水深ゼロメートルからのレビュー・感想・評価
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まぁ、青春ならではの悩み?
のんびり夏休みの青春群像劇かなと思いきや、後半からジェンダーやアイデンティティの問題が会話に入ったり、真面目とお調子ものと不真面目と外野というそれぞれの立ち位置もコントラストが良かったし、出演してる俳優さんたちで見聞きした人はいなかったけど、それもあいまってフレッシュな感じを受けた。
強いて言えば、もうちょい、映像として、それぞれの人となりが浮き彫りになるような撮り方や心象風景などを入れるのがあってもいいのかもとは思ったけど、まぁこれはこれで満足
全く合わず
きついこと書いてます。関係者が読んだら気を悪くするかもしれませんが失礼します。
色んな理由が挙げられるが、一言で言って合わなかった。冒頭の踊りの所作は美しく期待させるものの、近くにいる友人に声を掛ける水泳部女子の発声がでかすぎるところから始まり、掃除を一向に始めようとしないヤツ、それを注意もしないヤツ、掃除の効率も明らかに悪い。テーマの一つはジェンダーだし生理のきつさとか解らないおっさんで恐縮ですが、配役の心境や背景とは関係ないレベルですでに我慢ならんのでした。さっき掃いたところが次のカットでまた砂があるような制作側の問題も気になった。生理がきつくて横になるのも日光の下のベンチって、これはリアリティあるの?補習で工事直前のプールを掃除させるって、これは思いやりじゃなくてシゴキですね。
高校生が書いた高校演劇としてであれば視点もスジも表現も含めて面白かったのかもしれないが、ロング中心の各シーンも間延びが気になったし、傑作も生んでいるプロが関わった映画としては制作レベルに納得がいかなかった。
ラスト、雨が降ってきてダンスを始めてストップモーション。このシーンだけが妙に映画的で、この線で冒頭から再構成するチャンスはあったはず、それであれば本来伝えたかったこともおっさんにも伝わったのではと思った次第。
比べちゃいかんのだけど
高校演劇という事以外は無関係とはいえ『アルプススタンドのはしの方』に続くなんて謳われたら、ハードルを上げてしまうもので。
出だしは演劇っぽく始まり、水のないプールの砂掃除という設定に面白くなるかと期待していたけれど、男だからか、おっさんだからかあまり共感できず、ココロとチヅルにちょっとイラッときてしまった。
高校生の不安定なモヤモヤした感は良いのだけど、中盤のジェンダー論的な展開にうーん。
辛辣どころではない言葉を浴びせられた後に、何事もなかったかのように接しているのも分からん。
『アルプススタンドのはしの方』が面白かったから、
なんだか期待したほどではなかったかなと思ったけど、ラストのミクはカッコよかった。
苦行でした
カタルシス?
雰囲気はいいがもうひと工夫ほしかった
高校の舞台劇を映画化した作品といえば「アルプススタンドのはしの方」を思い出すし、あの面白さを期待してしまう。
水の入っていないプールの掃除を命じられた女子高校生2人と、途中参加してきた水泳部の2人が気だるそうにわちゃわちゃする会話劇。夏休みの高校、真剣に取り組んでいること、好きだからこそ負けたくない気持ち、どれもかけがえのないものが描かれていた気がする。
ところがつまらないわけではないけど、あまり面白いとは思えなかった。一つにはココロをことを最後まで好きになれなかったことが大きい。掃除しろよ!と。彼女が掃除をしない理由として語る、女性として抱える問題や生きづらさが薄っぺらかったし。自分がやりたくない仕事を、筋の通らない理由をつけて断ろうとする職場の女性を連想してちょっとイラッとしてしまった。
あと、それぞれの登場人物に何か変化が起こって終わっていくのを期待していたが、そうではなかったことも大きい(多少の変化はあったのだが)。彼女たちの関係性に変化があったようにも思えないし。これは完全に個人的な好みの問題だけど。
これ、高校生が演じる舞台として観ていたら印象が違っていた気もする。映画として面白くなるにはもうひと工夫ほしかった。
ポスターは観たいって思わせる
ポカリ美少女 仲吉玲亜 見参!
もう忘れた感情とずっと理解できないもの
補習はプール掃除。
ジェンダーギャップに悩む女子高生
それなりに共感できましたが、女子高生の悩みが現代っぽくないなと思ってしまった。
今の女子高生って化粧なんて小学生高学年くらいからYouTubeで勉強してるので、中学生くらいからナチュラルメイクしてますよね。
化粧を意識しない女子高生に違和感を感じましたが、田舎の子は純粋なのかな。
男女平等が叫ばれて、それ以前の男は男らしく、女は女らしくの教育を全く知らない世代は
男女の性差を過剰に疑問に感じたり、理不尽に思ったりするのかもしれない。
チヅルが水泳の才能があるのに、水泳を辞めようと思ったのは、どうせインターハイに出たとしても、それはしょせん女子の中での話。水泳なんてやってない野球部の男子に負けるのにインターハイに出たとしても意味はないって感じたからだろうか。
確かに中学生までは女子の方が成長が早くて勝っていたのに、高校生になって体力的にどんどん追い越されていく感覚は世代を超えた女子の悩みな気がしますね。
ただクスノキ君はいいけど、たぶん他の野球部のメンバーの多くがチヅルに勝てないし、帰宅部の男子なんて相手にもならない。
女子に負ける男子の気持ちはもっと辛いと思う。
激しい雨
二匹目のドジョウは難しい
《アルプススタンドのはしの方》がヒットしたから、高校演劇でもう一発いってみようということだったのかな。
これたぶん、元の戯曲も《アルプススタンドのはしの方》の方がいいね。
序盤からすごく面白く観ていけるんだけど、クライマックスの「JKなめんな」の前あたりがテーマを叫んでる感じでヌルく思えちゃうんだよね。
そこまでは、うまくテーマを後ろに置きながら進んでるのに。
序盤の入り方はうまいね。「なんか偶然集まったのかな?」と思うと、実はクラスメートで互いに面識あるんだって分かったり。
舞台でみたら「なんかまた出てきたぞ」って感じで面白かったろうな。
そして映画化が厳しかったところは、これ、プールのワンシチュエーションで完成してるんだよね。そこだけでやるから、むしろ意味があるような。
映画化にあたってプール以外のシーンもつくってるけど、ほぼ効いてない。
先生の怒り方なんか突然すぎるし意味ないしね。
そんなわけで、高校演劇の映画化は面白いからまたやって欲しいね。脚本はやっぱり普通の作品に比べたらしっかりしてると思うの。
しかし「二匹目のドジョウを狙ったな」っていう商業的な打算がみえちゃうと観る意欲がダダ下がりするので、そこはうまく隠して欲しいな。
らしさが滲み出ていました、内容は。
プール掃除はつらいよ‼️
中身と方法があってない気がする
期待度○鑑賞後の満足度○ 「ここで?」「ここから」『水深ゼロメートルから』…やっぱり青春ってよろしなぁ…題名の意味が水の無いプールの底からの視点(最初は水面からの視点の意味かと思た)というのが面白い。
等身大の女子高校生がわかるかも
高校2年の夏休み、体育の特別補習としてプールの掃除を指示される。学校生活や恋愛、メイクなど何気ない会話を交わすうちに、女子高校生たちの悩みが溢れ出し、それぞれの思いが交差していく、青春群像劇。
自分が高校生の時って、こんなにも彼女たちのように悩んでいたかな。もう、思い出せないほど昔のことだけど、懐かしい匂いがする映画です。
ストーリー的には特に事件が起こるわけではないけれど、だからこそ日常の彼女たちの会話は偽りのない心の声のように思う。でも、彼女たちの本音を理解するのは難しい。もう一度観たくなる映画です。
登場する俳優の皆さん(清田みくりさんは特に)は青い青い空と眩しいくらいの日差しの下、皆さんキラキラ輝いてました。
プールの底に砂、あんなにたまるかなぁ。掃除しずらそう。
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