「元ネタ80年代のTVドラマは全く知らなかった(600万ドルの男主演❗️)」フォールガイ かぼさんの映画レビュー(感想・評価)
元ネタ80年代のTVドラマは全く知らなかった(600万ドルの男主演❗️)
デビッド・リーチ監督作で、ライアン・ゴスリング主演となれば気になるし、お気に入りのアーロン・テイラー=ジョンソンが出てるとなれば、見逃すまいと鑑賞。
さすがリーチ監督、スタント愛に溢れた映画で、なんか撮影現場が楽しそうな感じでした。
スタント愛に溢れてるクセに、本当にギネス記録になった8回転半の車の横転シーンに、別撮りのゴスリングの回転してるアップを入れるおバカなセンスは凄く好きです。
普通ならこれ見よがしなスローで複数の別アングルのショットを繋いだ横転シーンのみ見せて、ほら凄いでしょって感じになるとこで、単純な回転軸で実車の回転軸とは違うゴスリングのショットを混ぜるのは、アホやと思わず呟きそうになりました。
劇中で撮影中のセンスのカケラも無いSFアクション映画(メタルストーム、実在する80年代B級大コケ映画)のリメイク?を撮ってるエミリー・ブラントの不憫さも可笑しい。
証拠の自供の録れてる箱(何アレ、弁当箱サイズの外付HHD❓)の奪い合いとかおバカ(褒めてます)で楽しい。
ただ何も脚本の粗さまで再現することはないやろ、正に80年代のチープな筋書きでまさか現場で書いてないやろなって感じでした。
まあスタントの準備考えたらそれは無いか?
ベタな展開だけど、車の中で涙ぐむゴズリングとか、演出のフリして拡声器で執拗にゴズリングを責めるブラント監督とか、オマケのアーロン・テイラー=ジョンソンのオチとか観るとデビッド・リーチにデップー& ウルヴィー撮って欲しかったなぁ〜と。
劇中映画はサプライズでジェイソン・モモアが主役の代役を務めて完成する訳ですが、個人的好みの配役はアーロンがゴズリングの役で、アーロンの役がモモア、ゴズリングがモモアの方が良いですわ。