フォールガイのレビュー・感想・評価
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主演2人の魅力と挿入歌でどハマり
主演2人が好み系ゆえ劇場で観ようかとも思ったが、ちょっと軽い感じの雰囲気がブレーキになり結局アマプラで鑑賞。
期待通り主演2人はとても魅力的に撮れていたが、想像通りわかりにくいアメリカンジョーク炸裂で正直なかなか着いていけない。終始スタイリッシュでハラハラドキドキ楽しく観れるのだが、本作のぶっ飛びテンションはこてこて日本人の私には十分享受できないほどの内輪ネタ映る。
でも挿入歌は全て絶妙。おじさん世代には最高。特にラストは本気でシビれた。「カラだ」からの「ラヴィン・ユー・ベイビー」は、ベタではあるが100回観ても飽き足らぬほどの名シーンだ。
終わりよければすべて良し、映画ってほんのワンシーンで印象がガラッと変わるものなのかも知れない。
スタントの二重構造が面白い
アクションはよかった。
映画撮影の裏側というか、スタントマンに焦点を据えたアクションのあれこれはひと味違い見てて楽しい。
面白いのはこの映画の主演の人がスタントシーンはやってないと言っていること。
つまり劇中の主演(トム)のスタントマン役の主人公のスタントマンがまた別にいるわけで、二重の構造になってる。
そういう目でこの映画を見てみるとまた角度が違って面白い。
ただ恋愛パートというか、何度かある主人公とヒロインの二人が遠回しに喋ってるシーンが少々冗長気味で退屈だった。
あと最後出来上がった映画が超つまんなさそうなのはご愛嬌か狙ったのか(笑)
ハリウッドの「スタントマン」への感謝とリスペクトがてんこ盛り!
裏方でも命がけのお仕事「スタントマン」への敬意と、
なんだかもう無敵状態で、不死身な人たちのようにも思えてくる、彼らへのリスペクトを込めて作られた、クールでウィットに富んだ「コメディ映画」でした。
『バービー』で頭空っぽのボーイフレンド二枚目の「ケン」を演じたライアン・ゴスリングさんが主役のスタントマンの「コルト・シーバース」として登場。ただでさえ二枚目俳優なのに、スタントマンができるくらいの超人的な運動神経を持っていて、鍛え上げた筋肉質のムキムキの体で「タフガイ」をさらとやってしまうのが、ハリウッド俳優の恐ろしいところ。
「コルト・シーバース」はもともとテレビの人気ドラマの主人公で、スタントマンの彼がバウンティハンターとして事件に巻き込まれたり、それを超人的な身体能力で、ピンチな状況から脱出して、喧嘩も強い!という、「だってスタントマンだもの!ありえない状況でも、切り抜ける!」という爽快なアクションドラマがあるんだそうです。
この作品もハリウッドの売れっ子スタントマンが飄々としながら華麗なスタントプレーをこなし、楽しく生きてるのに事件に巻き込まれるというストーリーで、どんどん危険に巻き込まれて、「ありえねー」展開でピンチを脱して爆笑!してしまうのですが、そこはやっぱり「スタントマンだから」で、整合性がとれている。
爆笑しながら、スカッとした気分になりたい日におススメの映画だなと思います。
ポップコーンムービーと言うには
失礼な気がする。
実際ポップコーン片手に笑って観たけども!
分かりやすくてテンポ良く、ド派手なアクション、犬の活躍、ハッピーエンドと超王道なアクションコメディ!
他の映画と違うのはスタントマンが主人公だからかな。「窓から投げられるのも、車で転がるのも痛かった」みたいなセリフが印象的だった。
誰でもそうかもしれないけど、
例えば1917でスコが川に落ちて流されるシーン。
ドキドキして緊張して観ていたけど
スコ役(またはスタントマン)ケガしなかったかな?川に流されるの怖くなかったかな?みたいに映画観てる時に役者の心配までしないじゃない?
この映画は映画なのに役者は不死身じゃないって再確認させられる新感覚アクションコメディ!
今まで気づかなかったけどエミリー・ブラント声すんごい可愛いのね(^^)
俺の名前はコルト・シーバース!
おいおい、これをなんだと思ってるんだい。見りゃわかるだろ最初から最後まで徹底した恋愛映画だって・・何だって?複雑すぎて分かんないって?そりゃそうだ映画に映画入れてさらには、この映画、過去の名作映画のオマージュ散りばめりゃ、そりゃっちょっとは複雑さ。でもそこがたまんねんだよ、映画マニアってのはよ~。勿論バックにゃコテコテのアメリカンハードロック。SFにアクション、サスペンスにスリラー、さしてやっぱ映画と言ったら恋愛映画だろ~?それもコテコテのな。え?俺かい俺は‥そう、俺の名前はコルト・シーバース。いったろ、アメリカ映画にゃ愛こそすべてだ。そう、俺たちゃやクレジットされても気づかれないその名もフォールガイ、イケてる役者さ(笑)。みんなも見ろよ!!!
㊟この🎦フォールガイ、最初からかなり独特なカメラワークが展開し、三半規管ガチ揺さぶられる。そのカメラワークになれるまでは少し船酔い気分で見る事になる。POVは無いのだがこの作品の設定上、カメラワークを意識的に重層構造にしているなぁ~と感じた。思想的には🎦侍タイムスリッパ―の殺陣の表現に意識的差異を取り入れたのとよく似てるかも。その為単なるスタントの為のカメラワークオンリーではなく色々な‥・これ以上は言えなが・・・
導入が長い
スタントマンが、危険な陰謀に巻き込まれ、己のスキルを駆使して失踪し...
いま風のドタバタ劇
犯罪に巻き込まれるタイプのアクション。
少しコメディ調で作られてる点は、80年代のジャッキーを思い起こさせる。
ただ当時と違いCGを使用してるなどあり動きに無駄がなく、その点が逆に違和感を覚えた。
もう少しどちらかに振った方が楽しめた。
娯楽度100%、3.9かな?ラブコメアクション!
2024 115本目
●学び アクション映画好きが、今後見る映画に新しい視点をくれた。 ...
ドタバタコメディアクション
スタントって想像よりも凄い!!
話のテンポが悪い
話の運びがモタモタして抜けが悪い。全盛期の黒澤明なら冒頭10分で死体を転がしていただろう。アクションシーンは楽しかったが。
まずラブコメシーンが全体に長すぎる。演出にかこつけて繰り返し酷い目に合わせるのはちょっと笑ったけど。半分くらいの長さが適正だろう。
さらに話のテンポを阻害するシーンも多い。例えば冒頭、クスリを盛られるくだり。「ユニコーンギャグ」を使うためだけに売人のとこへ行ってドタバタしてるのが、グダグダしてかったるい。ギャグ自体は面白かったけどね。他にやりようはいくらでもあっただろう。
あと主人公が終盤で実は心が折れてたと、告白するとこもね。だったら復帰後、いきなり上手いスタントを見せちゃダメじゃん。なのであのシーンもまるっきりムダ。
こういう話の進行を阻害する要素を削ってタイトに仕上げればもっと面白かっただろう。
ちなみにラスト付近でなぜスター俳優は撃つのを躊躇するの? 焼き殺そうとまでしてたのに。何か私が見逃したんだろうか?
スタントマンたちにサムズアップ!
エンタメ映画に必要不可欠なものと言えば…?
人気スター? たっぷりの予算とスケール? VFX? ストーリーやメッセージ?
それらもだけど、もう一つ。
スタント。
見せ場となるアクション・シーンで、スタントマンたちが身体を張ってこそ作品は盛り上がり、見る我々もエキサイティングする。
本作はそんなスタントマンを主人公に。これぞ!とでも言うべきTHEハリウッド・エンタメであり、それがスタントマンたちへのラブレターになっている。
人気アクション・スター、トム(クルーズじゃないよ)のスタントマンを務めているコルト。
身体を張ったスタントは業界でも評判高く、映画監督を目指す恋人ジョディとの仲も良好で、順風満帆。
ところが、ある映画の撮影中に事故に遭い、大怪我。ジョディに別れも告げず、映画界を去ってしまう…。
一年後。レストランの駐車場で働くしがない日々を送っていたコルトの元に、旧知のプロデューサーのゲイルから誘いが。
ジョディが映画監督デビューする事になり、スタントマンを探している。ジョディたっての頼みで、コルトに。
ジョディとの再会と復縁期待で久し振りの撮影に参加するコルトだったが…。
ブランクやあの事故の事が頭を過るものの、見事派手なスタントをこなす。身体は鈍っていなかった。
ジョディも喜んでくれる…と思ったら、“新人スタント”がコルトと知っておかんむり。と言うか、コルトの参加すら知っておらず…。
しかし、他にいいスタントマンはおらず、ジョディは渋々…。
アレ、何か話が違う…?
ゲイルを問い詰めると…。
ジョディの監督デビュー作を成功させたいのは本当。
が、今、撮影がピンチに。と言うのも…、
主演のトムが突然失踪。
コルトはトムが戻ってくるまでの代役と、ゲイルからトム探しを依頼され…。
エンタメ要素をこれでもか!と詰め込み。
アクション。
スタントマンが主人公なので、ド派手なアクションや危険なスタントをたっぷりと。
車の横転“キャノンロール”。これまで最多だった『007/カジノ・ロワイヤル』の七回転を超える八回転半し、ギネス記録更新!
街中を大型車が暴走。コルトはしがみついて“サーフィン”しながらチェイス!
ボート・チェイスや火だるまや降下ダイブなど、ライアン・ゴズリングが身体を張ったアクションを披露。
本作のライアンのスタントマンは4人。各々がシーンやスキルによって担当している。
圧巻は、ヘリからの大ダイブ(タイトルの由来の“フォールガイ”)と、カー大ジャンプ! スタントマンたちのプロ技の賜物。
サスペンス/ミステリー。
スタントマンが人探し。急遽の探偵…? 消えた映画スター。自宅では何者かに待ち伏せ奇襲、宿泊していたホテルでは浴室に氷漬けの死体…! トムではなかったが、トムの現スタントマン。しかもその死体すら忽然と消え…。周囲にヤクの売人や謎の追跡者。トムは何かの事件に巻き込まれたのか、それとも…? さらに、コルトは濡れ衣を着せられ指名手配に…。
窮地をスタントマンならではの身体能力とノウハウで突破していくのが面白い。
コメディ。
陽気なコルト。勝ち気なジョディ。コメディリリーフなコルトの旧知のアクション監督のダン。ワンマンなゲイル。俺様なトム。芸達者なキャストたちによるキャラの色付け明確なやり取り。
未練たらたらのコルトと許せないジョディ。自分を捨てた事を、映画の設定説明と絡めてねちねち演出。監督、撮影中です。公私混同は…。
コルトとジョディの分割画面トークやコルトとダンの映画愛トークなども楽しい。“ユニコーン”にはウケた。
映画愛。
映画業界が舞台なだけあって、映画愛たっぷり。『ロッキー』『ワイルド・スピード』『ラスト・オブ・モヒカン』などの台詞の引用、コルトの窮地を『逃亡者』に例え。コルトとジョディの関係を『ノッティングヒルの恋人』『プリティ・ウーマン』に例えて。
他にも有名映画タイトルや役者の名前がちらほら。ワンちゃんの名前も。
“スタント賞”が無いアカデミー賞にチクリ皮肉。これには全く同感。スタント賞の設置を!
でも一番の映画愛オマージュは、劇中映画『メタルストーム』。創作かと思いきや、何と実際にある映画だという…!
ラブストーリー。
コルトとジョディの関係は本作の中軸でもある。
かつては愛し合っていたが、険悪に…。復縁など無理…? が、撮影する中で徐々に関係修復。これも王道だが、作品にはぴったり。
撮影もトム探しも恋も無事“クランクアップ”出来るのか…?
ライアンとエミリー・ブラントのケミストリー。
スタント出身のデヴィッド・リーチ監督のエンタメ手腕。
カラオケも熱唱。既存楽曲の使われ方も巧い。
撮影はトラブル続出。
トム探しに進展。まさかの真相と思わぬグルとコルトのあの事故も…。陰謀にハメられた…!
その悪事を暴く。方法は、映画の撮影と危険なスタントで。
そして、コルトとジョディの復縁。
それぞれが相乗効果。
多少強引でご都合主義もあるが、望んだ通りのハッピーエンド。
『メタルストーム』も新たなプロデューサーとアノ人(!)主演で晴れて完成。見てみたいぞ!
これぞハリウッド!これぞエンタメ!
今年の全米サマーシーズンの幕開けを期待されながら、いまいち振るわなかったのが不思議なくらい。
映画とスタントマンに愛を込めて。
EDはジャッキー映画みたい。
スタントマン主人公の本作だが、これの日本バージョンが時代劇の斬られ役の今話題のあの映画かもしれない。
スタントマンたちの合図。
見終わった後、こちらも“サムズアップ”したくなる。
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