フォールガイのレビュー・感想・評価
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監督はワンちゃんのお股ガブリがお好き
激烈スタントアクションがてんこ盛り。しかもKISSの『I Was Made for Lovin’ You』が色んなバリエーションで流れ、気分はノリノリ。
コルトの元カノであるジョディ・モレノは、初監督作品となる『メタルストーム』をシドニーで撮影している。コミコンで初披露するくらいだから、気合いの入ったSF大作でビッグバジェットのプレッシャーもかかる。
なじみの女性プロデューサーに急遽呼ばれ、事件に巻き込まれていくコルト。『メタルストーム』の撮影と事件が絡みあいながら進行していって、どちらも目が離せない。スタント撮影の現場もたっぷりと見れるおまけ付き。
事件の黒幕に対するお仕置きは、当然スタントアクションで決着。最高に気分がいい。
映画の小ネタを挟みながら笑いとスタイリッシュなアクションのコンビネーションが冴えてる。デヴィッド・リーチ監督は、ワンちゃんが好きだよね。男なら絶対やられたくないお股ガブリ攻撃で、悪い奴らを悶絶させる。
エミリー・ブラントがカラオケバーで『Against All Odds』熱唱するシーンでは、口パクで合わせちゃいました。年代的に、マライヤとウエストライフのカバーだと思うけど。
『I Was Made for Lovin’ You』と『Against All Odds』の原曲とカバー曲のプレイリストを作って悦に入っております。
最高の内輪ノリ映画
ライアン・ゴズリング主演のアイドル映画の皮を被ったスタントマンたちの内輪ノリ映画だった
ストーリーなんてお飾りで、スタントの見本市ってカンジだから、最初は楽しいけれど、カラオケあたりで段々と飽きてくる(笑)
やはりどれだけ素晴らしいスタントでもストーリーとあまり関係ないと観ている側は辛いものだ
アトミックブロンドの階段シーンくらい緊張感があったら冗長でも耐えられるんだが‥
しかし、その中だるみを耐えた後にはちゃんとストーリーとスタントがシンクロしたお祭りが観られるので最後は楽しめた
エミリー・ブラントもライアン・ゴズリングの引き立て役かと思いきや、アクションがキレッキレだし、完全にライアン・ゴズリングを殺しに来てる殺陣は非常に楽しめた(もしかしたらスタントマンかもしれないが)
エンディングもジャッキーの映画よろしく舞台裏が流れるのでちゃんと座って観られた
よくできた娯楽作品
ストーリーが薄いと感じた人もいるようですが、確かに感じる部分はありましたね。特に前半死体が見つかるまでは物語の推進力が弱くどこに向かってるのかと思いながら見ていました。でも、なんか楽しく見れていたので、キャラクター設定とライアンの演技力、監督の演出力が巧みだってことですね。
ホントに普通に考えたらありえない流れですが、演出が楽しいのと、肩入れしたくなるキャラ設定で最後まで楽しく見れました。ワンコも可愛かった!監督、脚本家の映画愛、ロック愛も感じました。
映画制作の裏側を少し見れたような気がして、特に裏方の大変さ、スタントの大変さが伝わり今後の映画の見方が変わりそうな気がしました。
とにかく落ちる、飛ぶ、転がるといった古典的なアクション演技の見本市。業界カップルのべ夕な恋愛模様といった細かい点は気にせず、ド派手アクションに身を任せるのがいいでしょう。
本作は「ブレット・トレイン」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビッド・リーチ監督が、ライアン・ゴズリングとタッグを組んで描いた痛快アクション。1980年代に放送されたテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」を映画としてリメイクし、危険な陰謀に巻き込まれたスタントマンの戦いを、自身もスタントマン出身のリーチ監督がリアルかつ斬新なアクションで活写します。
とにかく落ちる、飛ぶ、転がるといった古典的なアクション演技の見本市。熟練スタントマンの本気度がうかがえるシーンの数々は、VFXの映像には出せない躍動感と没入感がありました。
●ストーリー
長年映画スターのトム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)の代役を務める腕利きのスタントマンのコルト(ライアン・ゴズリング)は、数々の危険なスタントをこなしてきました。ところが落下のスタントの失敗によって心も身体もダメージを負い、業界から、そして同じ映画業界で働いていた恋人の前からも姿を消してしまうのです。
18ヶ月後、レストランの駐車係をしているコルトの元に、旧知のプロデューサーのゲイル・メイヤー(ハンナ・ワディンガム)から、復帰の要請が舞い込みます。オーストラリアのシドニーで撮影が進行しているトム主演のアクション映画『メタルストーム』の撮影に参加して欲しいとのこと。渋るコルトでしたが、この映画の監督がかつての恋人ジョディ・モレノ(エミリー・ブラント)の初監督作品であることを知り、ジョディが監督第1作に彼を待っていると聞いて、監督志望だった彼女のためになるなら一肌脱ぐという気持ちと、彼女への未練も相まって参加を決意。シドニーに飛ぶことに決めるのです。
現地に着くとコルトはゲリーからもう一つの別な"仕事"を頼まれます。それは現地で失踪し行方不明となった主演俳優のトムを探すこと。ジョディとの復縁と一流スタントマンとしてのキャリア復活を狙うコルトはトムの行方を追いますが、そこには想定外のトラブルと巨大な陰謀が待ち受けていたのです。
●解説
スタントマンが身に覚えのない殺人事件に巻き込まれて命を狙われる一方、元恋人の新人監督とロマンスを再燃させるという筋立ては、いかにもハリウッドのB級アクションコメディーを連想させて、実際その展開は予想を裏切りません。しかしこの映画はそこがウリではないのです。映画におけるアクションの快感をひたすら追求すること本作の本題だったのです。
その核心は、アクション映画において主人公は不死身であるということ。車が何回横転しようと、断崖から飛び降りようと、たとえ火だるまになろうと不死身でなければなりません。
それを支えているのがスタントマンの存在です。彼らは、スターの代わりに、危険な場面に挑戦するのです。なかでも本作は、極めつきのアクション映画です。何しろ、スタントマンが主役で、その心意気と技術を存分に披露するのですから、物語は全編アクションの連続となるのは必至です。主人公のスタントマンを陥れようとする悪者との対決場面として、派手に、スケール大きくたたみかけます。たとえば飛行中のヘリコプターからの45メートルの大ジャンプとか、大スクリーン映えするものばかり続くのです。
また本作は、アクション大作の撮影現場が舞台となっており、劇中映画の撮影シーンもまた、高所タイプや火だるまから、車や船、ヘリを使った乗り物系スタントまでくまなくアクションを見せつけます。中でも極めつきは、時速約130㎞で走ってきた車が空中で回転する「キャノンロール」。コルトらが8回転半のギネス新記録を達成するという筋書きだったのですが、文字通りやってのけ、本作自体もギネス新記録を達成してしまったのです。でもあのシーンの裏側では、連日カースタントのチームが『今日もダメだった』と肩を落として帰ってくる日々が続いたそうです。それでも諦めず粘ったのは、リーチ監督のど根性があったからこそ。
やっと『新記録だ!』と連絡が来た時はみんな大盛り上がりだったそうです。
なので、こんなど派手なスタントシーンを目撃したら、焼けぼっくいに火がつくロマンスとか、撮影中に主演俳優が失踪し行方を探るという映画業界の舞台裏劇も、華麗にして多彩なアクション場面の前では影が薄くなることでしょう。
業界カップルのべ夕な恋愛模様といった細かい点は気にせず、ド派手アクションに身を任せるのがいいでしょう。
業界ネタを扱った作品では、ともすればB級作品になりがちですが、本作では主演のスタントマンにライアン・ゴズリング、ヒロインにエミリー・ブラント投入するなど、一線のスターを配したあたりに、スタントマン歴20年のキャリアを誇るリーチ監督の気合とスタントへの愛情を感じさせる作品となっています。
今どき、体を張るスタントははやりません。CGは万能となっています。それでも敢えて、本作では全編で生身の体を駆使しているのです。もちろん実際に跳んだりはねだりするのはゴズリングではなく、スタントマンたちです。ですが、スターと一体となって映画の見せ場を作る彼らの仕事と、スタントマン出身らしいデビッド・リーチ監督の心意気が存分に伝わって来る作品でした。またリーチ監督の登場人物の扱い方が情愛に満ちていることは念を押すまでもありません。
さらに撮影風景も見どころの一つです。映画ファンなら、スタントマンの装備、ワイヤ、クレーン、四方八方のカメラなど舞台裏のスケッチにわくわくするはずです。
また、ヒットのためには手段を選ぱないプロデューサーなど記号的な人物をちりばめたハリウッドの内幕物としても楽しいところ。陰の立役者はスタントマンだけではありません。映画界を支える専門職全体への応援歌といえる作品といえるでしょう。
スタントマンへのリスペクトが凄い。アクションコメディ映画として一級品
スタントとアクション映画愛に溢れた娯楽作品でした。
過去の映画のタイトルと俳優たちの名前を連呼しながらの派手なアクションシーンは笑えました。
スタントマンにリスペクとしている作品なので過去の名作アクション映画を知っているとかなり楽しめます。
トム・ライダー役が「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソンなのも感慨深い。
「ラースと、その彼女」の精神的に孤独な青年を演じていたころからみていたライアン・ゴズリングも今や大物俳優なのも嬉しい。
おススメ度はコメディとアクション好きな娯楽作品としては満点です。
痛快
80年代のドラマのリメイクだけあって
きっとその頃は
今より遥かに
スタントマンが重要だったんだなと
思いつつ鑑賞
ノリも80年代の
これぞ
ハリウッド映画といった感じで
頭の中を空っぽにして
ノリノリで観てられる作品です
ライアン・ゴズリングの毛量が増えた事以外は
不明点無しです。
VFXなんて無かったあの頃のアクション映画を愛した全ての馬鹿野郎共へ…
アクション映画というモノに対する愛がパンパンに詰まった作品
ものすごい爆発や銃撃戦もあるのに作中で明確に死んだのが1人だけってのも良い
スタントの技術と映画撮影の技術や道具で戦う所も最高だった
子供の頃からアクション映画のメイキングとか好きだったし
スタッフロールのメイキングシーンでは
なんかちょっと泣けて来た
「メタルストーム」名作の予感w
本作はテレビドラマの映画版リメイクだそうだがオリジナルは全く知らない。
怪我から復帰した命知らずのカリスマスタントマンが元カノの映画のスタントに出演しながら、それと並行して失踪した主演俳優の捜索をするというお話。
ライアン・ゴズリングってちょっと間の抜けた感じのハンサムさんだけど、作品の選択が上手いのか近年話題作(ラ・ラ・ランド、ブレードランナー2049、ファースト・マン、グレイマン、バービー等)に恵まれているラッキーガイ。
なんかいい人そうに見えるので使いたくなるのはちょっとわかるかもw。
相手役のエミリー・ブラントもまた多くの話題作(プラダを着た悪魔やアジャストメントはホントにお綺麗)に出演している人気女優さんでよくこの2人をキャスティングできたもんだと感心。
展開がデビッド・リーチお得意のドッキリっぽいというかウソくさいというかリアリティを感じさせないので悲壮感がなく、黒幕も極悪人感が全然ないので終始明るくコメディ感たっぷりの楽しい映画。
エンドロールも最近増えてきたおまけ映像と併せて流してくれるので、最後まで余すことなく美味しくいただくことができた。
※エンドロール(スタッフロール)は鑑賞者に読ませるつもりが全くなくぎっしり文字を詰めて流すものが多いので、他の作品でもこういうやり方を是非お願いしたい。
「メタルストーム」の主演は結局あの俳優さんになったが、スタントマンとの体格差ありすぎではw。
あの小柄なアジア系の女性がエージェントで見事にブッキング!
KISSのI Was Made For Lovin' You(ラビン・ユー・ベイビー)・・・マジか。
中学生の頃聴いてたw、ビリビリ痺れまくりでした。
そしてエミリー・ブラントが「見つめて欲しい」をカラオケで熱唱!
「カリブの熱い夜」久しぶりに観たくなった。
おじさんのツボしっかりと押されてしまって参っちゃいました。
古き良きアクションコメディの傑作
印象としては恋愛劇メインのアクション映画という感じでサスペンスじゃなくて恋愛物だったのは驚きだけど恋愛物としても面白かった。デヴィッドリーチって結構会話をキチッとやりすぎだと言えるくらい撮る(会話の編集が下手とも言える)けど今回はそんな監督のダメな部分が寧ろいい方向に発揮!
中年男女の面倒くさくてダレる恋愛劇に演出にピッタリフィットしてたww
アクションシーンも87ノースの十八番である近接戦闘アクション(こっちの方が本当は好き)じゃなくて昔ながらのハリウッドスタントアクション多め(こっちも大好物)で観てて本当に楽しいと心から言えた映画だった。
でもこの恋愛劇が苦手な人は苦手だろうな。ヒリヒリするような長め恋愛劇でもないし、意外な結末も無い。本当に監督の会話のテンポが悪い演出を逆手に取っただけだから
アクション・マシマシ
デビッド・リーチ監督がスタントマンから監督になった人なので、そっち方面の手腕はさすが。この人は、映画監督としての演出力も才能ある人なので、アクション娯楽作として良く出来てた。
エンドタイトルのメイキング映像が楽しめる。
もう少し強大な「敵」がほしかった
体を張ったアクションシーンは存分に楽しめるし、主人公達の恋愛模様が制作中の映画の内容とシンクロしているところも面白い。
映画作りを題材した映画愛に満ちた映画だけに、映画に関する小ネタには何度もニヤリとさせられたし、何よりも、スタントマンの頑張りと、それに対する敬意が感じられるところにはグッとくるものがあった。
その一方で、主人公が巻き込まれる「陰謀」があまりにも小ぢんまりとしているところは物足りないし、相手が銃をバンバン撃って殺しにきているのに対して、主人公が相手を殺さない程度に反撃して逃げるだけなのは、コメディとは言え、「必死さ」がなさ過ぎるように感じてしまった。
特に、主人公がボートで逃げる時に、携帯電話で彼女に愛を伝えるシーンでは、「そこは、まず真っ先に真犯人が誰かを知らせるべきだろう!」と突っ込みたくなった。
これは、もしかして、「主演俳優のスキャンダルによって、彼女が監督をしている映画の完成を妨げてはならない」という主人公の配慮なのかもしれないとも思ったが、結局、2人で協力して、事件の真相と黒幕の正体を明らかにした上で、代役を立てて映画を完成させてしまうのだから、そうした推察もまったくの見当違いだったことが分かる。
それから、劇中で一番面白かったのは、監督の彼女が、エイリアンのかぶり物を着けた侵入者をコテンパンにやっつけるシーンだった(ペンを突き立てられた足は、その後、大丈夫だったのだろうか?)のだが、このエイリアンが主人公であることは容易に予想できるものの、それでも、あらかじめ、主人公がかぶり物を着けるシーンなどで、そのことを明示するべきではなかったかと、少し残念に思ってしまった。
いや~楽しい。アイデアとネタを詰め込むだけ詰め込んでいてスキマなし!
元ネタとなる「俺たち賞金稼ぎ フォールガイ」は80年代のTVシリーズ。5シーズン制作されたが日本での人気はイマイチでファーストシーズンしか放送されなかったようだ。主役コルト・シーバスは同じだが賞金稼ぎは全く関係なく映画オリジナルの脚本。
劇内で「メタルストーム」なるSF映画が制作されるメタ映画であり、スタントシーンが盛沢山であり、コルトとジョディの恋があり、主演男優とプロデューサーの陰謀(底が思い切り割れているが)によるサスペンスとアクションもある。
2時間にわたってギュウギュウにストーリーを展開し、そこに映画ネタや音楽ネタを詰め込むものだからてんこ盛り。でも「ブレットトレイン」の時は終盤、やや息切れを感じたのだが、そういった緩みはこの映画ではほとんど感じなかった。
自分としては、ユニコーンのくだりが大好きで、ああいったちょっと脇道にそれる感じはあってもいいけどね。
とても楽しかった。エンドロールで実際のスタントシーンが紹介され(メタ構造の、メタ構造の、メタ構造っていうことてすね)スタントマンへの愛情、映画への熱意が強く感じられとても良かった。
明るいドタバタ
エミリーブラントが好きで鑑賞したが、ライアンゴズリングとの掛け合いも楽しく、アクションも派手で最初から最後まで目が離せません。エンディングの撮影シーンはジャッキーチェンの映画を思い出させます。
映画館へ行こう👍
「この夏最高のアクションエンターテインメント」
なんてキャッチフレーズがピッタリの痛快傑作。
スタントマン出身の監督が不死身のスタントマンを主役にした映画だからVFXなんてナシ。生身のアクションシーン怒涛の爆盛り。うゎマジか!の連続でとにかくめちゃめちゃ面白い(映画好きの人なら小ネタ満載でさらに面白いです)
途中中だるみの部分もあるっちゃあるしそもそもストーリーを追う映画ではないのでそこは気にしない(笑)細かいこと言ってたら人生楽しめません。
特に後半の悪党退治は爽快感MAX。はしゃぎまくるエミリーブラントが可愛いくて最高。ライアンゴズリングやったね!そして最後はジェイソンモモア(爆笑)
てかライアンのスタントの人も当然いるわけでもうみんな最高です。オスカーにスタント部門を!
コレは配信なんかで見ちゃダメ 映画館へ行こう!
映画万歳👍
往年のスタントアクションへのリスペクトが溢れる
全編とおしてスタントマンへのオマージュ溢れるアクション・ラブコメだ。
まず、「アクション」の部分に注目すると、スタントマン出身の監督だけあって、高所落下に始まり、横転・ジャンプ・爆発炎上がコンボされたカーアクション、火だるま+爆風吹っ飛び、1対1または1対複数でのファイト…と盛りだくさん。CGや画像生成AIの加工処理をなるべく控え、生身のスタントアクション一本にこだわった監督の心意気が伝わってくる。
本作同様、スタントマン出身の監督が手がけた近作というと、『ジョン・ウィック』『タイラー・レイク』の両シリーズが真っ先に思い浮かぶ。これらのシリーズでは、時に「痛み」すら感じさせるほどリアルな肉弾戦やエッジのたったガン・アクションが大きな見どころだった。
一方、同じ“体当たり”アクションでも、本作の場合はちょっと違う。70/80年代にハリウッドやゴールデン・ハーベストが量産したアクションもので見られた大仕掛けなカースタントだとか、80年代のテレビドラマ『マイアミバイス』に出てきたようなボートチェイス、あるいは2000年代に入って『キル・ビル』二部作が見せた殺陣だとか、そんな往年の「スタントアクションの軌跡」に対するリスペクトがじんわり感じられるのだ。
ただし…。
ストーリー展開が緩くて、アクションシーンを呼び込むための「口実」にしか思えないこともたびたびある。そのせいか、次々と繰りだされるアクションの難易度が高ければ高いほど、迫真のスタントに“過剰に”意識が向かう。頭の片隅で「この高度なアクションシーンは、凄腕スタントマン役のライアン・ゴズリング当人が演じてるのか、それともスタントダブルが代演してるのか?」と戸惑ってしまう(ややこしくてスミマセン)。
ストーリー上、大前提たる「全部ライゴズ本人がやってます」の幻想が揺らいで、「危険なスタントを見事にキメてるな、誰かわからんけど」と、まるで「筋肉番付」を眺めているかのようなキモチに何度も囚われてしまうのだ(ちなみに、エンドロールで映し出される画像から、実際4人の「ライアン・ゴズリング」がいたことがわかる)。
次に、本作の「ラブコメ」部分に着目すると、『砂漠でサーモン・フィッシング』でさえ優しいキモチで受け入れたほど(?)エミリー・ブラントが大好きなこともあり、本作も期待していた……のだが、先に言及したとおりストーリーがゆるゆるで上手く転がっていかない。彼女とゴズリングのやりとりがまどろっこしい。またブラントが、少し鼻にかかったようなカワイイ子っぽい喋り方するのもちょっと気に障った(笑)
しかしカラオケ・シーンで、映画『カリブの熱い夜』の主題歌を『アニー・ホール』のダイアン・キートンばりにヘタウマ熱唱するブラントは、じつにいい。ついでにフィル・コリンズの曲もじつにいい(念のため補足すると、じつはエミリー・ブラントの歌唱力は相当高い)。
それにしてもこの冗長なストーリーだが、女性プロデューサーが主人公に奇妙な依頼をしてきたあたりでハタと気づいた。これは、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『インヒアレント・ヴァイス』の出来の悪いバージョンなんだと考えればナットクいくのでは、と。主人公はマリファナ漬けじゃないけど。
それから、ラストのスタントアクションについて。
慌てふためきながら巨大エアバッグと共に右往左往する描写をもっと挟み込んで、上手く観客を煽ってくれた方がよかったのではないか。桂枝雀さんが上方落語「鷺とり」のサゲで、五重塔の下を坊さん4人が大ぶとんの四隅を握ってあたふたする様子を活写したように。ここはやはり、大一番のスタントなのだから、予告編の“繋ぎ”など軽く超えてきてほしいポイントなのだ。
この監督、日本が好きなのかな。
とても楽しかったブレット・トレインの監督ということで、ハードル高めに着席。
俳優のトム・ライダーのスタントマン、コルトが主役。えっ!駐車場の中でドリフトしまくりなんて危ないよ〜!で、撮影中の事故でスタントマンをあきらめていたコルトに元カノのジョディが監督をするSFラブストーリー映画に出演して欲しいと依頼が来て、復帰することに。
するとトムがいなくなってしまう。そら、やばいわな、でもトムを探しているのはコルトだけだったのかな?だとすると理由を知ってるスタッフがいるって事かな?なんて違和感を感じながら鑑賞。探してるコルトが連続して襲われる、なぜ襲われるのか分からなかったが命懸けのアクションが、まるで撮影シーンの様で凄かった。一般人なら死んじゃう様なシーンでもガッチリ防御できてた。スタントマンて、すげ〜な。それにしてもジョディって何であんなに暴力振うんだろう。すごすぎない?ワンコなんて言葉を完全に理解して行動している。マジか。
ずっと楽しかったのが懐かしいKISSのヒット曲、ラヴィング・ユー・ベイビー。ハマってた。あれって思ったのが、日本刀、カラオケ、回転寿司。海外でもメジャーなんだな。
有名な俳優の名前や映画などリアルに出てきて、面白かった。
エンドロールかと思ってたら、撮影してた映画のメイキング。まるでこの映画じゃん。
アクションコメディとしてとても楽しかったです。
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