フォールガイのレビュー・感想・評価
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ケンからライアンへ
立ち上がりちょっと乗れない感じがあった。その要因は、メタルストームとは…?がしばらく点灯するのと、なんだこのチープな恋愛もの感は!というのとなんだけど、それも布石で、主役二人が個としての人間になるのと並行して、ストーリー展開も生き生きと、目が離せないものになっていく。そこのさじ加減がとてもうまい。名前を奪われ虐げられし者たちの爽快復讐アクション。/『バービー』のケンのその後、という感じで、強さゆえの無敵さから、痛みを告白できたところで名前を伴う個が回復されるのが面白い。考えてみれば、スタントというのは守られた中でその強さを発揮できるものであり、それがリアルの世界に引き摺り出されてから(と言ってもそれも『フォールガイ』という映画の中のことだが)虚構の強さが真の強さになるところが興味深い。傷ついていることを認めることとセットの強さ。エミリー・ブラントの方は、その裏という感じ。/最後に“FALLGUY STANT TEAM”のキャップをかぶってお話の内と外をメビウスの輪のように繋げるところもにくかったし、もっと言えば、劇中でスタントの顔がスタントとわかるように撮られていた(ライアン・ゴズリングじゃないよね、とわかるようになっていた)のも面白かった。私が最初に気づいたのは、トムの家に最初に忍び込むシーン。車のルーフの上から鉄の柱をグイグイ登る気持ちいいシーンがあるんだけど、それがワンカットになっていたところ。/映画ネタ満載なのも楽しかったし、最後のカメオもよかった!映画っていいなあ。いいものを見た。
『見つめて欲しい』、いい歌だわw
96回アカデミー賞でプレゼンターとして登場したライアン・ゴズリングとエミリー・ブラント。お互いの出演する『バービー』と『オッペンハイマー』をネタにして言い合いをする二人でしたが、勿論これは本作『フォール・ガイ』のプロモーションとしての演出。仲良く喧嘩している二人の様子に相性の良さを感じ、公開を楽しみにしていた一作です。本日、サービスデイのTOHOシネマズ日本橋、9時30分の回はそれなりの客入りです。
毎度満足度が高いデビッド・リーチ監督(或いは製作)作品。本作もトレーラーを観る限り間違いないだろうと思っていましたが、それでもやや高を括っていたところがあったことを告白します。観終わってみれば素晴らしいと言わざるを得ず、何なら終盤の怒涛の展開に興奮し、キメのシーンではあまりのカタルシスに目頭が熱くなりました。エンドクレジット映像まで最高すぎる演出で、観終わってもさらにいい余韻に浸れる一作です。
まず何といっても驚異のスタント。デビッド・リーチ自身のバックグラウンドであり、彼が創業者の一人である制作会社87North Productionsの「仕事」がこれでもかとばかり詰め込まれています。中でも本作中の「あるスタント」については実際のギネス記録を塗り替えたほど(その割に劇中ではアッサリ)。また別のスタントシーンでは、(劇中の)スタッフに(セリフで)「VFXでもいけますけど」なんて言わせておいても、当然に生身でガンガンいっちゃうところ、プロの凄み、そして根性を感じます。
また、要所要所で効果的に使われるサウンドトラックにアガります。或いは、映画に関係なく聴けばベタなセットリストに感じかねない選曲も、作品内におけるシーンと役者の演技に合わさった途端、笑えたり、泣けたり、曲と映像の相乗効果に思いのほか感情をもっていかれます。
そして言わずもがな、ライアン・ゴズリング&エミリー・ブラント!一見クールな印象の二人ですが、コメディもアクションもお手の物。リアルな俳優や作品を話題にしたセリフなど、映画愛溢れるまさに映画人たちのメタ構造作品である本作。さすがに第四の壁までは越えてこないものの、時折見え隠れする悪ノリに近いやり過ぎアクションも、この二人にかかると飽きずにずっと観ていられます。特にSっ気強めなジョディ(エミリー)はチャームに溢れていて、彼女のために何度もサムズアップで立ち向かうコルト(ライアン)に納得度高すぎです。また、この二人に絡んでしっかりコメディリリーフが際立つハンナ・ワディンガム、ウィンストン・デューク、ステファニー・スー等、ナイスなバイプレイも見逃せません。
アクションあり、ロマンスありでまさに大人が楽しめる本作。作り手たちの映画に対する強い愛も感じられる幸せを、出来れば是非劇場で観ていただくことお勧めです。
スタントシーンは派手だけど……
早口の台詞が続き、途中までは話が分かりづらく、かったるい。そのため、ド派手なスタントシーンの連続も、ハラハラしないし、面白くもない。
映画作りの裏側を見せてくれて、ハリウッドのスケールには息をのむ。しかし、手品の種をすべてばらされたようで、逆に冷めてしまった。
エミリー・ブラントは好きな女優さんだが、最後のほうの凶暴なシーンには、ゲッソリ。
思ったより面白かった
ドタバタ
アクション
でも、最後の映画のラッシュ?では主人公は別のごっつい人になっているんだよね。
この映画のフォールガイではなく。
撮り直し?AI合成?まあ、どうでもいいんですけどね。
ホント、面白かった。
エンドロールの途中で立たないで!損だよ!
スタントマンって凄い!って感じる映画
エンドロールの最後の最後まで見ないと損だよ。
ストーリーも面白くアクションも楽しく
結構気楽に楽しめた。
もっとハラハラ・ドキドキがあればよかった。
鯛焼の尻尾までアンコが詰まっている映画
とにかく初っ端から楽しい。
スタントマンが自分のスタント技術を生かして戦っていく姿も良いし、犯人捜しの推理サスペンスとしても良い。
そしてBGMが絶妙に古いポップスなのも良い。
とにかく最後の最後まで楽しい。
鯛焼の尻尾までアンコが詰まっている映画。
破茶滅茶スタントアクション&ラブ&サスペンス&コメディー❗️
吹替版を鑑賞。
80年代のテレビドラマシリーズ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」の映画化だが、主人公の名前と職業以外は全く共通していない(ドラマは熱心に観てはいなかったので、たぶん)。
様々な映画やドラマが引用されていて、笑えるほどではないがシャレている。
「600万ドルの男」でサイボーグパワーを使うときの効果音が一度だけ使われていて、おや?と思ったが、最後のほうで「600万ドルの男」主演のリー・メジャースがカメオ出演しているではないか!
思えば、「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」の主演も同じリー・メジャースだったのだ。ならば彼の横にいた高齢の女性もドラマ版の出演者だったのかな。
スタントマンのコルト・シーバス(ライアン・ゴズリング)は人気俳優トム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)のスタントダブルを担当していたが、撮影中に大怪我をして引退する。
かつての恋人ジョディ(エミリー・ブラント)が監督デビュー作として撮影中の映画のために、プロデューサーであるゲイル(ハンナ・ワディンガム)から復帰を要請され、シドニーの現場に行くのだが、そこで主演俳優のトムが消息不明であることが判明し、事件に巻き込まれていく展開だ。
スタントコーディネーターのダン(ウィンストン・デューク)、トムにこき使われているアシスタントのアルマ(ステファニー・スー)などが絡んで、破茶滅茶ドタバタの大騒ぎ。
アクションの配置バランスが良く、くだらない話の割りに飽きさせない。
スタントマンが主人公で映画のロケ地が舞台だから、アクションシーン撮影の様子が映し出されるのが嬉しい。
デヴィッド・リーチ監督はスタントマン出身らしく、スタントチームを引き立てるようなデフォルメを効果的に入れている。
海岸でのカーアクション撮影場面で、車の横転が8回転半したとスタントチームが大騒ぎをする。実際には『007/カジノ・ロワイヤル』(’06)でアストンマーティンを7回転させたのがギネス記録だったはずで、それを超えたという喜びだ。
CGでスタントマンの顔を俳優の顔に入れ替えるというのも、現実にどこまでそれを行っているのかという意味で興味深い。これが事件の伏線にもなっている。
シドニーのリゾート感とアーバンな雰囲気が楽しめるのも本作の魅力だ。
シドニー・オペラハウスの目の前のハーバーであの海上アクションを撮影したのだろうか…スタントの内容以上に驚きだ。
登場人物たちの掛け合いのテンポが良いのも楽しい。吹替版で正解だったと思う。
コルトとジョディは焼け木杭に火がつく関係だから、ロマンティック・コメディーの雰囲気もある。「画面分割」についてジョディがコルトに相談するシーンが特に気に入った。
エンドロールで撮影風景が映し出されるのも楽しいが、劇場では灯りがつくまで席を立つのは待ちましょう!
アクションシーンてんこ盛り映画
制作費が183億円(8/19のレート)、そして、ライアン・ゴズリングが主演ということで見に行きました。
スタントマンが主役の話なので、迫力あるアクションシーンが楽しめます。
これでもかって位に、アクションシーンが詰め込まれていたので、
4DXにすべきだったと少し後悔。
ストーリーは単純で、よくこのストーリーに183億円もぶっこんだもんだと思いました。ハリウッドのワイルドさにびっくりです。
映画のノリは軽くて、コメディ要素も入っています。
ただ、ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントは魅力的で、スクリーンの中で輝いていました。
魅力ある俳優は、観客をスクリーンに引き込む力がすごいと思います。
ストーリーにもう一捻りあったら、もっと評価の高い映画になっていたと思います。
えらそうにすみません。
thumbs up , flip the bird
懐かしい古さを感じる作劇に、スタントはじめ裏方への愛を載せて。
冒頭の長々とした説明モノローグには、ノリノリのロックナンバーと動きのある映像を添える。
王道ながら、退屈させずに惹き込む良い入りです。
全編通してBGMのテンションが高く、バカバカしい映像と相俟って非常に楽しい。
正直間延びしてた部分はあるし、話はもっとシンプルでよかったとは思う。
敵役が小悪党なのはいいが、阿呆すぎる面も。
コルトに罪を着せるには、死体(最低限、遺書や映像など)がないと成り立たないハズ。
なのにボートが爆発しただけで「終了」宣言をし、ニュースも死亡を報じてしまう。
証拠動画は顔だけすげ替えても音声が残るし、他にもやり口が杜撰だったり迂遠だったり…
まぁ、そこをツッコむ作品でもないか。
バリエーション豊かなアクションに、過剰なくらいの爆破、そして素晴らしい演技のワンコ。
メタ的な台詞や演出に、アクション、コメディ、恋愛、サスペンスなど盛り沢山。
ダンはともかくジョディまで強いし、アルマは走行中の車の運転手をボコボコにするハチャメチャ具合。
そして、メインどこだけでなく裏方のチームワークでもしっかり魅せる。
「でも最高のスタントマンだ」と言ってコルトを撃てないトムをサラッと描くのも好み。
(でも最後は爆破する。笑)
俗語としての意味から、最後は物理的に“フォールガイ”しちゃうのも洒落が効いてます。
エンドロールまで楽しく、これぞアメリカンムービーといった快作でした。
血がほとんど出ない、アクションは派手、パロディされている映画はミッ...
血がほとんど出ない、アクションは派手、パロディされている映画はミッション:インポッシブル、DUNE、マッドマックス、ストーリーは単純で文句なし。
この映画の要素から北米メインの大衆むけに作られた優れた映画だと思います。
アクションシーンのメイキングが特に好きでした。あれだけで、2時間みたいですね。
構図力などはもうちょっと欲しい感じでしたが、全体的に文句はないです。
隙がなく、誰でも楽しめる映画ですね。
デートなんかにいいじゃない?
あとライアンゴ ズリングは「顔はいいけどモテない男」の役多くない?面白いからいいけど。
⭐︎4.6 / 5.0
8月19日(月) @映画館
フォールガイ
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見応えあり!これでもかってぐらい物壊しまくりで息つく暇なし😳見終わったらお揃いの水着でスパイシーマルゲリータだねw
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#movie 🎬2024
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フォールガイ=だまされやすく、利用しやすい人
スタントマンのコルトは、映画俳優のトム・ライダーの代役として、
数々のスタントをこなしてきたが、ある日大けがを負い、一線から退き、
恋人ジョディとも別れ、一人暮らしていた。
ある日、プロデューサーのゲイルからの電話の一報、映画の撮影現場に復帰。
それはかつての恋人ジョディが初めて監督を務める映画作品だったから。
ところが、ジョディはコルトが来ることを聞かされておらず、散々な扱い。
さらには、その映画の主演俳優でかつてよりスタントしてきたトムライダーが失踪。
そんなとき、ゲイルからコルトにある仕事を頼まれ、映画撮影の継続が危ぶまれる中、
さらに事件に巻き込まれていく。。。
予備知識もなく、映画鑑賞したけど、2024年6月に観た、
ジャッキーチェンの「ライドオン」同様、
スタントマンへのリスペクトたっぷりの作品だった。
スタントマンの人、すごいよね。
カーチェイス、ヘリコプター、火だるま、身体を張ったアクション、
自分なら何回死んでいるか笑
そのコルトをライアン・ゴズリングがやってくるのだから、素敵すぎる。
彼を観るのはたぶんララランド以来だが、ワイルドでかっこよかった。
元恋人で監督であるジョディは、エミリー・ブラント、
やっぱりきれいでかわいい、そして戦うと強いし笑
彼女の歌う、「Against all odds」(邦楽タイトル:見つめてほしい)、
懐かしすぎる。フィル・コリンズの顔が浮かび上がったよ笑
ところどころ、小ネタを挟み、笑わせてくれた。
影のMVPはあの犬かもしれないし笑
このフォールガイというタイトル、言葉には
直訳のまま「落ちるやつ」かと思いきや、
「だまされやすくて、利用しやすい人」という意味があるらしい。
たしかに落ちたし、だまされ、利用されていた笑
実写スタントこそ本物の映画だぜ!
「ブレット・トレイン」では500 miles(*)の流れるシーンで爆笑してしまいました
当て書きでしょうか?めっちゃセンス良すぎでしたね
今回は小気味よく繰り出してくるセンスの良いネタの連発に爆笑をこらえるのは無理でしょう
映画ネタや音楽ネタも細かくみじん切りにしてたっぷりとふりかけています
そして何よりも終始連続する狂気のウルトラスタントに絶句するでしょう
まさに映画はこんなありえない命がけの現場で創るから面白いんだぜと
声高に叫び今のCGアニメだらけの映画を暗に批判しています
私もCGを多用したVFXには辟易としておりそういった作品からは離れつつあります
エンドロールで全部本当にやったよという撮影シーンが流れます
やっぱりこんなのどうやって撮ったんだろうと言うのが
映画の大きな楽しみ方のひとつですよね
If you miss the train I'm on,
you will know that I am gone
You can hear the whistle blow a hundred miles,
A hundred miles, a hundred miles, a hundred miles, a hundred miles,
You can hear the whistle blow a hundred miles.
拙訳
もし僕が乗った列車に君が乗り損ねたら
君は僕が去ったことを知り
100マイル先の汽笛が聞こえるでしょう
ストーリーが回りくどい気がする
スタントマンの主人公がケガをして引退をしていたが
ある日プロデューサーに呼ばれて映画撮影に参加をすることになる
そして、実は俳優が行方不明になったので
主人公に探してほしいと頼まれる
そこから、俳優を探し出して
隠された思惑を暴いていくことになるが
そこに至るまでが回りくどく感じる
ドラッグのシーンあたりは必要なのか?
主人公は基本的にヒロインである映画監督に一途だが
なんとかく真実を知らなかったとしてもヒロインが冷徹に感じてしまう
船の爆発で生き残った主人公をボコボコにしてしまうシーンは
知らなかったとしてもやりすぎでは?と思った
実は行方不明になった俳優とプロデューサーがグルで
殺人の罪を主人公になすりつけるための計画だった
俳優はポストイットにスマホのパスワードを書いたままにしておくのは
ヤバいやつらを動かせるのに、へんなところは手抜きだな
後半のアクションシーンはよかったと思うが
犯人たちをスタントに巻き込んだりと
全体的に回りくどい要素が大きい
俳優がスタントマンに傲慢なのは
現実でもそうなのかなと思ったが
エンドロールを見るとこの映画でもスタントマンは頑張っているんだなと感じた
アクションと音楽がカッコよければ許せる
デビッド・リーチって監督はスタント出身だけあってアクションが小気味いい。「デッドプール」もそうだし「ブレット・トレイン」もアクションシーンにハラハラ・ワクワクしながら楽しんだことを覚えている。本作も撮影としてスタントしてるシーンと、物語として盛り込まれたアクションシーンの両方で楽しませてもらった。中盤のカーアクションなんか本作の代表的なシーンだっと思う。他にも、エミリー・ブラントとライアン・ゴズリングのアクションがガッツリあるとは思わなかったし、しかもそれが地味にカッコよかった(特にエミリー・ブラントが!)。
ちょっぴり強引な展開もあったりしたけど、全体的にスッキリする脚本も悪くない。もちろん深みなんかないけど、それでいい。本格的なアクションが多めのラブコメっぽい話だから。好きなんだからしかたないよな。劇中映画の「メタルストーム」のくだらない感じも笑えた。本当に作られたらつまらないって予想ができても絶対に観てしまうはず。
あと、個人的には音楽がとてもよかった。KISSとかAC/DC、THE DARKNESSが流れてきたのも楽しかったけど、カラオケのシーンでフィル・コリンズのあの曲のイントロが流れてきたときと、マイアミ・ヴァイスのテーマが流れたときは思わずニヤけてしまった。ヤン・ハマー懐かしいな!
全体的に映画愛に溢れた作りだった。映画のセリフを言い合ったりしてたし。期待通りに楽しい映画にしてくれて感謝しかない。デビッド・リーチ監督にはこれからも期待していきたい。
That's an Entertainment!
頭を空っぽにして、ただ、大アクションを観てワクワクし、ノリの良い曲に身体を揺すぶられ、お洒落なjoke満載のセリフにニンマリ!!
ライアン・ゴズリングは、間違いなくカッコいいし、エミリー・ブラントは、チャーミング🩷
“残暑御見舞申し上げます”☺️って笑顔になれる作品ネ゙💫
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