬間にはいらない会話劇シーンがすぐに入ってきて流れとストーリーを分断、の繰り返しで本当に退席したくなった...
前半にも迫力あるいいアクションシーンは多々あるのですが、それを全部流れぶったぎり会話劇が丁寧に逐一台無しにしていく感じです。
せっかくのスタントマン設定なのに、スタントマンの技術がストーリーに活かせておらずただの強い人のアクションになっている感じも残念。
が、本当に中間でようやくストーリーが動いてからがすごく面白い!
あれ?監督と脚本変わった?と思いました...
テンポも、スタントマンならではのアクションシーンも、笑いどころも、いい意味でのしょうもないばかばかしさも最高でした!
最初からこれができてれば名作だったのに惜しい...
本来B級アクション大好きなので、後半は求めてたのはこれだよ!!!!となりました。
スタントマンがスタントマンの技術を駆使して戦う姿、これが見たかった!!!
空砲で撃たれたふりをするシーンとか特に最高でした。
どうしてそうなった?!となるB級らしいやりたい放題なトンデモ展開なんかもいい。
前半あんなにつまらなかったのに、後半の面白さだけで最終的には満足度が意外と高かったという不思議な作品でした。
もったいなさすぎる...
作りは最後まで丁寧で、ちょっと蛇足感はあるけどオチまでしっかり作りこんでありたっぷり楽しませてくれます。
いつもは長くて退屈なクレジット中も楽しめました!
クレジット後まで必見。
最後のクレジットでの実際のスタントシーン集はスタントマンへの愛を感じました。
観ていて思ったのは、CGは綺麗で壮大な映像ができるけど、実際の緊張感と緊迫感のあるスタントの方が不思議と映像に迫力がある気がしました。
スタントってすごい!
前半のあまりの退屈さから万人に積極的におすすめはちょっと難しいけど、結果的に私は観てよかったです!
途中まですごくつまらなく感じてもがんばって最後まで見てほしい映画でした。
全420件中、101~120件目を表示