フォールガイのレビュー・感想・評価
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破茶滅茶スタントアクション&ラブ&サスペンス&コメディー❗️
吹替版を鑑賞。
80年代のテレビドラマシリーズ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」の映画化だが、主人公の名前と職業以外は全く共通していない(ドラマは熱心に観てはいなかったので、たぶん)。
様々な映画やドラマが引用されていて、笑えるほどではないがシャレている。
「600万ドルの男」でサイボーグパワーを使うときの効果音が一度だけ使われていて、おや?と思ったが、最後のほうで「600万ドルの男」主演のリー・メジャースがカメオ出演しているではないか!
思えば、「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」の主演も同じリー・メジャースだったのだ。ならば彼の横にいた高齢の女性もドラマ版の出演者だったのかな。
スタントマンのコルト・シーバス(ライアン・ゴズリング)は人気俳優トム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)のスタントダブルを担当していたが、撮影中に大怪我をして引退する。
かつての恋人ジョディ(エミリー・ブラント)が監督デビュー作として撮影中の映画のために、プロデューサーであるゲイル(ハンナ・ワディンガム)から復帰を要請され、シドニーの現場に行くのだが、そこで主演俳優のトムが消息不明であることが判明し、事件に巻き込まれていく展開だ。
スタントコーディネーターのダン(ウィンストン・デューク)、トムにこき使われているアシスタントのアルマ(ステファニー・スー)などが絡んで、破茶滅茶ドタバタの大騒ぎ。
アクションの配置バランスが良く、くだらない話の割りに飽きさせない。
スタントマンが主人公で映画のロケ地が舞台だから、アクションシーン撮影の様子が映し出されるのが嬉しい。
デヴィッド・リーチ監督はスタントマン出身らしく、スタントチームを引き立てるようなデフォルメを効果的に入れている。
海岸でのカーアクション撮影場面で、車の横転が8回転半したとスタントチームが大騒ぎをする。実際には『007/カジノ・ロワイヤル』(’06)でアストンマーティンを7回転させたのがギネス記録だったはずで、それを超えたという喜びだ。
CGでスタントマンの顔を俳優の顔に入れ替えるというのも、現実にどこまでそれを行っているのかという意味で興味深い。これが事件の伏線にもなっている。
シドニーのリゾート感とアーバンな雰囲気が楽しめるのも本作の魅力だ。
シドニー・オペラハウスの目の前のハーバーであの海上アクションを撮影したのだろうか…スタントの内容以上に驚きだ。
登場人物たちの掛け合いのテンポが良いのも楽しい。吹替版で正解だったと思う。
コルトとジョディは焼け木杭に火がつく関係だから、ロマンティック・コメディーの雰囲気もある。「画面分割」についてジョディがコルトに相談するシーンが特に気に入った。
エンドロールで撮影風景が映し出されるのも楽しいが、劇場では灯りがつくまで席を立つのは待ちましょう!
アクションシーンてんこ盛り映画
制作費が183億円(8/19のレート)、そして、ライアン・ゴズリングが主演ということで見に行きました。
スタントマンが主役の話なので、迫力あるアクションシーンが楽しめます。
これでもかって位に、アクションシーンが詰め込まれていたので、
4DXにすべきだったと少し後悔。
ストーリーは単純で、よくこのストーリーに183億円もぶっこんだもんだと思いました。ハリウッドのワイルドさにびっくりです。
映画のノリは軽くて、コメディ要素も入っています。
ただ、ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントは魅力的で、スクリーンの中で輝いていました。
魅力ある俳優は、観客をスクリーンに引き込む力がすごいと思います。
ストーリーにもう一捻りあったら、もっと評価の高い映画になっていたと思います。
えらそうにすみません。
thumbs up , flip the bird
懐かしい古さを感じる作劇に、スタントはじめ裏方への愛を載せて。
冒頭の長々とした説明モノローグには、ノリノリのロックナンバーと動きのある映像を添える。
王道ながら、退屈させずに惹き込む良い入りです。
全編通してBGMのテンションが高く、バカバカしい映像と相俟って非常に楽しい。
正直間延びしてた部分はあるし、話はもっとシンプルでよかったとは思う。
敵役が小悪党なのはいいが、阿呆すぎる面も。
コルトに罪を着せるには、死体(最低限、遺書や映像など)がないと成り立たないハズ。
なのにボートが爆発しただけで「終了」宣言をし、ニュースも死亡を報じてしまう。
証拠動画は顔だけすげ替えても音声が残るし、他にもやり口が杜撰だったり迂遠だったり…
まぁ、そこをツッコむ作品でもないか。
バリエーション豊かなアクションに、過剰なくらいの爆破、そして素晴らしい演技のワンコ。
メタ的な台詞や演出に、アクション、コメディ、恋愛、サスペンスなど盛り沢山。
ダンはともかくジョディまで強いし、アルマは走行中の車の運転手をボコボコにするハチャメチャ具合。
そして、メインどこだけでなく裏方のチームワークでもしっかり魅せる。
「でも最高のスタントマンだ」と言ってコルトを撃てないトムをサラッと描くのも好み。
(でも最後は爆破する。笑)
俗語としての意味から、最後は物理的に“フォールガイ”しちゃうのも洒落が効いてます。
エンドロールまで楽しく、これぞアメリカンムービーといった快作でした。
血がほとんど出ない、アクションは派手、パロディされている映画はミッ...
⭐︎4.6 / 5.0
フォールガイ=だまされやすく、利用しやすい人
スタントマンのコルトは、映画俳優のトム・ライダーの代役として、
数々のスタントをこなしてきたが、ある日大けがを負い、一線から退き、
恋人ジョディとも別れ、一人暮らしていた。
ある日、プロデューサーのゲイルからの電話の一報、映画の撮影現場に復帰。
それはかつての恋人ジョディが初めて監督を務める映画作品だったから。
ところが、ジョディはコルトが来ることを聞かされておらず、散々な扱い。
さらには、その映画の主演俳優でかつてよりスタントしてきたトムライダーが失踪。
そんなとき、ゲイルからコルトにある仕事を頼まれ、映画撮影の継続が危ぶまれる中、
さらに事件に巻き込まれていく。。。
予備知識もなく、映画鑑賞したけど、2024年6月に観た、
ジャッキーチェンの「ライドオン」同様、
スタントマンへのリスペクトたっぷりの作品だった。
スタントマンの人、すごいよね。
カーチェイス、ヘリコプター、火だるま、身体を張ったアクション、
自分なら何回死んでいるか笑
そのコルトをライアン・ゴズリングがやってくるのだから、素敵すぎる。
彼を観るのはたぶんララランド以来だが、ワイルドでかっこよかった。
元恋人で監督であるジョディは、エミリー・ブラント、
やっぱりきれいでかわいい、そして戦うと強いし笑
彼女の歌う、「Against all odds」(邦楽タイトル:見つめてほしい)、
懐かしすぎる。フィル・コリンズの顔が浮かび上がったよ笑
ところどころ、小ネタを挟み、笑わせてくれた。
影のMVPはあの犬かもしれないし笑
このフォールガイというタイトル、言葉には
直訳のまま「落ちるやつ」かと思いきや、
「だまされやすくて、利用しやすい人」という意味があるらしい。
たしかに落ちたし、だまされ、利用されていた笑
実写スタントこそ本物の映画だぜ!
「ブレット・トレイン」では500 miles(*)の流れるシーンで爆笑してしまいました
当て書きでしょうか?めっちゃセンス良すぎでしたね
今回は小気味よく繰り出してくるセンスの良いネタの連発に爆笑をこらえるのは無理でしょう
映画ネタや音楽ネタも細かくみじん切りにしてたっぷりとふりかけています
そして何よりも終始連続する狂気のウルトラスタントに絶句するでしょう
まさに映画はこんなありえない命がけの現場で創るから面白いんだぜと
声高に叫び今のCGアニメだらけの映画を暗に批判しています
私もCGを多用したVFXには辟易としておりそういった作品からは離れつつあります
エンドロールで全部本当にやったよという撮影シーンが流れます
やっぱりこんなのどうやって撮ったんだろうと言うのが
映画の大きな楽しみ方のひとつですよね
If you miss the train I'm on,
you will know that I am gone
You can hear the whistle blow a hundred miles,
A hundred miles, a hundred miles, a hundred miles, a hundred miles,
You can hear the whistle blow a hundred miles.
拙訳
もし僕が乗った列車に君が乗り損ねたら
君は僕が去ったことを知り
100マイル先の汽笛が聞こえるでしょう
ストーリーが回りくどい気がする
スタントマンの主人公がケガをして引退をしていたが
ある日プロデューサーに呼ばれて映画撮影に参加をすることになる
そして、実は俳優が行方不明になったので
主人公に探してほしいと頼まれる
そこから、俳優を探し出して
隠された思惑を暴いていくことになるが
そこに至るまでが回りくどく感じる
ドラッグのシーンあたりは必要なのか?
主人公は基本的にヒロインである映画監督に一途だが
なんとかく真実を知らなかったとしてもヒロインが冷徹に感じてしまう
船の爆発で生き残った主人公をボコボコにしてしまうシーンは
知らなかったとしてもやりすぎでは?と思った
実は行方不明になった俳優とプロデューサーがグルで
殺人の罪を主人公になすりつけるための計画だった
俳優はポストイットにスマホのパスワードを書いたままにしておくのは
ヤバいやつらを動かせるのに、へんなところは手抜きだな
後半のアクションシーンはよかったと思うが
犯人たちをスタントに巻き込んだりと
全体的に回りくどい要素が大きい
俳優がスタントマンに傲慢なのは
現実でもそうなのかなと思ったが
エンドロールを見るとこの映画でもスタントマンは頑張っているんだなと感じた
アクションと音楽がカッコよければ許せる
デビッド・リーチって監督はスタント出身だけあってアクションが小気味いい。「デッドプール」もそうだし「ブレット・トレイン」もアクションシーンにハラハラ・ワクワクしながら楽しんだことを覚えている。本作も撮影としてスタントしてるシーンと、物語として盛り込まれたアクションシーンの両方で楽しませてもらった。中盤のカーアクションなんか本作の代表的なシーンだっと思う。他にも、エミリー・ブラントとライアン・ゴズリングのアクションがガッツリあるとは思わなかったし、しかもそれが地味にカッコよかった(特にエミリー・ブラントが!)。
ちょっぴり強引な展開もあったりしたけど、全体的にスッキリする脚本も悪くない。もちろん深みなんかないけど、それでいい。本格的なアクションが多めのラブコメっぽい話だから。好きなんだからしかたないよな。劇中映画の「メタルストーム」のくだらない感じも笑えた。本当に作られたらつまらないって予想ができても絶対に観てしまうはず。
あと、個人的には音楽がとてもよかった。KISSとかAC/DC、THE DARKNESSが流れてきたのも楽しかったけど、カラオケのシーンでフィル・コリンズのあの曲のイントロが流れてきたときと、マイアミ・ヴァイスのテーマが流れたときは思わずニヤけてしまった。ヤン・ハマー懐かしいな!
全体的に映画愛に溢れた作りだった。映画のセリフを言い合ったりしてたし。期待通りに楽しい映画にしてくれて感謝しかない。デビッド・リーチ監督にはこれからも期待していきたい。
That's an Entertainment!
スタントマンバンザイ!
ツッコミどころはあれど、娯楽アクションとして大満足
ライアン・ゴズリングの髭姿は、ワイルドで魅力的でした。この映画は、映画そのものへの愛、スタントマンへのリスペクト、そして作品を作り上げるスタッフへの感謝がひしひしと感じられる作品でした。まるで映画愛好家へのラブレターのような、そんな温かい気持ちにさせてくれます。
確かにツッコミどころはいくつかありましたが、そこはかとないユーモアとして楽しむことができました。何より、テンポの良い展開と迫力満載のアクションシーンは、最後まで飽きさせません。眠気など感じさせない、まさに娯楽アクション映画として完成された作品ですね。特に、スタントマンたちを従えての最後のシーンは圧巻でした。彼らのプロ意識と、映画を作り上げる喜びが凝縮された、感動的なエンディングでした。
とんでもない高技術
とんでもない高技術だ。
膨大な予算と準備日数が必要なクライマックス用のスタントを多用、
劇伴も有名曲を編曲、それも多用、
現場あるある、バイオニック・ジェミーの効果音、名作会話の数々、
コアターゲットは映画館を好む層、
または映画好きの人たちに絞っているのかもしれない。
シナリオは、メインプロット、サブプロットで、
100分くらいでまとめると上記のコアファンは満足しない。
凄すぎるスタントを増量するには映画3本分くらいのストーリーが必要だ。
どうするか?
主演トム・ライダーとコルトの「フォールガイ」のメインプロット、
監督ブリー・ラーソンとライアン・ゴスリングの「メタルストーム」のサブプロット
(サブプロットといってもメインにプロット並みに太くして全体で2時間以上にする昨今の良作品の流れ)、
このスタントマンとしてのフォールガイ、
恋人としてのフォールガイ、
ダブルミーニングで、
ダブルプロットで巧妙に展開、
細かなサブプロットの敷き詰め方も隙がない。
通常の魅せ方の限界を突破する為に、
フォールガイらしいタフなチャレンジが必要な破綻ギリギリの構成だ。
そんなチャレンジをエンターテインメントに昇華させる、
ライアン・ゴズリングとブリー・ラーソンの芝居含め、
すべてがプロの高技術だ。
【蛇足】
ブリー・ラーソンが前半で、
カメラオペレーターとして使用するピーウィードリーは、
近年復活しつつある老機種でありながら、
その低い位置での撮影が可能な特性や優れた操作性で、
一部のDOPやグリップチームに未だに支持されている。
老機種にもかかわらず、
この機種が何度も登場することで、
ラーソンが高い技術力を持つスタッフや、
機材を選択しているという設定が、
観客に対して明示されている。
パンサーなどの多機能機種に押されている中で、
この選択が象徴するものは、
まさにフィルムでの製作とともに、
映画製作における彼女の確固たるビジョンとこだわりに他ならない。
【蛇足の蛇足】
シナリオの構成が仮にあくまでも仮に、
【序破急】や【起承転結】を定型とするのであれば、
昨今の流行は【急急急】や【起転転結】
もっというとマルチバースで【急A急a急B急b】や【転1転2】で、
圧倒するパターンが増加している。
これはシナリオというよりも、
エンターテインメント産業における映画そのものの、
終わりの始まり、
延命治療のようなものだ。
セブンイレブンは看板を替えれば延命可能だが、
映画館は変える看板が尽きている、
映画館そのものも構造上、
転用が不可能だ。
そうならないように一本でも多くの作品、
世界中のスター、ヒロイン、フォールガイを観ていたい。
ちなみに、
「蒲田行進曲」の英題は、
「Fall Guy」
しらんけどって言いたいけど、、、、
アクションラブコメディ💖
明るくて楽しい作品に気分爆上がりです!
主役のライアンとエミリーの恋愛感情って、とても繊細でキュートでおしゃれで胸が熱くなりました。そもそもエミリーに対して連絡を取らなくなった原因は、敵であるアーロンの仕組んだことですから、ライアンの愛情が曇っていたとは思えませんでした。だからこの二人がちゃんとハッピーエンドになることは想像できていましたが、そこに辿り着くまでの軌跡が長くて、切なかったです。しかし、やがていろんな誤解や企みを乗り越えて、二人が抱き合って美しいキスをするシーンにたどり着いた時、めちゃくちゃ泣けました(ヘリコプターからライアンが救命具の上に落ちて抱き合います)。まさにこの作品は観る人の感情を鷲掴みし、シンプルに上げたり下げたりしながら、最終の愛の結実に持っていくというストーリーは秀逸すぎます。そこに絡めるようにスタントマンの隠れた苦労や魅力を余すことなく表現しているところに、神がかり的な芸術性を感じました(スタントマンの皆様に最敬礼!)。そう考えると、創作物の一つである映画も本当に愛の塊なのかもしれないと思いました。また、個人的にはワンちゃんが最高。これがまた可愛くて賢い(クロードバンダムらしい?)。窮地に陥ったライアンたちを助けるシーンは最強の相棒?かもしれません(笑)。アクションが素晴らしくて、映画作りの裏側も見れて、恋愛感情を揺さぶる歌も聞けて、明るさと楽しさとユーモアと大人の愛がバランスよく盛り付けられた大皿の美食に、酷暑を吹き飛ばす元気をもらいました!感謝!
そりゃもう大騒ぎな楽しさ!
初っ端から音楽でテンション上げられ
アクションに腰が浮きまくり…LOVEの展開も
全てにおいてテンポが抜群にいい!
麦わら帽子のエミリー・ブラント&宇宙人の衣装を着たライアン・ゴズリングに萌え
ちょいちょい飛び出す映画の小ネタにクスクス笑い
サプライズ出演的な大暴れするあの方に拍手しちゃうし
楽し過ぎるエンドロールに別料金払ってもいいっ!
映画ファンとしてスタントマンの皆さんへのリスペクトが更に深まり心底感謝!
観賞後外に出ても激暑さをも感じないMAXの爽快感!
減点要素が一つも見つからないアクションラブコメディはまさに金メダル⭐️
あまりの面白さに今から3回目!行って参ります!
しばらくはフォール・ガイの感染から逃れられない私です
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